名古屋・愛知の「今話題のスポット」だけを載せるデジタルマップ『NAGOYA BUZZ MAP』が11月5日に正式公開!



NAGOYA BUZZ MAPのロゴと、マップ画面を表示したスマートフォン

株式会社パーは11月5日、名古屋・愛知の”今話題のスポット”だけを載せるデジタルマップ『NAGOYA BUZZ MAP(名古屋バズマップ)』を同日に正式公開したと発表しました。9月からの試験公開を経ての正式公開です。

サービス名の「バズ(BUZZ)」は、SNSなどで一気に話題が広がることを指す言葉です。SNSやテレビ、Webメディアで紹介された情報をAIが毎日集めて反映し、話題が薄れたスポットは自動的に外れる仕組みになっています。

利用は無料で、アプリのインストールは不要です。地元のお出かけにも、名古屋エリアを旅行中の行き先探しにも使えるとのことです。

話題の理由と場所を一つのデジタルマップで確認

スポットの詳細画面では、紹介された内容と紹介元をその場で確認できます。情報がある場合は、紹介動画や公式SNSも表示されます。

スマホ2台にNAGOYA BUZZ MAPの地図画面と名古屋市博物館の詳細画面

表示言語は日本語を含む10言語に対応しています。映画やドラマ、アニメの舞台、有名人ゆかりの地は「聖地」として分類されており、絞り込み操作で巡礼先を探せます。

NAGOYA BUZZ MAPのスマホ画面。地図と聖地の絞り込みメニュー

画面には遊び心のある仕掛けも盛り込まれています。開くたびに名古屋弁のひとことが流れ、ピンの色で店の種類が分かるほか、ページ内には小さな隠し要素も用意されているそうです。

NAGOYA BUZZ MAPのスマホ画面。富士山のピンと名古屋弁のひとことが表示された地図

AIが集めて選び、人が掲載前に最終チェック

AIが紹介情報を集めて候補を選ぶ

YouTube、X、Instagram、TikTokなどのSNSやテレビ番組、Webメディアの公開情報を毎日収集し、AIが店名や場所、紹介内容を読み取ります。

掲載候補は、紹介の新しさや紹介元の種類、複数の紹介元で取り上げられているかといった基準でAIが選びます。

掲載の見直しもAIが毎日実施

スポットの掲載には期限があります。新しい紹介情報が途絶えて話題性が薄まったとAIが判断したスポットは、毎日の見直しでマップから外れます。

新たに紹介されれば掲載は続き、終了日のあるイベントは会期後に外れます。

人は掲載前の最終確認を担当

店舗の取り違え、対象地域外の情報、炎上や事故など好ましくない理由で話題になったスポット、広告・PR投稿の判定は、まずAIが行います。担当メンバーがその結果を掲載前に最終確認します。

担当メンバーは全員、名古屋エリアで生まれ育った人たちで、地元の文脈をふまえて判断するとのことです。

なお、同サービスは紹介情報をもとに出かけ先を探すためのもので、店舗の人気や品質の順位を示すものではありません。閲覧・利用は無料で、スポットの掲載料もかかりません。

開発の背景にある観光の変化

世界から人を迎えた2026年の秋

発表では、2026年の秋に名古屋が世界から人を迎えたことが背景のひとつに挙げられています。9月19日から10月4日のアジア競技大会、10月18日から24日のアジアパラ競技大会が開かれ、両大会とも45の国と地域が参加しました。

名古屋市が10月13日に発表した2025年の調査では、観光入込客は延べ約6,398万人(推計)で前年を上回りました。観光総消費額は推計7,107億円、外国人の延べ宿泊客は約450万人でした。

店は「探す」から「出会う」へ

ファストマーケティングの調査では、飲食店情報をSNSや動画で集める15〜29歳の約8割が、閲覧中に気になる店に出会うと回答しています。2025年の訪日外客数は推計約4,268万人で、年間の過去最多となりました。

観光庁の2024年調査でも、出発前に役立った旅行情報源はSNSが最多でした。一方で紹介情報はSNSやテレビに分散しており、紹介内容と場所をまとめて見たいという開発者自身の不便が出発点になったとのことです。

名古屋エリアに暮らす人が友人を誘える街に

もう一つの出発点は、名古屋エリアに暮らす人自身だといいます。名古屋市が2016年と2018年に行った都市ブランド・イメージ調査では、2回とも主要8都市のうち「最も魅力に欠ける都市」に最多で選ばれたのが名古屋でした。

