

ハーモニックインサイト合同会社(屋号:HARMONIC insight)は2026年8月17日、環境構築が一切不要な無料のPython学習プラットフォームを公開したと発表しました。
ブラウザで使える「学習センター」、スマートフォンアプリ、解説動画はいずれも無料で、登録なしでその場でコードを書いて実行できます。学んだ内容を仕事へつなげる段階では、Windows版『InsightPy』がExcel処理や業務の自動化を担うとのことです。
背景にある高校「情報I」の必修化
同社によると、高校では2022年度から「情報I」が必履修となり、2026年1月の大学入学共通テストでは「情報」に30万人を超える受験者があったとのことです(大学入試センター)。
対象は在学中の高校生だけでなく、通信制高校・サポート校の生徒、学び直しを行う社会人にも広がっているとのことです。高等学校卒業程度認定試験でも、令和8年度第1回試験から「情報」が試験科目に追加されており、第2回試験は11月7日・8日、出願は9月11日までとされています(文部科学省)。
学校のパソコンやChromebookは導入に制限がかかることが多く、自宅にパソコンがない生徒もいることが、学習を始める際の壁になっているとのことです。
Pythonが選ばれる理由と学習が続かない要因
同社は、生成AI(ChatGPT・Claude等)に業務の自動化やデータ処理を依頼した際に返ってくるコードの多くがPythonであるため、AIが書いたPythonを「読めて・直せて・任せられる」力が重要になっていると説明しています。
一方でPython学習には、環境構築の手間、読むだけでは手が動かないこと、繰り返し戻れる環境が必要なこと、学んだ内容を業務につなげる導線がないことという課題があるとのことです。
環境構築不要で使える3つの無料学習コンテンツ
学習センター(ブラウザ完結・78レッスン)
「情報I」の主要な単元に対応する7章71レッスンに、発展の1章をくわえた全78レッスンが、インストール不要・登録不要・無料で提供されています。解説を読み、その場でコードを書いて実行し、自動採点まで1画面で完結する仕組みで、校内のネットワーク設定によっては学校PCやChromebookのブラウザからも利用できるとのことです。

文部科学省が公表した「情報」のサンプル問題について、出題範囲を大問ごとに分解し、78レッスンのどれが対応するかをまとめた対策ページも公開されています。
- 学習センター:https://python.h-insight.jp/learn?utm_source=prtimes&utm_medium=pr&utm_campaign=insightpy-launch&utm_content=learn
- 高卒認定「情報」対策ページ:https://python.h-insight.jp/joho?utm_source=prtimes&utm_medium=pr&utm_campaign=insightpy-launch&utm_content=joho
スマートフォンアプリ(iPhone / iPad・Android対応)
iPhone / iPad・Androidに対応した無料アプリで、「情報I」の主要な単元に対応する71レッスンが収録されています。本物のPythonインタプリタを内蔵しているため、ネット接続がなくても書いたコードがそのまま動くとのことです。



- iPhone / iPad:https://apps.apple.com/jp/app/insightpy/id6794788169
- Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.harmonic.insightpy
解説動画(YouTube・78本)
「ゼロからのPython」と題した解説動画が無料で公開されており、78レッスンすべてにYouTubeの解説動画が1本ずつ対応しています。

(ゼロからのPython 解説動画プレイリスト)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLNRJjBdJUVN0
書籍で学ぶPython学習教材
新刊『スマホではじめる 高校「情報I」プログラミング』を3日間無料公開
プラットフォームの公開にあわせ、新刊『スマホではじめる 高校「情報I」プログラミング ─ パソコン不要。スマホで動かして覚えるPython』(「スマホではじめるシリーズ」第1巻)が2026年8月17日16時00分から8月20日15時59分まで(日本時間)無料公開される予定です。

無料期間終了後の価格は980円で、Kindle Unlimitedの読み放題対象とのことです。
内容は変数・くり返し・条件分岐といった基礎から、「1万人にガチャを引かせて、確率を自分で数える」シミュレーションまでを扱い、パソコンを一度も使わずスマートフォンだけで学べるとのことです。高校生だけでなく、学び直しの大人やRPA・ローコードを始めたい方も対象とされています。
書籍シリーズ「書かない時代のPython」(全4巻)
入門、自動化レシピ、データ分析、AI×Pythonの全4巻からなる既存の書籍シリーズも、実務の題材で手元に置いて学べる教材として案内されています。
Windows版「InsightPy」で学んだPythonを業務に活かす
学習が進み、自分のPCにある実際のExcelを処理したい、毎朝の作業を自動で回したいという段階になると、Windows版『InsightPy』が受け皿になるとのことです。
環境構築なしで使えるPython実行環境
Python 3.12ランタイムが同梱されており、パスの設定やパッケージ管理の知識がなくても、起動した瞬間からコードを実行できるとのことです。openpyxl(Excel)、pandas(データ分析)、Selenium(Web操作)、pywinauto(Windowsアプリ操作)など業務でよく使うライブラリも最初から利用でき、AIが書いたPythonも同梱ライブラリの範囲であればそのまま実行できるとされています。

