デスクトップAIエージェント「Kari」が9月21日提供開始! Claude・ChatGPTのサブスクでそのまま利用可能



デスクトップAIアシスタントKariの画面。左にファイル一覧、中央にPDF、右に要約結果を表示。

GotoAI株式会社は9月20日、Claude・ChatGPTのサブスクリプションでそのまま利用できるデスクトップAIエージェントアプリ『Kari(かり)』を9月21日より正式リリースすると発表しました。

Kariは、Windows・macOS・Linux上で動作するデスクトップAIエージェントアプリケーションです。ブラウザーや手元のファイルと連携しながら作業を進められる点が特徴となっています。

個人利用および100名未満の組織での利用はコミュニティライセンスにより無償で、100名以上の組織の場合は最長60日間の無償評価利用が可能です。

Kariの特長

Claude・ChatGPTのサブスクリプションをそのまま利用でき、API従量課金は不要

Kariは、AnthropicのClaude Pro / Maxプラン、およびOpenAIのChatGPTサブスクリプションに、ユーザー本人がサインインして利用できます。APIキーの取得や新たな従量課金契約は必要ありません。

KariのAIプロバイダー設定画面。ClaudeやChatGPTのサブスク利用を選択できる。

サインインは各社の公式認証画面で完結し、Kariが認証情報やトークンを受け取ったり保存・中継したりすることはないとのことです。

Anthropic公式のClaude Codeエージェントを改変せずそのまま実行する方式のため、利用量はユーザー本人のプランに計上され、GotoAIがAI利用を代理購入・再販・仲介することはないとのことです。

このほか、Anthropic、OpenAI、Google Gemini、Azure AI Foundry、Databricks、Hugging Faceなど70以上のAIプロバイダーがあらかじめ登録されており、APIキーを入力するだけで利用を開始できます。

自社GPU上で動作するローカルLLMや、社内に構築した独自のAI基盤も、カスタムプロバイダーとして接続できるとのことです。

ブラウザー操作の自動化で、Web APIのない従来型システムも分析対象に

Kariは内蔵ブラウザーを自ら操作し、検索・ページ遷移・ダウンロード・画面の読み取りまでを自動で実行します。Web APIやMCP(Model Context Protocol)が提供されていない公開システムも、そのままAIの分析対象にできます。

公式ドキュメントでは、次のユースケースが手順付きで公開されているとのことです。

  • 国会会議録の検索・分析
  • 裁判例の検索・分析
  • 政府統計データの検索・分析
  • SNSにおけるパブリック・オピニオン分析
  • データダウンロードとファイル名変更の自動化

手元のファイルを開いたまま、その場で作業を進められる

アップロードし直したり、チャット欄に貼り付け直したりする必要なく、以下の作業を手元のファイル上で直接進められるとのことです。

  • 文書の要約:PDF・Word文書、会議メモの要約
  • 文書の翻訳:PDF・Word文書、PowerPointスライドの翻訳(レイアウトを保持)
  • 資料作成:PowerPointドラフトの作成、フローチャートの作成
  • データ分析:Excelデータの集計、グラフによる可視化
  • 意味による検索:ローカルフォルダー内のファイルを、キーワードではなく意味内容で検索
  • Web情報の取得:Webサイトのページ検索と内容の取り込み

意味による検索では、複数のサブエージェントを並行動作させることで高速に処理するとのことです。

日本語UI・日本語ドキュメントとマルチプラットフォーム対応

ユーザーインタフェースと公式ドキュメントは、日本語を第一言語として提供されています(英語にも対応)。Windows・macOS・Linuxのいずれでも同じ操作で利用できます。

動作環境

Kariの動作環境は以下の通りです。

  • Windows:Windows 10 / 11(64bit)
  • macOS:macOS 12以降(Apple Silicon / Intel)
  • Linux:Ubuntu 24.04以降 / Debian 13以降(.deb、x86_64)

利用ライセンス

Kariは、コミュニティライセンスと法人ライセンスの2つの形態で提供されます。

コミュニティライセンス(無償)は、個人での利用、100名未満の組織での利用が対象です。100名以上の組織の場合は、最長60日間の評価利用となります。

法人ライセンス(有償)は、100名以上の組織での60日間を超える継続利用が対象で、価格・提供条件については問い合わせが必要とのことです。

ライセンスの申請・管理は、Kariアプリケーション内から行えるとのことです。

開発の背景

同社によると、生成AIの性能が向上する一方で、実際の業務でAIを使う際には、個人向けサブスクリプションとは別にAPIの従量課金契約が必要になる料金体系の二重負担や、手元のファイルやAPI非対応システムにAIが届かないといった課題があったとのことです。

Kariは、Block, Inc.が開発し現在はAgentic AI Foundationが運営するオープンソースプロジェクト「goose」(Apache License 2.0)をもとに開発された派生プロダクトとなっています。

今後の展開

GotoAIは今後、Kariの対応業務とデータ連携の範囲を順次拡大していく方針とのことです。

具体的には、社内文書を知識として活用するRAG機能の強化、データ基盤連携と分析機能の拡張、自社GPU基盤パッケージ『OumiGo』と組み合わせた日本国内完結型AIソリューションの構築支援を進めるとしています。

Kariは、製品サイトおよび公式ドキュメントサイトから、Windows / macOS / Linux版を無償でダウンロードできます。

Claude および Anthropic は Anthropic PBC の、ChatGPT および OpenAI は OpenAI, Inc. の商標です。その他、記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。




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