それから8年で街は変わりましたが、代表の鈴木翔大さんは県外の友人を誘う場所がすぐに思い浮かばなかったそうです。「地元の人が友人を誘うきっかけを増やしたい」という思いから、このマップが作られました。

地域イベントの公式デジタルマップにも採用

2026年10月24日・25日に開催された「名古屋ハロウィンラリー」の公式デジタルマップに、NAGOYA BUZZ MAPが採用されました。加盟店の営業時間や受付・休憩場所の案内に使われたとのことです。

同じ仕組みで、イベントや商店街、自治体向けの公式デジタルマップも提供される予定です。加盟店の営業時間や受付の案内、当日の変更反映まで対応するそうです。

蓄積データは観光と店づくりに活用予定

NAGOYA BUZZ MAPには、二種類の記録が日々蓄積されます。一つは「どの店や場所が、いつ、どの媒体で話題になったか」という紹介の記録です。もう一つは「どの表示言語で、どのスポットの閲覧や保存、道順の確認が行われたか」という利用の記録です。

表示言語別に関心が集まるスポット、話題が生まれやすいエリアやジャンル、話題が続く期間といった傾向は、統計として整理されます。これらを自治体や観光団体、商業施設、出店を検討する事業者と共有していくことが計画されています。

利用傾向の分析用データには、個人を特定する情報やIPアドレス、位置情報は含まれません。外部への提供は統計値に限られます。

9〜10月に紹介を確認した掲載店の例

9〜10月に紹介を確認した掲載店から、紹介元や紹介内容の違いを重視して3軒が例として挙げられています。人気や品質の順位ではないとのことです。

台湾ラーメン 江楽 名駅店(名古屋市西区)

大量の卵を一気に注いで炒め上げる豪快な調理風景が、日本の食を海外に紹介するInstagramの投稿で取り上げられました。リールは2026年10月30日時点で約2,900万回再生されています。

台湾ラーメン 江楽 名駅店の、卵とネギがのった黒い鉄皿の料理

英語やポルトガル語で、驚きのコメントが多く寄せられているそうです。

名古屋観光ホテル(名古屋市中区)

1階に「名古屋めし食堂 丸八 伏見別邸」が9月17日に開業し、東海テレビ『ニュースONE』と複数のWebメディアが報じました。

名古屋観光ホテルの外観。窓が並ぶ大きな橙茶色の高層建物と手前の木々

このホテルは、Netflix映画『10DANCE』(竹内涼真さん・町田啓太さん主演)で全日本ダンス選手権の会場として登場したロケ地でもあります。

珈琲処 カラス(名古屋市中区)

伏見にある1970年代創業の純喫茶です。カラスクッキーをのせたコーヒーフロートを紹介したXの投稿が、2026年10月30日時点で約7万回表示されました。

珈琲処 カラスの外観。レンガ壁と石張りの壁、ガラス窓のある純喫茶の店先

2018年12月31日放送の『孤独のグルメ大晦日スペシャル 京都・名古屋出張編』で、あんトーストが登場した店でもあります。

代表の鈴木翔大さんのコメント

代表取締役の鈴木翔大さんは、開発のきっかけについて次のようにコメントしています。

「知りたかったのは、いま話題の店でした。SNSは情報がバラバラで、どれを見ればいいのか分かりません。SNSやテレビの紹介情報を一つの地図で見たいという自分の不便が、開発のきっかけです。

私は名古屋で生まれ育ち、観光や名古屋エリアの地域DXを仕事にしていますが、それでも、名古屋に来てくれる県外の友人を誘う場所がすぐには出てきませんでした。

名古屋城や熱田神宮のような定番の名所はもちろん、『このマップがあるから名古屋に行ってみよう』『ここが良かったから県外の友人にも教えたい』。そんな広がりを作りたいと思っています。『今日はここに行こう』と誘えるきっかけを増やし、街への誇りにつながるサービスを目指します。」

サービス概要

サービス名は『NAGOYA BUZZ MAP(名古屋バズマップ)』で、2026年11月5日に正式公開されました。対象地域は名古屋・愛知で、11月5日時点の掲載数は300以上のスポットです。

利用料金は無料で、掲載料もかかりません。ブラウザで利用でき、アプリのインストールは不要で、ホーム画面への追加にも対応しています。

対応言語は、日本語、英語、簡体字中国語、繁体字中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、ドイツ語、フィンランド語の10言語です。掲載はAIが毎日見直し、話題が薄れたスポットは非掲載となり、イベントは会期後に非掲載となります。




Be the first to comment

Leave a comment

Your email address will not be published.




CAPTCHA