原文の古文・漢文を読まないと進めない? 平安宮廷シミュレーション『文(ふみ)』が配信開始



古文・漢文学習ゲーム『文(ふみ)』のタイトルと、ゲーム画面の様子を示す告知バナー。

合同会社SNAPLACEは8月20日、古文・漢文学習アドベンチャーゲーム『文(ふみ)― ゲームで覚える古文と漢文』を、App StoreおよびGoogle Playにて配信開始したと発表しました。

同作は歴史学習RPG『時渡り』、化学学習ゲーム『Structura』に続く、同社の学習ゲーム第3弾となります。プレイヤーが平安の宮廷に仕えて生きる平安宮廷シミュレーションの形式で、古文・漢文を原文のまま身につけられる内容となっています。

「訳を読んで終わり」にしない設計

古文・漢文は訳や解説を読めば分かった気になれる一方、入試で問われるのは原文を自力で読む力だと同社は説明しています。本作は現代語訳を選択肢に書かず、原文を読まないと先へ進めないことを設計の軸に据えたとのことです。

プレイヤーは六位の蔵人として宮廷に仕え、中宮や上役、姫君から日々届く文を縦書きの原文で読み、敬語を選んで返す形式となっています。誤れば相手の顔が曇り、正しく敬えば距離が縮まるという仕組みで、敬語の使い分けを物語の中で学べるということです。

ゲーム内で文(手紙)を縦書きの原文で読む場面。

返り点を追って読み進める「訓読の段」

漢文には返り点・一二点が付されており、読む順に字をタップして訓読する仕様となっています。日本語の候補は表示されず、訓点を自分で追わなければ解けない点が特徴だとしています。

漢文の返り点をタップして読み順を決める「訓読の段」のゲーム画面。

このほか、敬語の三分類と絶対敬語、助動詞の識別、和歌の修辞、句法、故事成語、漢詩、思想など、古文54項目・漢文29項目にわたる入試の出題範囲83項目が一覧化されており、各項目が本編の場面や補習に対応づけられているとのことです。

大学入試の出題範囲項目を一覧表示した学習進捗管理画面。

縦書き表示と実在の名歌を採用

ルビ・返り点・割注・縦中横・禁則処理まで自前で組んだ縦書き表示が採用されています。和歌の場面では『古今和歌集』の実在の名歌を、句を選びながら詠み上げる仕様となっています。

季節によって音階が変化する仕組みも用意されており、春夏は律音階、秋冬は都節音階になるとのことです。

料金は古文編が無料、漢文編は買い切り500円

古文編(13日・21場面)は最後まで無料でプレイできます。漢文編・補習の全問・自由稽古の漢文を解放する場合は、買い切り500円(税込)が必要です。

追加課金や広告は一切なく、個人情報も収集しないとされています。対応OSはiOS 15.0以上、Android 7.0以上で、対象は高校生・受験生としており、中学生の先取り学習にも活用できるということです。




Be the first to comment

Leave a comment

Your email address will not be published.




CAPTCHA