
株式会社SciEmoは10月12日、J2所属のカターレ富山を運営する株式会社カターレ富山と協業して開発した公式アプリ『Kataller Smart App(カタスマ)』を、同日より提供開始したと発表しました。
アプリにくわえて、クラブが使う管理画面と顧客データ基盤(CDP)、毎月のマーケティング伴走支援も一体で提供されます。
『カタスマ』の概要
『カタスマ』は、SciEmoのスポーツクラブ向けアプリ「グリフル for Sports」を基盤としています。提供内容は、サポーター向けアプリのほか、クラブ側の管理画面とダッシュボード、CDP、マーケティング伴走支援で構成されています。
アプリの対応OSはiOSとAndroidです。観戦、購買、アプリ内の行動といった、これまで統合できていなかったデータをひとつにつなぐ狙いがあるとのことです。
- グリフル for Sports:https://sports.glyfull.jp/
背景
カターレ富山はJ2で戦いながら、J1昇格を目標に掲げています。SciEmoは、チケット、ファンクラブ、グッズ、スタジアムでの購買などのデータがサービスごとに分かれていると、サポーター一人ひとりの姿が見えにくくなると指摘しています。
どんな試合に足を運び、何を楽しみにしているのかがわからなければ、個々に合った体験の提供や、スポンサー企業とサポーターをつなぐことが難しくなるという考えです。この課題はカターレ富山に限らず、多くのスポーツクラブに共通するテーマだとしています。
提供内容
カターレ富山オフィシャルアプリ「カタスマ」
アプリには、チケット購入導線、デジタル会員証、駐車場予約、入場待機列の抽選、モバイルオーダー、イベント予約、グッズ購入が集約されています。GPS機能付きのスタジアムマップや、好きな選手を選んでデザインを変更できる機能も搭載されています。

試合前後を含めたスタジアム体験を、アプリを起点に快適にすることが狙いです。
応援の機会を広げる「ONE KATALLER」とファンレター機能
全サポーターのポイントを合算して特典獲得を目指す「ONE KATALLER」が用意されています。競争ではなく一体感の中で応援を積み重ねる仕組みだということです。
このほか、試合のない日でもクラブとのつながりを感じられるよう、ファンレター機能なども設計されています。ファンの熱がクラブ経営を支え、チームが強くなることでさらに熱が高まる、という循環を目指しているそうです。
顧客データ基盤(CDP)
試合観戦やカタスマ内での行動など、各種データがCDPに集約されます。サポーターの関心や熱量を把握したうえで、ファンクラブ入会プランと掛け合わせたセグメントごとに、プッシュ通知、公式LINE、メールで情報を届けられます。
JリーグIDとも連携しており、しばらく来場していないサポーターへのアプローチも可能です。ダッシュボードでは、チケット販売状況や試合ごとの来場傾向、施策の効果を一目で確認できます。
くわえて、記事のAI下書き、イベントやプレゼントの抽選、駐車場予約の管理といった機能も備えています。クラブスタッフがサポーターと向き合う時間を生み出すことが目的とのことです。
マーケティング伴走支援
SciEmoのリサーチャーとマーケターが、毎月のデータ分析、定例会議、企画立案、通知やDMの文案作成、レポート作成までを担当します。データを振り返って次の打ち手を決める流れを繰り返し、継続的な成長を支えるとしています。
データ活用の方向性
SciEmoは、データ分析の目的を数字を追うことではなく、サポーターにカターレ富山をより好きになってもらい、楽しんでもらうことだと説明しています。一人ひとりに合った情報や体験を届け、スタジアムに足を運ぶ理由を増やす考えです。
あわせて、スポンサー企業とサポーターの距離を近づける取り組みも掲げられています。サポーターの関心を理解することで、スポンサー企業の取り組みを必要とする人に届けやすくなるという考えです。
選手、サポーター、スポンサー企業、フロントがよりワンチームになることが、J1という目標に挑む力になるとSciEmoは考えているそうです。
今後の展望
SciEmoは、富山での取り組みで得た知見をもとに、地域とともに成長するクラブ経営のモデルづくりを進めるとしています。将来的には、挑戦を続ける全国のスポーツクラブを支えるサービスとして発展させていく方針です。
代表取締役のコメント
株式会社SciEmo代表取締役の丸本瑞葉さんは、次のようにコメントしています。
「サポーターと地域を大切にするカターレ富山の皆さまの姿勢に深く共感し、今回の協業に至りました。J1への道は、ピッチの上だけで切り拓けるものではないと考えています。選手、サポーター、スポンサーの皆さま、そしてフロント。一人ひとりの想いがひとつになったとき、クラブは本当に強くなる。私たちは、その想いに寄り添い、つないでいく存在でありたいと願っています。アプリを届けて終わりではなく、クラブがひとつになる挑戦に、皆さまとともに伴走してまいります。」
導入概要
導入先は株式会社カターレ富山で、提供開始日は10月12日です。提供内容は、サポーター向けオフィシャルアプリ(iOS/Android)、管理画面・ダッシュボード、顧客データ基盤(CDP)、マーケティング伴走支援となっています。
なお、カタスマに関する問い合わせは株式会社カターレ富山が受け付けています。
- Original:https://www.appbank.net/2026/10/13/iphone-news/3129172.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部
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