『SAROS』ボス戦の制作秘話が公開! HousemarqueとNixxesが語る5体の君臨者たち



『SAROS』のボス戦。光る輪を頭部に持つ巨大なボスと対峙する主人公

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントは11月3日、PlayStation 5用ソフト『SAROS』に登場するボス戦の制作秘話を、公式ブログ「PlayStation.Blog」で公開したと発表しました。記事にはボスに関するネタバレが含まれています。

HousemarqueとNixxesの共同開発

『SAROS』は、HousemarqueとNixxesが密接に協力して開発したタイトルです。演出を伴うボス戦の制作でも、両社が役割を分担しています。

Housemarqueは、クリエイティブな構想、世界観、戦闘表現、ビジュアルコンセプトにくわえ、同社の代名詞である弾幕シューティングのDNAを本作にもたらしました。Nixxesは、エンカウントデザイン、アニメーション、環境、ライティング、技術面の実装を通じてボスを作り上げたということです。

Boss Design Evolution

開発初期からの連携

『SAROS』のボス戦は、体力の多い敵と戦うだけでなく、戦闘全体が綿密に演出されています。そのため、開発初期からチーム間の連携が欠かせなかったそうです。

Housemarqueは、ボスのコンセプト、ビジュアルの方向性、VFXのスタイルを担当しました。Nixxesは、Housemarqueの協力と最終レビューのもとで、アニメーション、環境、技術設計、ボスの挙動、攻撃の実装に取り組んでいます。

開発は、戦闘の構想、ゲームプレイの目標、ビジュアルの方向性を示すブリーフィングから始まりました。その内容をもとにNixxesが独自の案を提示し、初期プロトタイプや最初のプレイアブル版を制作しています。その後も発売まで、改良やプレイテスト、調整を重ねて各ボス戦を磨き上げたとのことです。

ボスのダッシュ攻撃とグラウンドパウンドのコンボを示す手描きスケッチ
Titan Phase 1のビーム攻撃/スワイプを描いた手描きスケッチ3コマ

Saros – L1

Saros – L2

『SAROS』らしいボスを形作る要素

『SAROS』のボスは、いくつかの基本原則に基づいて設計されています。まず、すべてのボス戦が3つの異なるフェーズで構成され、フェーズごとに戦闘の見た目や印象、プレイ体験が変化します。

PHASE 1〜3に分かれた、円形ステージの攻撃パターン図のボード

ボス戦の長さは通常3分から8分程度です。「SAROS: Zenith」では、よりコンパクトなアーケード体験になっています。

手ごたえは、ボスの挙動、戦闘エリアの変化、ステージ内の危険要素、弾幕、ビーム、物理攻撃によって生み出されています。これらは、プレイヤーがシールド、ジャンプ、パリィ、ダッシュを駆使するよう促す設計にもなっています。開発側は、優れたボスの攻撃とはプレイヤーが慌てて動くのではなく、意図を持って行動するよう促すものだと考えているそうです。

青白く光る星形の弾幕を前に、巨大な敵へ走るプレイヤーの後ろ姿
『SAROS』のボス戦場面。赤い光の弾幕と橙の光柱が並ぶ水面

また、プレイヤーがボスに敗れたときの体験も重視されています。具体的には、なぜ負けたのか理解できるか、次はどうすればいいかわかるか、理不尽ではなく自分のミスだと感じられるか、もう一度挑戦したいと思えるか、という4点です。

アルジュンの前に立ちはだかる君臨者たち

記事では、主人公アルジュンの前に立ちはだかる5体のボスについて、それぞれの狙いが語られています。

最初の関門”プロフェット”

プロフェットは最初に登場するボスで、プレイヤーにとって初めての大きな試練です。序盤に登場するため、ゲームの進行を大きく妨げずに『SAROS』のボス戦がどのようなものかを教える存在として設計されたということです。

ドラマチックで脅威を感じさせつつ、ボス戦の流れや求められる立ち回りを自然に学べる体験が目指されました。

空を翔ける”アーキテクト”

