Amazon「Alexa+」国内で早期アクセス開始! 生成AI搭載アシスタント、プライム会員は追加料金なしで利用可能に



キッチンでスクリーン端末を見ながらマグカップを持つ女性。Alexa+の利用シーン

アマゾンジャパン合同会社は10月29日、生成AI搭載の次世代アシスタントサービス「Alexa+」の早期アクセスを同日より開始したと発表しました。日本の文化や習慣を理解し、自然な会話でタスクも代行するパーソナルアシスタントとされています。

Alexa+はAmazonプライム会員特典に含まれ、早期アクセス終了後はプライム会員は追加料金なしで利用できます。今後も新機能が順次追加される予定です。

Alexa+の概要

Alexa+は、ユーザーとの会話を通じて、ショッピング、音楽探し、スケジュール管理などを実行します。レストランの予約にも今後対応する予定です。

使うほどユーザーの好みを学び、よりパーソナライズされた体験を提供するとしています。

Amazon Alexaインターナショナル 日本・オーストラリア担当リージョナルマネージャーのGianmaria Visconti(ジャンマリア・ヴィスコンティ)さんは、「Alexa+は、生成AIを搭載した次世代のパーソナルアシスタントです。日本の文化を理解し、自然に会話し、皆さまに代わってさまざまなことをこなしてくれます」とコメントしています。

自然な会話と日本文化への対応

Alexa+は、言いかけの言葉や複雑なリクエストでも、言葉だけでなく意図を読み取るとのことです。日本の習慣やユーモア、音楽、料理、文化に精通しており、お正月やお花見といった季節の行事、地域のニュース、日常の話題にも対応するそうです。

日本語特有のコミュニケーションにも配慮して設計されています。「大丈夫」が文脈によって「問題ありません」「はい、お願いします」「いいえ、結構です」のいずれにもなり得る点や、「あなた」「きみ」「おまえ」といった二人称のニュアンスの違いを理解できるとしています。

開発には、日本のユーザーのニーズを把握している日本チームの意見も反映されたということです。

ユーザーに代わってタスクを実行

Alexa+は質問に答えるだけでなく、ユーザーに代わって実際にタスクを行います。気分に合わせた音楽選びや、プレゼントの提案と注文、学校への連絡メールの送信などが例として挙げられています。

「暑くなってきた」と話しかければ、エアコンの温度を調整することも可能です。ただし、Alexa対応スマートホーム製品(別売)と事前の設定が必要で、エアコンなどがAlexa非対応の場合はAlexa対応のスマートリモコン等が必要になります。

連携するサービス

日本では今後、「レストラン予約 powered by 食べログ」を通じたレストラン予約が提供される予定です。「Uber Eats」での料理や食料品・日用品のデリバリー、「出前館」での料理のデリバリー、「チケットぴあ」でのチケット購入も、今後提供可能となる予定です。

冷蔵庫にある材料を伝えると、「デリッシュキッチン」からおすすめのレシピを紹介する機能にも対応します。

音楽や映像では、Amazon Music、Spotify、Prime Videoなどと連携します。「ドライブする時にテンションが上がる曲をおすすめして」「最近話題になった羊が探偵になる映画」といった話しかけで、曲や映画を探せるとしています。利用できるコンテンツは契約状況により異なり、一部は別途登録・契約や料金が必要な場合があります。

使うほど自分向けに育つ仕組み

Alexa+は、好きな音楽やよく読む本、苦手な食べ物などを覚えて、会話のトーンも状況に合わせて変えるそうです。応援しているチームを伝えておくと、そのチームが勝った日は少し明るいトーンで話しかけるといった使い方が紹介されています。

ビジュアルIDと音声IDで家族一人ひとりを認識し、それぞれに合った返答を行います。音声IDを登録した家族が「お気に入りの曲をかけて」と言えば、その人向けの応答をするということです。

日々の定型アクションや旅行の好みを伝えておくと、一日の流れをサポートします。家族の食事の好みを覚えたうえでレストランやレシピを提案する機能も用意されています。

アンビエントAIとしての使い方

Amazonは、暮らしを静かに豊かにするこうしたテクノロジーを「アンビエントAI」と呼んでいます。帰宅前のエアコン起動、起床に合わせたコーヒーメーカーの起動、お気に入り番組の新エピソードの通知などが例です。

就寝前の照明の消し忘れのリマインドや、スケジュールの重複の通知にも対応します。コーヒーメーカーなどの操作にはスマートホーム製品と事前設定が必要で、新エピソードの通知は事前に定型アクションの設定が必要です。

デバイスをまたいで使える

Alexa+は、キッチンのEcho Show、リビングのFire TV、デスクのノートPCなど、場所を問わず利用できます。alexa.jpからブラウザ経由でもアクセスできるようになります。

会話はデバイス間でつながり、Echo Showでレシピを調べたあとにスマートフォンへ切り替えても、続きから会話を再開できます。キッチンで再生した音楽を、リビングに移動して「ここで続けて」と頼めば引き継ぐ使い方も紹介されています。

買い物とスマートホーム操作

ショッピングでは、キッチンペーパーが少なくなったときに、いつものブランドのセール時に知らせる機能が挙げられています。注文前にはユーザーに確認し、家族の食事の好みを考慮した買い物リストの作成も行います。

配送状況の追跡、ほしい物リストの値下げ通知、商品の比較やレビューの要約にも対応します。

スマートホームでは、SwitchBotやPanasonicなどのブランドと連携します。日本のユーザーは過去12ヶ月間で、Alexaを通じて26億回以上のスマートホーム操作を行ったとのことです。

Alexa+では、「暗いな」で部屋の照明をつけ、「ちょっと寒い」でエアコンの暖房を調整します。照明の調整、音楽の再生、天気予報の読み上げをひとつにまとめた定型アクションを、音声だけで作成することも可能です。

Amazonが提供する「Smart Home AI Toolkit」により、独自機能を持つ家電メーカーは自社デバイスをAlexa+と連携させやすくなるとしています。

プライバシーとセキュリティ

Alexaプライバシーダッシュボードでは、Alexa+とのやり取りを一か所で確認・管理できます。聞き取られた内容の確認、共有した添付ファイルの確認、音声録音の保存期間の変更などを、Alexaアプリとオンラインから操作できます。

早期アクセスの案内方法と料金

早期アクセスは、Alexa+を無料で体験できる機会です。フィードバックを受けながら改善を続けるためのプログラムと位置づけられています。

Alexa+に対応するEchoやFire TV、Fire TV搭載スマートテレビ(パナソニック、JVC)を新たに購入したユーザーや、対応デバイスを持つユーザーには、早期アクセスの案内が順次届きます。ただしスマートテレビは一部モデルを除きます。

Amazon.co.jp/newalexaから申し込むと、案内を受け取ることもできます。利用開始後は、対応するすべてのデバイス、Alexaアプリ、ブラウザ(alexa.jp)でAlexa+を使えるようになります。

早期アクセス終了後、Alexa+は月額3,000円のサブスクリプションサービスとなります。Amazonプライム会員は、特典として追加料金なしで利用できます。




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