複数スクリプトを束ねる「ジョブ」機能
覚えたPythonを1本のスクリプトで終わらせず、複数のスクリプトを順番に実行する「ジョブ」として束ねられます。

- ステップの並べ替え、エラー時に止める/続ける、自動リトライを画面で設定できます。
- 「データ取得 → 集計 → レポート出力」のような一連の業務フローを1つのジョブにまとめられます。
- 実行履歴は成功率・所要時間つきで自動記録され、分析ビューやCSVで振り返れます。
無人スケジュール実行
ジョブやスクリプトをWindowsのタスク基盤に登録し、アプリを閉じていても無人で実行できるとのことです。

- 毎日・平日・毎週・毎月・毎時・N分ごと・サインイン時など、多彩なトリガーを設定できます。
- 監視フォルダに置かれた新着ファイルを1件ずつ自動処理し、処理済み・エラーへ自動振り分けられます。
- 実行結果はSlack・メールに通知され、タイムアウトによる強制終了も記録・通知されます。
- バッテリー駆動でも実行され、スリープで逃した回はサインイン後に追いかけて実行されます。
- 登録後のスケジュールは、編集・一時停止・実行中の停止・コードの更新まで画面から操作できます。
エディタと学習支援機能
入力補完・自動インデント・構文ハイライトにくわえ、1行ずつ実行して変数の変化を確認できるステップ実行が搭載されています。エラーが出た際は答えではなくヒントを返す「AIに聞く」機能があり、AI機能は利用者自身のAPIキーを使うBYOK方式とのことです。やりたいことを日本語で書いてPythonの下書きを作れる「AIにコードを書かせる」機能も備えています。
Microsoft Storeでの提供
『InsightPy』はMicrosoftの審査を経てMicrosoft Storeで公開されており、Storeから導入すればブラウザでインストーラーをダウンロードする必要がなく、更新もStore経由で受け取れるとのことです。製品サイトからの直接ダウンロードも従来どおり用意されており、実行ファイルはEVコード署名済みとされています。

- Microsoft Store:https://apps.microsoft.com/detail/xpdcdlxrsx0ssb
価格・提供形態
学習センター、スマートフォンアプリ、解説動画は無料で利用できます。Windows版『InsightPy』の学習機能(エディタ・実行・学習センター)も無料で、インストールから30日間はすべての機能を登録・キーなしで試せるとのことです。
業務機能(業務ライブラリの実行・ジョブ・無人スケジュール実行・AI生成)は有料版で提供され、個人・法人向けにくわえ、学校・学習塾などの教育機関向けライセンス(国内・申請不要)も用意されています。
有料版はBASE(https://harmonic.base.ec、国内・1年間有効のライセンス)のほか、販売代理店の株式会社ワールドエンブレム(https://world-e.biz)からも購入できます。法人での複数ライセンス導入や請求書払いの問い合わせは同社が窓口とされています。
価格・ライセンスの詳細は製品サイトで確認できます。
- 製品サイト(InsightPy):https://python.h-insight.jp?utm_source=prtimes&utm_medium=pr&utm_campaign=insightpy-launch&utm_content=product
学習センターの構成
学習センターは、「情報I」の主要な単元に対応する7章71レッスンに、発展の1章をくわえた全78レッスンで構成されています。スマートフォンアプリには、このうち71レッスンが同じ内容で収録されているとのことです。
- 1. プログラミングの基礎(13レッスン)
- 2. アルゴリズム(11レッスン)
- 3. コンピュータと情報のデジタル化(11レッスン)
- 4. ネットワークと情報システムの仕組み(9レッスン)
- 5. モデル化とシミュレーション(8レッスン)
- 6. データの活用とデータサイエンス(10レッスン)
- 7. 情報セキュリティと問題解決(9レッスン)
- 8. クラスとモジュール(発展・7レッスン、ブラウザ版のみ)
各レッスンは解説・実行・自動採点が1画面で完結し、78レッスンすべてにYouTubeの解説動画が1本ずつ対応しているとのことです。
教育機関・学習塾での活用
「情報I」のプログラミング授業やPython入門、探究・自習の教材として、環境構築ゼロ・ブラウザ完結・無料でそのまま利用できるとのことです。校内の制限PCやChromebook、生徒のスマートフォンからも利用でき、Windows版の業務機能を使う場合は教育機関向けライセンスが用意されています。
学習塾や通信制高校、サポート校向けには、78レッスン・解説動画78本・書籍を組み合わせた講座構成の相談も受け付けているとのことです。生徒のスマートフォンを使うBYOD形式で進める場合は、書籍『スマホではじめる 高校「情報I」プログラミング』を教材として使えるとされています。
- Original:https://www.appbank.net/2026/08/17/iphone-news/3080407.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部
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