
株式会社TVerは10月27日、民放公式テレビ配信サービス『TVer(ティーバー)』のデザインとUIを、パソコン、スマートフォン・タブレット、テレビアプリの全デバイスで全面的に刷新したと発表しました。9月末から提供が始まっています。
パソコンとテレビアプリではすべての利用者への提供が完了しており、スマートフォン・タブレットでも順次提供が拡大されています。
刷新のコンセプトと背景
今回のアップデートは「番組が主役」「誰でも使える」をコンセプトに、ホーム画面の全面刷新を中心にデザインとUIを大幅に見直したものです。これまでの使いやすさはそのままに、画面構成を洗練させたとのことです。
『TVer』はサービス開始から10年を迎え、月間ユーザー数は5,000万に迫っています。配信コンテンツのジャンルやユーザー層が多様化する一方、デザインや仕様は開始当初の考え方を引き継いだままだったため、UIの全面的な見直しに踏み切ったそうです。
開発は2026年7月に始まり、約3か月で全デバイスの刷新を終えました。同社は今回を第一弾と位置づけ、今後も継続的にアップデートを行うとしています。
新デザインの4つのポイント
番組が主役となるUI
『TVer』のブランドカラーやロゴの露出を控え、番組そのものを前面に押し出す設計に変わりました。番組固有の色彩を背景などに活かし、全体をシンプルなデザインに整理しています。

誰でも使えるアクセシビリティの向上
要望の多かった「フォントサイズを選べるようにしたい」という声を受け、端末設定に応じてフォントサイズが自動で追従するようになりました。

あわせて、視認性を高めるカラーコントラストの改善も行われています。年齢や視力、利用環境にかかわらず使いやすい設計を目指したとのことです。
番組の配信情報表示の強化
今後の配信予定や、イッキ見できるエピソード数がわかりやすく表示されるようになりました。視聴したい番組を選びやすくなるよう、情報が拡充されています。

コンテンツとの出会いの強化
視聴履歴に基づく「あなたへのおすすめ」領域が拡張されました。さらに、フィード上でのプレビュー再生機能が導入され、動画を確認しながら未知のコンテンツを探せるようになっています。
内製開発で全デバイスを同時に刷新
今回のアップデートは、TVerの社内開発組織による内製で実施されました。設計は2026年6月中旬に始まっています。
パソコン、スマートフォン・タブレット、テレビアプリは本来デバイスごとに個別の開発が必要ですが、今回はこれらを並行して進め、どのデバイスでも同じ考え方で使える形にそろえたそうです。提供は段階的に行われ、利用状況を見ながら公開範囲が広げられています。
提供開始後は、カスタマーサポート部門と開発部門が日々情報を共有し、寄せられた意見を改善に反映する体制が取られているとのことです。
提供開始後の状況
先行して全利用者への提供が完了したテレビアプリでは、利用者1人あたりの再生数が全OSの平均で約10%増加しました。同社は、見たい番組にたどり着きやすくなったことを示す変化だとしています。
また、利用者から寄せられた画面の見え方や操作に関する意見をもとに、マイページの表示順、文字の見え方、テレビアプリの動作など、30件以上の改善がすでに実施・適用されています。残る項目も順次対応が進められる予定です。
新機能「シーン機能」を順次提供予定
番組との出会いから再生までをTVer内で完結できる新体験として、「シーン機能」が順次提供される予定です。提供時期の詳細は発表されていません。
縦スワイプで番組のベストシーンを次々と切り替えられ、興味を持った場面からすぐに再生を始められます。「今の気分に合う番組を探したい」といった場面を想定した機能とのことです。
「お気に入りタレントLINE通知」の提供が開始
お気に入りに追加したタレントの出演エピソードが配信されると、LINEで通知が届く「お気に入りタレントLINE通知」の提供も始まりました。
設定は、タレントページ内にある「LINEで受け取る」ボタンから行えます。新着番組を見逃しにくくなるほか、これまで知らなかった番組との出会いにもつながるとしています。

『TVer』の配信内容
『TVer』は、民放各局が制作したテレビコンテンツを無料で楽しめる配信サービスです。パソコン、スマートフォン・タブレット、テレビアプリで、常時約1,000番組の見逃し配信やスポーツなどのライブ配信が提供されています。
民放5系列のゴールデン・プライムタイムを中心とした番組については、リアルタイム配信(地上波同時配信)も行われています。リアルタイム配信はパソコンとスマートフォン・タブレットアプリのみが対象で、テレビアプリおよびChromecastでは視聴できません。ライブ配信は、スマートフォン・タブレット、パソコン、テレビアプリ(一部コンテンツ)で視聴できます。
- 株式会社TVer公式サイト:https://tver.co.jp/
- Original:https://www.appbank.net/2026/11/08/iphone-news/3158876.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部
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