ヤマハ『VOCALOID7』が11月11日発売! Cubase連携やキャラ表示機能を搭載、ボイスバンク5種も同時登場



エディター上にキャラクター立ち絵を表示したVOCALOID7の画面

ヤマハ株式会社は10月23日、歌声合成ソフトウェア「VOCALOID」の最新バージョン『VOCALOID7』を11月11日に発売すると発表しました。ダウンロード専用で、ボーカロイド公式ショップから購入できます。

VOCALOID3以降のソフトウェア購入者向けにアップグレード版も用意されています。あわせて、VOCALOID7専用のボイスバンク5種も同日に発売されます。

『VOCALOID7』の価格とラインナップ

通常版の『VOCALOID7 Editor』は税込16,500円(税抜15,000円)です。アップグレード版は税込8,580円(税抜7,800円)で、どちらも11月11日に発売されます。

両製品には、ヤマハ製ボイスバンク「asa」が1つ同梱されます。アップグレード版の対象は、VOCALOID3〜VOCALOID6、VOCALOID Editor for Cubaseシリーズを持つすべてのユーザーです。

VOCALOID7 Editorでは、VOCALOID3〜VOCALOID6のすべてのボイスバンクを引き続き利用できます。

4年ぶりの新バージョン、開発の方向性

『VOCALOID7』は4年ぶりの新バージョンです。ヤマハによると、キャラクターや楽曲を楽しむカルチャーとしても広がるボカロ文化を踏まえ、クリエイターの創作支援機能を進化させたとのことです。

あわせて、これまで「VOCALOID」に触れたことのない人でも歌声合成や音楽制作を始めやすく、ファンも楽しめる内容を目指して開発されたそうです。

制作効率を高める新機能のほか、エディター上に好きなキャラクターやイラストを表示できる機能、好きな楽曲を好きな歌声で楽しめる機能が追加されています。

VOCALOID7の主な新機能

第2世代VOCALOID:AI合成エンジン

『VOCALOID7』ではVOCALOID:AI歌声合成エンジンが刷新され、より自然で表現力豊かな歌声を実現したとしています。日本語、英語、中国語に対応しています。

新たに搭載された「ATTACK」パラメーターにより、複雑な調整をしなくても発音にメリハリを付けられるそうです。

また、同じボイスバンクのまま声色を切り替えられる「VOICE TYPE」機能も追加されました。VOICE TYPEはVOCALOID7専用ボイスバンクのみが対応しています。

VOCALOID7のVOICE TYPE機能。Megpoid_V7のタイプ一覧を表示した画面

「Cubase」との連携強化

音楽制作ソフトウェア「Cubase」との連携が強化され、ノート入力にくわえて歌詞入力を含む基本操作を、「Cubase」のキーエディター上で完結できるようになりました。

さらに、「EXPRESSION」や「ATTACK」などのパラメーターを、「Cubase」上から操作できるノブとして搭載しています。

Cubase上のVOCALOID7 VSTiとキーエディターの画面

好きなキャラクターやイラストを表示できる機能

お気に入りのキャラクターやイラストをエディター上に表示できる機能が搭載されました。公式立ち絵以外の画像も表示できます。

読み込めるデータは、1,024×1,024ピクセル以下のPNGデータのみです。

ピッチカーブの保持機能

合成したピッチを保持し、固定化できるようになりました。それぞれのエンジンのピッチカーブを異なるボイスバンクで再現でき、好みの合成を選んで歌声を制作できます。

ピッチカーブの保持機能:固定化、ボイスバンク切り替え、書き換えの流れ

標準ボイスバンク「asa」を同梱

「asa」は、『VOCALOID7』に標準搭載されているボイスバンクです。透明感と存在感を兼ね備えた歌声と豊かな表現力を備えているとのことです。

標準ボイスバンク「asa」のキャラクターの顔アップと雲空、VOCALOIDロゴ

購入したその日から、本格的な楽曲制作を始められるそうです。

製品仕様・動作環境

製品仕様と動作環境の詳細は、11月11日にボーカロイド公式ショップで公開される予定です。

同時発売のVOCALOID7専用ボイスバンク5種

VOCALOID7専用ボイスバンク5つ(6商品)が、11月11日に同時発売されます。各ボイスバンクはボーカロイド公式ショップから購入できます。

各ボイスバンクには『VOCALOID7 Editor Lite』が付属します。好きなボイスバンクを購入するだけで、すぐに『VOCALOID7』での歌声合成を楽しめます。

