スマホがデジタル使い捨てカメラに! 無料サービス「FilmLog.」公開、IT専門学校1年生が開発



FilmLog.の告知ビジュアル。街並みや女性の写真と「現像しよう。」の文字

FilmLog.は11月8日、スマートフォンで使い捨てカメラの撮影体験を再現するWebサービス『FilmLog.(フィルムログ)』を公開したと発表しました。IT専門学校の1年生が企画から開発までを担当したとのことです。

利用料金は完全無料で、専用アプリのインストールは必要ありません。

撮影から現像までを再現する仕組み

『FilmLog.』は、写真の色味を変えるフィルター機能にとどまらず、使い捨てカメラの撮影プロセスそのものをデジタル上で再現したサービスです。撮影前のフィルム選びから撮影、現像、写真との再会までが一連の体験として設計されています。

FilmLog.のアプリ画面。フィルム一覧、写真一覧、24枚表示の撮影画面

撮影できる枚数は1本につき24枚です。撮影した写真はフィルムの中に保存され、撮影中に内容を確認したり撮り直したりすることはできません。

24枚を撮り終えたあと、フィルムを巻き戻して現像すると、初めて写真を確認できます。一般的なカメラアプリの利便性をあえて制限し、現像するまで結果が分からない使い捨てカメラらしさを取り入れているとのことです。

FilmLog.の仕組みを「撮って、待って、現像する。」で示す3ステップの説明図

10種類のオリジナルフィルム

撮影前には、10種類のオリジナルフィルムから好みのものを選べます。色味や質感がそれぞれ異なり、同じ被写体でも選んだフィルムによって仕上がりの印象が変わるそうです。

FilmLog.の10本のフィルム一覧。Standard 400など色違いのフィルム缶を並べた図

名称が公表されているフィルムは以下の4種類です。

  • Standard 400:使い捨てカメラらしい自然な発色
  • Vivid 100:鮮やかな色彩が特徴
  • Soft Tone 160:柔らかな雰囲気を表現
  • Retro Warm 200:暖かみのある色調

このほか、シネマ風、クロスプロセス、期限切れフィルム風、パステル、モノクロ、セピアといった表現も用意されています。

PWA採用でアプリストア不要

『FilmLog.』はPWA(Progressive Web App)というWeb技術を採用しています。App StoreやGoogle Playからダウンロードする必要はなく、Webサイトにアクセスしてスマートフォンのホーム画面に追加するだけで、アプリのように起動できます。

ホーム画面に追加する際のアイコンは、複数のデザインから選択可能です。

学生が企画・設計・実装を一貫して担当

開発したのは、IT分野を学ぶ専門学校の1年生です。企画からシステム設計、デザイン、実装までを一貫して手がけました。

既存のカメラアプリにフィルター機能を足すのではなく、「使い捨てカメラの体験をスマートフォンで再現するには、どのような仕組みが必要か」という視点で開発を進めたとのことです。撮影枚数の管理、撮影中の写真確認の制限、フィルムごとの色味や質感の表現、撮影後の現像体験などを組み合わせた独自のシステムが構築されています。

今後もサービスの改善や表現の幅の拡充を進める方針だということです。




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