介護リフトのスリング選びを支援! 無料アプリ『モリトースリング選定』がApp Storeで公開中



アプリ「モリトースリング選定」の告知。スマホ画面3つとApp Store無料公開中の表示

株式会社モリトーは10月2日、介護リフト用スリング(吊り具)の選定を支援するiPhone/iPad向けアプリ『モリトースリング選定』を、9月24日からApp Storeで無料公開していると発表しました。

身長・体重・首の据わりなど、介護リフトを使う方の様子を選んでいくだけで、約1分で候補のスリングと選定の理由、TAISコードが表示されます。

開発の背景

介護リフトで移乗する際、利用者の身体を直接支えるのがスリングです。身体状況によって合う機種が異なるため、「リフトは決まったが、スリングをどれにすればよいか分からない」「カタログを見ても機種の違いが分からない」といった声が、介護の現場から寄せられていたとのことです。

同社は、30年以上にわたる介護現場での知見をもとに、専門職でなくてもスリング選びの最初の一歩を踏み出せることを目指して、本アプリを開発したそうです。

はじめて介護リフトに触れる家族から、ケアマネジャー、理学療法士、作業療法士、福祉用具専門相談員まで利用できるとしています。

アプリの紹介動画

スリング選定アプリ ― 迷ったら、まず方向性を ―

『モリトースリング選定』の主な機能

身体状況を選ぶだけで約1分で結果を表示

身長・体重・首の据わりなどを選んでいくと、約1分で結果が表示されます。あわせて、脚部切断、起立性低血圧、褥瘡の有無など、とくに注意が必要な条件も最初に確認する仕組みです。

モリトースリング選定アプリの身体状況を選ぶ画面。特殊条件と身長・体重の入力

使う場面や素材の希望も指定可能

使う場面として、居室(ベッド⇔車いす)、トイレ、入浴、車への移乗、段差の解消、床からの持ち上げを選べます。

素材については、通気性を重視したメッシュ、肌触りのよいボア、頸部の保護などを指定できます。場面ごとに適した機種が異なるため、複数の場面で使う場合は、場面を変えて選び直す形です。

モリトースリング選定アプリの使う場面と素材の希望を選ぶ画面

候補は最大3機種、選定の根拠も表示

同社製スリングの中から、候補が最大3機種、製品写真とあわせて表示されます。なぜその機種になったのか、選定の根拠も示されます。

モリトースリング選定アプリの候補スリング表示画面(エヴァハーフ中、パオハーフ)

TAISコードや適用身長の目安を表示

介護保険の給付事務に使用するTAISコードのほか、適用身長の目安、耐荷重が表示されます。

装着時の注意点も確認可能

肩抜きなど、装着時に気をつけたいことや、してはいけないことも表示されます。表示された結果は、担当のケアマネジャーや理学療法士、作業療法士、福祉用具専門相談員にそのまま見せることもできます。

モリトースリング選定アプリの「選定の根拠・注意事項」画面

通信しない設計

アプリは端末の中だけで動作し、入力内容が外部に送信されることはありません。個人情報を入力する欄も用意されていません。

利用にあたっての注意点

本アプリが示すのは、スリング選定の方向性です。現在の身体状況から導いており、生活環境や生活動線、介助する方の状況は考慮されていません。最終的な選定は、生活の様子を確認したうえで専門職が行うとのことです。

最終決定の前には、実機でのフィッティングが必要だとしています。実機の試用は、最寄りの介護ショップ(福祉用具貸与事業所)への相談が案内されています。なお、本アプリは医療機器ではなく、診断や治療の判断は行いません。

アプリの概要

アプリ名は『モリトースリング選定』で、価格は無料です。対応機種はiOS 17.0以降のiPhoneおよびiPadで、対象製品は株式会社モリトー製のスリングとなっています。

H.C.R.2026のモリトーブースでも紹介

10月7日から9日まで東京ビッグサイトで開催される「H.C.R.2026 第53回国際福祉機器展&フォーラム」の同社ブースでも、本アプリが紹介されます。

会期は10月7日(水)〜9日(金)の10:00〜17:00(9日は16:00まで)で、会場は東京ビッグサイト 東展示棟です。小間番号は東3ホールの3-17-02で、入場料は無料(事前登録制)となっています。




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