『NAVITIMEドライブサポーター』にロードキル対策機能! 全国546区間で野生動物の飛び出しを注意喚起



NAVITIMEドライブサポーターのロードキル対策。スマホ画面にシカの飛び出し注意表示

株式会社ナビタイムジャパンは11月4日、カーナビアプリ『NAVITIMEドライブサポーター』で、野生動物との交通事故(ロードキル)が多い区間を音声と画面で知らせる「ロードキル対策」機能の提供を同日より開始すると発表しました。

国土交通省による「データ駆動型ロードキル対策」の全国展開を受けた機能です。同省が公開するロードキル発生データをもとに、同社が全国546区間の注意喚起区間を独自に作成して搭載しています。

注意喚起区間に近づくと音声と画面で通知

走行中に注意喚起区間の手前へ差し掛かると、画面表示と音声で注意を促します。音声は「この先、野生動物の飛び出しにご注意ください」といった内容です。

また、地図上ではルート上のどこに注意喚起区間があるかを確認できます。区間ごとに、とくに注意すべき動物種も表示されます。

ロードキル対策機能の画面案内と、対応する12種類の野生動物の標識

同社は、あらかじめ注意が必要な区間を知らせることで、動物との接触や、急ハンドル・急ブレーキなどの回避行動による重大事故を防ぎたいとしています。機能の詳細は特設ページでも案内されています。

国土交通省へ効果検証の結果を共有

同社は、この機能の案内によってドライバーの走行速度がどう変化したかを検証し、統計処理した集計結果を国土交通省へ共有・還元するとしています。結果は、今後の道路交通安全施策や自然環境保護の取り組みに活用される見込みです。

開発の背景

国土交通省によると、直轄国道でのロードキルは令和6年度に年間約7.6万件発生しています。とくに秋から冬にかけてが、最も注意を要する時期だということです。

同省が掲げる「道路分野のネイチャーポジティブ」の施策でも、「ドライバーへの注意喚起」としてナビゲーションアプリ等の活用が挙げられています。同社はこれを受け、ドライバーの安全運転と自然環境保護の両立を目指して開発したとのことです。

注意喚起区間の設定方法

約10万件のデータから区間を抽出

国土交通省の「ロードキル発生状況」データのうち、犬・猫・鳥類を除いた野生動物の記録約10万件を1km刻みで集計しています。多発している範囲をつなぎ合わせ、最長20kmまでの「区間」として設定しました。

点ではなく区間で示すことで、注意が必要な範囲を連続して認識できるようにしているそうです。

主要4種を中心に地域ごとの傾向を反映

発生件数の多いタヌキ、シカ、キツネ、イノシシの主要4種を中心に集計しています。6年間の件数は約10万件にのぼります。

地域ごとの傾向も踏まえており、北海道ではシカ、関東ではタヌキなどが挙げられています。各区間で注意すべき具体的な動物種を確認できます。

希少種は条件を緩和して抽出

ヤンバルクイナやケナガネズミなど、保護が必要な希少種(絶滅危惧種)8種・計60件については、条件を緩和しています。発生記録のあるエリアを漏れなく抽出し、注意喚起区間に反映しているとのことです。

『NAVITIMEドライブサポーター』の概要

『NAVITIMEドライブサポーター』は、リアルタイムの渋滞・交通情報や、過去・未来の渋滞予測などを考慮したルートを案内するカーナビアプリです。駐車場の満車空車情報の確認や「超渋滞回避ルート」、「ナビタイムマイレージ」などの機能を利用できます。

同社は、これまでにも安全運転を支える注意喚起機能を提供してきました。2023年9月には『カーナビタイム』で「冠水注意地点回避ルート」を、2026年6月には『NAVITIMEドライブサポーター』で逆走多発地点での注意喚起機能を提供開始しています。

※「NAVITIME」「ドライブサポーター」は、株式会社ナビタイムジャパンの商標または登録商標です。
※その他、記載されている会社名や商品名等は、各社の商標又は登録商標です。




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