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国産初のクレーンゲーム機の後継「クラウン603」が約60年ぶりに稼働! タイトーが11月6日から展示

クラウン603の発見から仕上げまでの11工程を示す写真一覧

株式会社タイトーは10月30日、国産初のクレーンゲーム機とされる「クラウン602」の全国捜索プロジェクトで発見した後継機「クラウン603」を、技術サポート部門のTAITOTECH(タイトーテック)が完全稼働の状態に復元したと発表しました。

「クラウン602」は1965年に発表された機種です。なお、1965年には国産クレーンゲーム機が複数種発売されたと言われています。

「クラウン602」捜索で見つかった後継機

タイトーは、日本のアーケードゲーム文化のルーツと技術資産を継承するため、2025年秋から「クラウン602」の情報提供を呼びかける全国捜索プロジェクトを展開してきました。寄せられた情報やメッセージは4,400件を超えたとのことです。

2026年3月には、「クラウン602」そのものの発見には至らなかったものの、直系の後継モデルにあたる「クラウン603」の現存個体を発見し、入手しました。

製造から約60年、分解と修繕で再び稼働

「クラウン603」は、TAITOTECHによって分解できる箇所を分解し、内部を確認したうえで修繕され、再び動く状態になりました。古いゲーム機を廃棄せず、可能な限り修繕して動かす取り組みは、貴重な筐体を残すだけでなく、技術を次世代へ伝える機会にもなったとのことです。

TAITOTECHの担当者は「クラウン603が再び動いた瞬間は、約60年分の時間が一気につながったように感じました」とコメントしています。

さらに「分解できる箇所は分解し、内部を確認し、修繕する。その積み重ねによって、ようやく本来の動きを取り戻すことができました」とも述べています。

電気系統・制御回路の整備

経年劣化が進んだ配線および配電回路は、安全面と耐久性に配慮して再構築されました。これにより、コイン投入からプレイ終了までの一連の動作が復元されています。

キャビネットおよび装飾のレストア

木製キャビネットやアクリル装飾の傷も修復されました。稼働当時の佇まいと、ノスタルジックな動作音を取り戻したとのことです。

TAITOTECHのサポート体制

TAITOTECHは、全国のアミューズメント施設やオペレーター向けに、最新機器からレトロ筐体まで保守サポートを提供する部門です。法人向けWEBポータルサイト「TAITOTECH」では、パーツ販売やトラブルシューティングなどのサポートが行われています。

今後は各種イベントで展示予定

完全稼働した「クラウン603」は、クレーンゲームの歴史を伝える自社アーカイブ資産として保管されます。今後は各種イベントや展示会などで、特別お披露目が予定されています。

最初の展示は、11月6日、7日に開催される「AMUSEMENT EXPO2026」のタイトーブースで行われる予定です。

※「TAITO」、「TAITO ロゴ」および「TAITOTECH」は、日本およびその他の国における株式会社タイトーの商標または登録商標です。
※その他、記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

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