ルアーをブラウザーで設計! 東京ディフェンスが無料の共有サービス「LURINK」を展開



LURINKで設計するルアーの例。緑と黒の模様のクランクベイト型

東京ディフェンス株式会社は11月7日、ブラウザーでルアーを設計し、作品や設計図を共有できる無料プラットフォーム『LURINK(ルリンク)』を展開していると発表しました。

同サービスは「誰かのアイデアが、次の誰かの発明になる」をコンセプトにしており、設計図や製作ノウハウを共有する「オープンデザイン」の場を目指しているとのことです。

3Dで設計して3Dプリンターで実物に

『LURINK』では、釣り人が思い描いた形を3Dで設計し、3Dプリンターで実物にできます。水辺で試した結果を共有し、別の誰かが工夫をくわえるという循環を生み出すことが狙いだそうです。

設計したデータは3Dプリント用に書き出せます。印刷したボディーに部品を組み込み、色を塗って水に浮かべるという流れで製作します。

黒背景に置かれた、前後にプロペラを備えた緑と白のルアー
完成写真:緑と白の体に赤い口と目を持つポッパータイプのルアー

利用料金は基本無料で、対応言語は日本語と英語です。3Dプリンター、材料、金具などの製作費用は別途必要となります。

ボディーから内部構造まで編集可能

ブラウザー上では、ボディーや顔、内部構造を編集できます。画面のポイントをマウスで動かして背中や腹のカーブを調整し、平面図と3D表示を見比べながら形をつくります。

LURINKのBody Studio「ポイントで形をつくる」画面。ルアーの側面輪郭と3D表示

顔パーツの配置、ブラシによる自由造形、うろこなどの表現にも対応しており、一本ごとの個性をくわえられます。

LURINKの顔クリエイター画面。ルアーの頬の板パーツを選び3D表示で形を確認

内部構造については、固定・移動ウェイト、貫通ワイヤー、補強壁など、ルアーの種類に応じた構造を検討できます。

LURINKのウェイトと内部構造画面。クランクベイト内部の断面を3D表示

また、設定した形状や重量をもとに、設計を比較するための参考シミュレーションを利用できます。浮き姿勢や泳ぎの傾向を確認する用途です。

LURINKのボディースタジオで、ルアーの浮き姿勢や泳ぎをシミュレーションする画面

なお、シミュレーションは設計検討のための推定表示です。実際の泳ぎや浮力、強度は材料・製作条件・取り付ける部品などによって変わるため、実物での確認が必要とされています。

設計の工夫や製作記録を共有

『LURINK』では、完成したルアーの写真だけでなく、設計の工夫や製作の記録も共有できます。「重りを少し後ろに移したら浮き姿勢が変わった」「リップを長くして違う動きを試した」といった試行錯誤が、別の利用者の出発点になるという考えです。

設計する人、印刷する人、塗装する人、実際に投げて試す人など、それぞれの得意分野で参加できる点も特徴だとしています。

今後のアップデートと作品の権利

同社は今後も、利用者の声や実際の製作経験をもとに、設計機能の拡充、操作性の改善、不具合の修正を継続する方針です。設計図を見つけやすくすることや、初めての人が取り組みやすくすることも掲げています。

なお、『LURINK』におけるオープンデザインは、設計図や製作ノウハウを共有する取り組みを指し、ソフトウェアのソースコード公開を意味するものではありません。作品の利用・改変・再配布は、それぞれのライセンス条件に従います。




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