
デベロッパーのTim Larick氏は10月21日、2Dホラーアドベンチャー『Inky’s Sleep』をPC(Steam)向けにリリースしました。ゲーム内のUIは日本語に対応しています。
本作は、黒い子猫インキーの夢の中を探索する作品です。かわいい見た目とは裏腹に、じっとりとした不気味さが漂う悪夢が待ち受けています。
枕で目を閉じたら、そこは呼吸する壁の世界
『Inky’s Sleep』は、シュルレアリスムの要素が散りばめられた、暗くも魅惑的な2Dホラーアドベンチャーです。主人公は猫のインキーです。
ある静かな夜、インキーはお気に入りの枕で目を閉じます。ところが夢に現れたのは、ネズミ遊びやミルクの川ではありませんでした。
迷い込んだのは、枯れた壁が呼吸するようにうごめく影の世界です。ねじれた狭いトンネルが続き、どこからか囁き声が響いて、迫る足音で地面が揺れます。
異次元の箱、生きた毛糸玉、忍び寄るクリーチャー
プレイヤーはインキーを操作し、夢の世界を探索していきます。古代文字のようなグリフのパズルを解いたり、箱をくぐって隠れた別の次元へ入り込んだりします。いたずら好きな“生きた毛糸玉”を追いかける場面もあるようです。


夢には不気味なクリーチャーが巣くっています。危険が迫ったときは、身を隠してやり過ごすことも必要です。パズルの多くは解答がランダムになっているため、答えを覚えるだけでは先へ進めないでしょう。

探索の目的は、夢に忍び込んだ闇を払うことです。ゴリラのような体にネコの頭をもつ存在バラムートのために、3つの失われたアーティファクトを探します。
公開されている画面では、赤い壁紙の部屋や、錆びた配管が入り組む通路、無数の腕が伸びる洞窟などが確認できます。場面ごとに空気ががらりと変わり、モノクロ調の暗がりの中で小さな黒猫が際立っています。操作はシンプルで直感的です。キーボードだけでも遊べます。



言葉に頼らない物語と、音で怖がらせる演出
本作は、会話やテキストをほとんど使わないのが特徴です。物語は映像と感情で語られ、言葉がなくても理解できるつくりになっています。聞こえてくるのは意味のわからない声だけ、という場面もあるそうです。
Tim Larick氏は、言語がわからないゲームを子どもの頃に起動して、映像だけで物語を読み解いたときの感覚を目指したそうです。プレイを通じて、インキーの過去や人間との複雑な関係が少しずつ見えてきます。
本作のルーツは、2017年に作られた小さなFlashゲームです。それをUnityで作り直し、ビジュアルやストーリーテリングも一新しました。
サウンド面にもこだわっています。音響制作の経験を活かした重く濃密なサウンドデザインに、Stewart Keller氏が手がけたふわりと浮かぶような旋律が重なります。恐ろしさと心地よさの落差も聴きどころでしょう。
5種類のエンディング、隠し部屋には素敵な首輪も
エンディングは全部で5種類あります。マップには隠し部屋が用意されており、見つけるとインキーにつけられる美しい首輪が手に入ります。
怖いだけでなく、思わず笑ってしまう場面や、キュンとするかわいい瞬間も混ざっています。熱にうなされた夢の中で、どす黒い何かに侵されたブラウザゲームを遊んでいるような感覚を味わえるそうです。
価格と日本語対応
価格は905円です。
日本語はUIに対応しており、音声と字幕には対応していません。ただしストーリーは言葉に頼らず伝えられる構成のため、会話の理解に苦労する場面は少なそうです。Steamでは体験版も配信されているので、雰囲気を確かめてから購入を決めることもできます。
『Inky’s Sleep』は、PC(Steam)向けに10月21日にリリースされました。

- Original:https://www.appbank.net/2026/10/24/game/3140898.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部
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