アーキテクト戦は、本作でも屈指のドラマチックなボス戦とのことです。それまでに張られた伏線を受け、巨大な塔の頂上でアーキテクトと対峙します。

『SAROS』のゲーム画面。塔の横に、中央に輪を持つ枝状の頭部の巨大な敵

アーキテクトは戦いの最中にステージを破壊しながら、最後まで攻撃の手を緩めません。戦いは崩壊するステージを中心に展開するため、グラップルが欠かせない要素になります。プレイヤーはボスと戦うだけでなく、崩壊するステージを生き延びる必要があります。

巨躯を誇るボス”シェパード”

シェパードは本作最大のボスで、見た目の迫力も随一だそうです。戦いの舞台は、嵐の海に浮かぶ船上です。その巨体にくわえて、戦いの終盤には恐るべき変貌を遂げます。

『SAROS』のボス戦。金色の鎖状の弾を放つ主人公と巨大なボス

この戦いの要となるのは触手です。プレイヤーは触手をかわしたり、ジャンプで飛び越えたりしなければなりません。触手はステージを狭め、思いがけない方向から攻撃を仕掛けてきます。クライマックスでは、傾いたステージでボスと対峙します。

魔術を操る”プリーステス”

プリーステスは、幻影と変身を駆使するボスです。戦いは現実離れしていて、フェーズごとの特徴が際立っています。旅の途中であっても、プレイヤーにプリーステスが最後のボスかもしれないと感じてもらうことが意図されたということです。

戦いは、幻影によるクローンとの戦闘から、巨大な浮遊ステージでの戦いへと発展します。プレイヤーは、戦闘、謎解き、プラットフォーミングを組み合わせて生き残る必要があります。

『SAROS』の大きな広間で、三体の発光する異形のボスと対峙するプレイヤー

最後の君臨者”キング”

最後のボスであるキングとの戦いは、激しい真っ向勝負でプレイヤーの実力が試される内容を目指したそうです。物語の重要な局面でもあるため、その重みが伝わる戦いにする必要もあったということです。

キング戦では、難易度だけでなくキング自身の個性も段階的に強く表れます。序盤では冷静かつ容赦なく攻め立てますが、やがて攻撃は苛烈になり、最後には獣のように荒々しく、予測不能な攻撃を繰り出します。

複雑なギミックには頼らず、プレイヤーがこれまでに学んだすべてが試される構成で、習熟度が何より重要になるとのことです。

Saros – All Bosses 16×9

「SAROS: Zenith」への展望

Nixxesのコンテンツチームにとって、『SAROS』のボス制作は素晴らしい機会になったそうです。どのボス戦も理不尽さを感じさせず、スリルがあり、何度でも挑戦したいと思えるものにすることが目標でした。

どのボス戦でも、プレイヤーにとって最も記憶に残る瞬間をどう生み出すかが模索されています。本作を象徴するスピーディーでレスポンスに優れた激しいアクションの制作では、Housemarqueと密接に協力したとのことです。

「SAROS: Zenith」では、新モード”オーバーロード・ラッシュ”で、これらのボス戦に再び挑戦できます。よりスピーディーで繰り返し楽しみやすくなった戦いを、新鮮な感覚で体験できるそうです。開発側は、プレイヤーがランキングの頂点を目指して挑戦する姿を楽しみにしているとのことです。

『SAROS』のタイトル情報

『SAROS』の発売元はソニー・インタラクティブエンタテインメントで、対応ハードはPlayStation 5です。ジャンルはアクションシューティングで、プレイ人数は1人、CEROはC(15才以上対象)となっています。すでに発売中です。

価格は、パッケージ版が希望小売価格8,980円(税込)です。ダウンロード版は、スタンダードエディションが8,980円(税込)、デジタルデラックスエディションが9,980円(税込)です。なお、記事で紹介されている映像と画像は英語版です。

©2026 Sony Interactive Entertainment Europe.Developed by Housemarque Oy.Saros is a trademark of Sony Interactive Entertainment LLC.




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