『VOCALOID7 Editor Lite』は『VOCALOID7 Editor』の機能制限版です。動作方法はスタンドアロンのみで、使用できる最大トラック数は、VOCALOID:AIトラック、またはVOCALOIDトラックとAudioトラックの組み合わせで最大2トラックです。ボーカロイド公式ショップからダウンロードでき、認証不要で使用できます。

今後も、VOCALOID7専用の新たなボイスバンクが発売される予定です。

価格はいずれも税込で、次のとおりです。

  • AI Megpoid:11,220円(税抜10,200円)
  • ゲキヤクV:11,000円(税抜10,000円)
  • カゼヒキV:11,000円(税抜10,000円)
  • ゲキヤクV/カゼヒキV セット:16,500円(税抜15,000円)
  • ナースロボ_タイプT:11,000円(税抜10,000円)
  • LUCI:11,000円(税抜10,000円)

販売元は、AI Megpoidがライセンシー(インターネット)、それ以外はヤマハです。

AI Megpoid

歌手・声優の中島愛(めぐみ)さんの声をベースに制作した、VOCALOID7専用のボイスバンクです。VOCALOID7のAI技術に最適化されており、ナチュラルな表現でこれまでにない自由な歌声を実現するとのことです。

VOCALOID7 Voicebank「AI Megpoid」のパッケージ。緑髪の少女のイラスト

ディレクション次第で、人間らしい自然な歌声から近未来的なロボットボイスまで、さまざまな歌声を作れるそうです。

Native、Ballade、Cute、Soft、Vivid、Downer、Power、Whisperのボイスタイプを切り替えて使えます。

ゲキヤクV/カゼヒキV

VOCALOID7用に新たに録音・制作されたボイスバンクで、よりクリアで個性を引き出した歌声を実現しているとのことです。

ゲキヤクVは強気で素朴な少女ボイス、カゼヒキVは中性的でかすれたボイスが特徴だそうです。個別の購入にくわえて、2種のセットも用意されています。

VOCALOID7 Voicebank ゲキヤクV / カゼヒキVのキャラクターイラスト

ナースロボ_タイプT

「倉成町私立病院」に登場するキャラクターの一人で、医者によって作られたナース型アンドロイドです。ふんわりとした息混じりの発声で、優しくささやくような少女ボイスだということです。

VOCALOID7 Voicebank「ナースロボ_タイプT」のナース帽の少女イラスト

VOCALOID7版では、さらに儚さを感じられる歌声を楽しめるそうです。

LUCI

VOCALOID FAN-dingから生まれたボイスバンクで、VSinger「あかつきるき」の声をもとにしています。

いつか天使になりたい悪魔シンガーとして、光と闇の両面を持ち、さまざまなジャンルで歌わせられるとのことです。

VOCALOID7 Voicebank LUCI のビジュアル。光輪と角を持つ少女

期間限定のアップグレードセールとクーポン

VOCALOID7 Editorのアップグレード版は、11月11日から12月20日までの期間限定で、税込5,500円(税抜5,000円)で販売されます。

あわせて、10月9日以降にVOCALOID6 Editor付属商品(スターターパックを含む)を購入した人には、ボーカロイド公式ショップで使える税込5,500円の割引クーポンが提供されます。

期間中にこのクーポンをアップグレード版の購入に使うと、無料で購入できます。クーポンはアップグレード版だけでなく、すべてのボイスバンクにも利用できます。

「PLUS VOICEBANKキャンペーン」も開始

『VOCALOID7 Editor』とボイスバンクを同時に購入すると、Editorが通常価格の税込16,500円から3,300円引きの13,200円(税込)になる「PLUS VOICEBANKキャンペーン」が開始されます。

例えば、「ナースロボ_タイプT」(税込11,000円)と同時に購入した場合、合計は税込24,200円です。

対象は、VOCALOID7ボイスバンクに限りません。ボーカロイド公式ショップで販売されるすべてのボイスバンクが含まれます。

※文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。




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