キヤノン、家庭用プリンター「PIXUS」向けに見守り通知と生成AIチャットのサポートサービスを10月1日開始



見守り機能と生成AIのサポートサービスを示す、スマホ通知とクラウド、プリンターのイラスト

キヤノンは10月1日、家庭用インクジェットプリンター「PIXUS(ピクサス)」シリーズ向けの新たなサポートサービスを同日より提供開始したと発表しました。プリンターの状態を継続的に確認する見守り機能と、生成AIを活用したチャットサポートで構成されています。

すでに利用されている対象製品にも対応しており、トラブルの予防と、ユーザーの疑問や困りごとの解決を支援します。

サービスの概要

家庭用プリンターの問い合わせは、操作方法や初期設定、ネットワークの接続方法、エラー発生時の対応など多岐にわたるとのことです。対処方法は利用環境や状況によって異なるため、従来の製品マニュアルやFAQなどによる画一的な情報提供では、必要な情報にたどり着くまでに時間や手間がかかるケースがあったということです。

新サービスは、キヤノンがオフィス向け複合機で活用しているサービス基盤「DSF(Data-driven Service Foundation)」を家庭用プリンターに展開したものです。DSFは、プリンターの稼働情報をクラウド上で収集・分析し、保守・サポート業務を効率化する同社独自のデータ活用基盤です。

クラウドを通じてプリンターの状態を確認し、生成AIで利用状況に応じたサポートを行うことで、ダウンタイムを抑えた利用環境を目指すとしています。

トラブル予防を支援する「見守り通知」

「見守り通知」は、クラウドを通じてプリンターの状態を継続的に確認する機能です。プリンターの状態や印刷品質の維持に役立つアドバイスや注意事項が、モバイルアプリ「Canon PRINT」にプッシュ通知されます。

例えば、プリンターの電源が正しく切られていないなど、印刷品質に影響する可能性がある場合に、トラブルが起きる前にスマートフォンへ適切な操作を促す通知が届きます。

生成AIが疑問に答える「Advanced Chat」

「Advanced Chat」は、PCおよびモバイルアプリ「Canon PRINT」のチャット画面から利用できる機能です。プリンターの使用方法や設定方法、印刷時の困りごとなどを、状況や症状を含めて自由な文章で質問できます。

生成AIが質問内容を理解し、関連する情報を要約して回答します。さらにプリンターの状態情報も活用し、トラブル発生時の原因特定や対処方法を提示することで、ユーザー自身による問題解決を支援します。なお、学習済みの生成AIを使用しており、自己学習機能は備えていません。

PIXUSの見守りと生成AIサポートを表す、Advanced Chat画面とAIクラウドのイラスト

対象製品と利用条件

対象は、2023年10月以降に発売された「PIXUS」シリーズのXK510、XK140、XK130、TS8930、TS8830、TS7630、TS6730、TS6630、TS5630、TS5530、TS3730です。

サービスは無償で、利用にはプリンター連携サービス「MyPrint With」への登録(無償)と、アプリ「Canon PRINT」のダウンロード(無償)が必要です。また、プリンターの使用状況や稼働状態を把握するため、キヤノン純正インクカートリッジを使用するユーザーが対象となっています。




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