

サムスン電子ジャパン株式会社は9月11日、折りたたみスマートフォン「Samsung Galaxy Z Fold」シリーズの軽量化を実現した技術について発表しました。
初代276gから201gへ 8世代で進んだ軽量化の歩み
2019年に発表された初代「Galaxy Fold」の重量は276gでした。その後、「Samsung Galaxy Z Fold5」で253g、「Samsung Galaxy Z Fold6」で239gへと軽量化が進められてきたとのことです。
「Samsung Galaxy Z Fold7」では、バータイプのフラッグシップである「Samsung Galaxy S25 Ultra」(218g)よりも軽い215gを目標に設定し、これを達成しました。
そして最新モデル「Samsung Galaxy Z Fold8」では、フォームファクターや基盤技術、素材、内部アーキテクチャーの進化により201gを実現し、「Samsung Galaxy Z Fold5」から52g軽量化したとのことです。
同社は2026年7月22日時点の社内調査に基づき、世界で販売されているブック型折りたたみスマートフォンの中で最軽量だとしています。
世界最軽量Foldを実現した技術解説動画
https://news.samsung.com/jp/the-engineering-behind-the-worlds-lightest-fold
同社が2024年に参照したYouGovの調査結果では、折りたたみスマートフォンの購入予定がないユーザーは厚みや重さを懸念点として挙げる一方、購入を検討するユーザーはバッテリー駆動時間や耐久性、ディスプレイ品質を重視していることが示されたということです。このインサイトを踏まえ、同社は薄型・軽量化とユーザー体験の両立を開発目標に据えたと説明しています。
薄型・軽量化を支える3つの技術革新
ディスプレイ・金属プレート・ヒンジの精度向上
「Samsung Galaxy Z Fold8」および「Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra」のディスプレイには、折りたたみ構造向けに設計されたチタン合金フィルム「Flex Titanium」が採用されています。このフィルムの厚さは数十マイクロメートルで、人の髪の毛の太さのおよそ3分の1だということです。
ディスプレイを支える金属プレートは一部が約0.2mm、最も薄い部分では0.15mmまで加工されています。加工順序や工具、冷却条件、工程パラメーターを見直し、複数段階に分けることで精度を高めたとのことです。
ヒンジについては、荷重分散や強度、耐久性、内部スペース、重量のバランスを取りながら、製品ごとのフォームファクターに合わせて設計されているということです。
素材の選定によるより軽く強い構造
外装には、薄型・軽量のフレームに必要な強度と耐久性を実現する進化した「アーマーアルミニウム」が採用されています。熱設計では熱性能を高めたグラファイトが採用され、製品ごとの性能要件に合わせて最適化されているとのことです。
「Samsung Galaxy Z Fold7」とほぼ同等の外形寸法を持つ「Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra」では、グラファイト放熱層の体積が約7%増加しています。背面内部には異なる金属の特性を組み合わせた「Clad Metal」が採用され、薄型構造での放熱性能確保と軽量化を両立しているということです。
約270の部品を0.001g単位で見直す設計
同社のエンジニアは約270の部品と180種類以上の補助部材を精査したとのことです。対象はディスプレイ、ヒンジ、カメラだけでなく、回路基板やアンテナ、ブラケット、テープ、固定具にまで及んだとしています。
プリント基板(PCB)は不要な回路を削減し部品配置を見直すことで占有面積を最小化、MFC(Magnetic Flux Channel)アンテナも周辺部品との干渉を抑える設計に改められました。補助部材については従来の180種類以上のうち約15種類が廃止され、残る約170種類も形状や寸法が最適化されているということです。
Fold8 Ultraが挑んだ「6gをどこで減らすか」という課題
「Samsung Galaxy Z Fold8 Ultra」と「Samsung Galaxy Z Fold7」はほぼ同等の外形寸法でいずれも215gですが、Fold8 Ultraはバッテリー容量を4,400mAhから5,000mAhへ拡大しています。バッテリー自体は約6g重くなったため、開発チームは他の部分で軽量化する必要に迫られたとのことです。
素材や構造、回路レイアウト、部品配置、補助部材まで、デバイス全体に体系的なアプローチを適用することで軽量化の余地を探ったと説明されています。その結果、5,000mAhバッテリーの搭載にくわえ、グラファイト放熱層の体積を約7%増加させ、約2億画素の広角カメラと、シリーズ初となる約5,000万画素の超広角カメラも搭載しているということです。
253gから201gへ Foldの重量基準を再定義
初代「Galaxy Fold」の276gから8世代を経て、「Samsung Galaxy Z Fold5」の253gから「Samsung Galaxy Z Fold8」の201gに到達しました。同社は、単一の素材や部品ではなく、8世代にわたるエンジニアリングの積み重ねによってこの軽量化を実現したと説明しています。

- 世界最軽量Foldを実現した技術解説ページ:https://news.samsung.com/jp/the-engineering-behind-the-worlds-lightest-fold
●「Samsung Galaxy」はSamsung Electronics Co., Ltd.の商標または登録商標です。
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- Original:https://www.appbank.net/2026/09/13/iphone-news/3103270.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部
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