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パーキンソン病向けアプリ『olne』Ver.3.0公開! 家族と記録を共有できる「みまもり」機能を新搭載

olne大型アップデート版公開の告知。ソファでスマホを使う高齢女性と通勤中の女性

MovoMind株式会社は11月4日、パーキンソン病とともに生きる人向けのデジタルコンパニオン・アプリ『olne(おるね)』の大型アップデート版(Ver.3.0)を公開したと発表しました。7月の本格スタートから約3か月のあいだに、患者や家族から寄せられた声をもとに開発されたアップデートです。

中心となるのは、家族などのサポーターが本人の共有許可した記録を確認できる「みまもり」機能と、困ったときに連携先のサポーターへ知らせる「SOS」機能です。あわせて「PDFレポート」「ホーム画面ウィジェット」の追加やスタンプの拡充も行われました。

アップデートの背景

パーキンソン病は1日に複数回の服薬が必要で、時間帯によって症状が変わる疾患です。同社によると、離れて暮らす家族は本人の様子を気にかけながらも毎回たずねることをためらい、本人も「心配をかけたくない」「どこまで伝えるかは自分で決めたい」という思いを抱えているとのことです。

『olne』はこれまで、体内時計に基づいて「やること」を適切な時間帯に提示し、服薬・運動・体調をひと押しで記録できる機能を中心に提供されてきました。今回はその記録を、本人の意思のもとで家族やサポーターと共有できるようにしたものです。

アプリ内のコミュニティや個別メッセージには、「離れて暮らす家族にも無理なく状態を伝えたい」「短い診察時間では症状の波をうまく説明できない」「手が震えて文字を打ちにくい日は返事ができない」といった声が寄せられていたそうです。「みまもり」「PDFレポート」「スタンプの拡充」は、これらを受けて企画・開発されました。

「みまもり」機能とSOS機能

本人が選んだ記録だけを共有する「みまもり」

サポーターは、本人が発行した招待コードで連携すると、専用のホーム画面から共有を許可された記録を閲覧できます。閲覧できるのは服薬、体調(ON/OFF)、症状、睡眠などの記録です。

共有する項目はサポーターごとに本人が選択でき、いつでも変更・解除が可能です。

位置情報も伝えられる「SOS」

困ったときに連携先のサポーターへ知らせる「SOS」機能も搭載されました。端末の位置情報が取得できた場合は現在地もあわせて伝えられ、受信したサポーターは対応状況を本人に知らせられます。

SOSは、通信環境や通知設定、位置情報の取得状況によって届かない場合があります。緊急を要する場合は、119番などの緊急通報を利用するよう案内されています。

診察で使えるPDFレポート

「気づき」画面から期間を指定すると、症状・服薬・睡眠などの記録をまとめたPDFレポートを出力・保存できるようになりました。

通院前に直近の記録をまとめて主治医に提示するなど、「記憶ではなく記録で伝える」用途が想定されています。

スタンプを200種類超へ拡充

コミュニティ(グループでの交流や友だちとのメッセージ)で使えるスタンプは、200種類超に大幅拡充されました。グループの投稿への返信にも、スタンプを使えるようになっています。

あわせて、パーキンソン病当事者でイラストレーターのdokukinokoさんと共同制作したオリジナルスタンプの提供も始まりました。症状の波を「おばけ」にたとえ、「おばけが来た!」「お化け、消えて〜」と、言いにくい不調をひと押しで仲間に伝えられる内容です。

同社は、当事者のクリエイターが参画してともにサービスをつくる取り組みを、今後も拡充していく考えを示しています。

ホーム画面ウィジェットとアイテムストア

iOS・Androidのホーム画面に置けるウィジェットは全9種類で、アプリを開かずに次の「やること」や服薬を確認できます。

また、アバターフレームや起床アラーム音など、見た目や音を好みに合わせられるアイテムストアも設けられました。スタンプはアイテムストアで、ポイントを利用して取得できます。

今後の展開とHealthtech Summit 2026のノミネート

同社は今後、11月2日に提供を開始した新極真会の協力による運動コンテンツ「空手をやってみる」をはじめ、患者会・運動団体・医療機関との連携を広げていく方針です。

また、運営元のMovoMind株式会社は、医療・ヘルスケア分野のカンファレンス「Healthtech Summit 2026」のスタートアップ投票にノミネートされています。12月7日の決勝ピッチに進出するスタートアップを決める投票で、期間は11月6日までです。

投票ページでメールアドレスを入力し、一覧から「27. MovoMind株式会社」を選択して送信する流れとなっています。

『olne』の概要

『olne』は、体内時計(サーカディアンリズム)に基づいて「やること」を提示し、服薬・運動・体調をひと押しで記録できる「整える」機能を備えています。医師監修の基礎知識や患者の体験談に触れられる「知る」機能、同じ病気の仲間や患者会・活動団体とつながれる「つながる」機能も用意されています。

大阪大学大学院医学系研究科 神経内科学講座と東京大学発スタートアップの共同研究から生まれたアプリで、基本機能は無料で利用できます。App StoreおよびGoogle Playで配信中です。

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