ソースネクスト、AIで写り込みや位置情報を処理する「フォト消しプライバシー」を10月6日発売



フォト消しプライバシーのBefore/After比較。顔をスタンプで隠した写真と大賞バッジ

ソースネクスト株式会社は10月6日、画像加工ソフト『フォト消しプライバシー』(ダウンロード版)を同日より自社サイトで発売すると発表しました。価格は3,980円(税込)です。

本製品は、同社の創立30周年企画「あったらいいな!製品化プロジェクト」で寄せられた1,000件を超えるアイデアの中から、大賞に選ばれた案をもとに製品化されたものです。製品化の決定から30日で開発し、発売に至ったとのことです。

『フォト消しプライバシー』の概要

『フォト消しプライバシー』は、写真に写り込んだ人の顔、車のナンバープレート、地名を含む看板テキスト、QRコードなどをAIが自動で検出するソフトです。ぼかしやモザイク、黒塗りなどの加工を反映した状態で表示します。

AIによる自動検出は完全ではないため、必ず目視での確認が必要としています。

また、撮影場所(GPS位置情報)や撮影日時といった内部情報も削除できます。解析と加工はすべてパソコン内で行われ、画像データは外部サーバーへ送信されません。

想定されている利用シーン

フリマアプリへの出品写真では、部屋の様子や、鏡・ガラスに映り込んだ自分や家族の顔を検出し、出品前に加工できます。

SNSへの投稿写真では、一緒に写った人の顔、看板の地名、通りすがりの車のナンバーを検出し、処理結果をまとめて確認できます。

道路標識の地名と番号を検出しぼかした加工前後の比較

展示会やイベントの記録写真では、会場に写り込んだ来場者の顔を検出・加工できます。集合写真のような多人数の顔にも対応しています。

主な特長

隠す作業から確認する作業へ

画像編集ソフトやスマートフォンアプリでは、隠したい場所を自分で指定して加工する方法もあります。本製品は画像を読み込んだ時点でAIが対象を検出し、加工をあらかじめ実行します。利用者は結果を確認し、必要に応じて範囲を追加・削除する流れです。

ノートPCでナンバーをAIが検出した画面。道路の車3台が表示される

パソコン内で処理しオフラインでも利用可能

AIによる解析・加工はパソコン内部で行われるため、クラウドへのアップロードを避けたい画像も処理できます。インターネット接続がない環境でも利用できます。ただし、初回の製品登録・ライセンス認証時は接続が必要です。

画像データを外部送信せずパソコン内で処理するAI処理の流れ図

3ステップで加工から保存まで

操作は3ステップです。

1. 画像を読み込む

加工したい画像を、ソフトの画面にドラッグ&ドロップします。

画像を読み込む:ドラッグ&ドロップ画面と道路を走る車の写真

2. AIの検出結果を確認

人の顔、車のナンバープレート、地名を含む看板テキスト、QRコードなどが検出され、ぼかしやモザイク、黒塗りが実行された状態で表示されます。

AIの検出結果を確認する画面。車の写真にナンバー部分の加工が表示

3. 調整して保存

隠したい範囲の追加や、隠さなくてよい部分の解除は、マウスのクリックやドラッグで行えます。確認後に保存します。

調整して保存の画面。道路標識の看板テキストの範囲をぼかし加工で調整中

その他の機能

写り込みをAIが自動検出

人の顔、車・バイクのナンバープレート、地名を含む看板テキスト、QRコードを、画像の読み込み時点で検出します。複数人が写る集合写真にも対応しています。

写り込みをAIが自動で検出する対象:顔、ナンバープレート、住所看板、道路標識

加工スタイルの選択

加工スタイルは「ぼかし」「モザイク」「ぼかし&モザイク」「黒塗り」から選べます。自然な見た目に仕上げたい場合はぼかし、確実に隠したい場合は黒塗りといった使い分けが可能です。

加工スタイルの選択メニュー。モザイク+ぼかし(推奨)が選ばれている

スタンプで顔を隠す

SNSの投稿で見られるようなスタンプで、顔を隠せます。お手持ちの画像をスタンプとして使うこともできます。

スタンプで顔を隠す機能のBefore/After比較。二人の顔にクマのスタンプ

背景の一括ぼかし

人物をそのまま残し、背景だけを一括でぼかせます。ぼかす範囲は、マウスのドラッグで追加・削除して調整できます。

人物を残して背景を一括でぼかした、笑顔の男女の写真

前後比較プレビュー

処理前と処理後の画像を並べて表示するほか、分割スライダー表示でも確認できます。最大8倍まで拡大できます。

前後比較プレビュー画面。顔にスタンプをかけた2人の写真を表示

手動での微調整

AIの検出結果に対し、範囲の追加や解除をマウス操作だけで行えます。取り消しややり直しにも対応しています。範囲の形は長方形のほか、台形や円形にも対応しています。

手動での微調整の画面。電柱の灰色の加工範囲を選択し調整する様子

複数画像の一括登録と元画像の保持

複数の画像をまとめて登録すると順番に処理され、完了したものから確認・保存できます。加工後の画像は元のファイルを上書きせず、別名または指定した保存先に保存されます。

元画像と顔を加工した画像を別々のフォルダに保存する例

内部情報の削除

写真ファイルに記録されている撮影場所(GPS位置情報)、撮影日時、サムネイル用画像などの内部情報も、画像加工とあわせて自動で削除できます。

撮影場所や撮影日時などの内部情報も削除:日時と住所の吹き出しが付いた男女の写真

対応フォーマット

スマートフォンで撮影されたHEIC画像を含む主要な形式に対応しています。読み込みはJPEG、PNG、HEIC、TIFF、WEBP、BMP、書き出しはJPEG、PNG、TIFFです。

幅広いフォーマットに対応:JPEG・PNG・HEIC・TIFFのファイルアイコン

「あったらいいな!製品化プロジェクト」について

同社は8月に創立30周年を迎え、さまざまな企画やセールを展開しています。「あったらいいな!製品化プロジェクト」は、7月に実施されたパソコン向けソフトのアイデアを募集する参加型企画です。

寄せられたアイデアの中から「画像個人情報クリーナー」が大賞に選ばれました。当初は12月の発売が予定されていましたが、前倒しで『フォト消しプライバシー』として発売されます。

製品概要と動作環境

製品名は『フォト消しプライバシー ダウンロード版』で、価格は3,980円(税込)です。開発・販売・サポートはソースネクストが担当します。

対応OSはWindows 11 / 10、macOS Sequoia(v15)以上です。CPUはIntelプロセッサおよびAppleシリコン搭載Macに対応し、インストール容量は約100MBです。

利用にはインターネットによるライセンス認証が必要です。1ライセンスにつき、WindowsとMacを問わず合計3台までのパソコンにインストールできます。

購入前の相談は、ソースネクスト・カスタマーセンターのご購入前相談窓口で受け付けられています。

© SOURCENEXT CORPORATION




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