チケット対応からネットワーク構築、コーディングまで挑むITシミュレーション『IT Specialist Simulator』Steamで配信中



ゲーム内のオフィス机のモニターにログイン画面、窓の外に木々

ITサポート担当の一日を、ゲームの中でまるごと体験してみませんか。2025年に発売された早期アクセスのITシミュレーション『IT Specialist Simulator』は、Steamで配信中です。

開発はPixel Team REDで、パブリッシャーはPixel Team RED、FreeMind S.A.、PlayWay S.A.です。対応プラットフォームはWindowsで、シングルプレイ専用となっています。

チケットを受け取り、原因を自分で突き止める

本作は、IT部門の仕事を再現したシミュレーションゲームです。プレイヤーはITのキャリアをスタートし、届いたチケットをもとに障害を診断していきます。

IT Specialist Simulatorのタスク画面。Printer unavailableの詳細

ゲームは、毎回具体的な手順を教えてくれるわけではありません。ドキュメントを読み、設定を調べ、ログを確認して、使えるツールで原因を探ります。数回のクリックで片付く問題もあれば、ターミナルで正しいコマンドを打たなければならない問題もあります。

ルーターのストレージレポート画面。Gateway to the World、CRITICAL警告表示
イベントログ画面。User Profile Serviceの情報イベント一覧とXML表示

オフィスは3Dで描かれ、一人称視点で歩き回ります。デスクのモニターでログインして新着タスクのメールをチェックする、という流れは、まさに新入社員気分です。マップにはOfficeやIT Room、Server、Warehouse、Kitchen、HR Roomなどが並び、働く場所の広さが伝わってきます。

IT Specialist Simulatorのマップ画面。Warehouse、Kitchen、Office、IT Roomなどの間取り

診断、設定、修理をこなす

扱うのはコンピューターだけではありません。サーバー、ルーター、スイッチ、アクセスポイント、プリンターなど、さまざまなデバイスを設定します。

対象になる問題は、ネットワークやTCP/IP、ドライバー、ハードウェア、ユーザーと権限、Wi-Fi、BIOS、ソフトウェアなど幅広い分野です。CMDやPowerShellで接続をテストして設定を確認し、「修復」ボタンに頼らず原因を探ります。

INTECH Core Series 9 Processors を表示するゲーム内PC画面
BIOS Setup Utilityのメイン画面とモニター設定メニュー
ターミナルでnet accountsを実行したゲーム内PC画面

タスク一覧は重要度ごとに分かれ、プリンターが使えない、スイッチが切断されたといった依頼が並びます。プリンターの追加画面でIPアドレスを入力したり、スイッチの管理画面でケーブルの接続状態を見たりと、実務に近い作業が続きます。ほかにもBIOS画面の確認や、PC名の変更、パスワードポリシーの設定、イベントログの調査などがあります。タブレットでは認証アプリを操作する場面もあり、セキュリティ面の作業も体験できます。

ゲーム内PC画面のAdd Printer、IPアドレス入力ダイアログ
ゲーム内PCの設定画面でコンピューター名変更ダイアログを表示
タブレットのAuthenticator画面でStorageITのログイン確認と数字19を入力

ネットワークとサーバーも管理する

仕事の範囲はユーザーのPCにとどまりません。IPアドレスやゲートウェイ、DNS、ルーター、スイッチ、アクセスポイントを設定していきます。

Switch画面。ネットワークスイッチのポートにケーブルが接続された状態

Active Directoryをモデルにした環境では、ユーザー、グループ、コンピューター、権限を管理します。デバイスは共通のインフラ上で動くため、たった一つのミスがネットワーク全体に響くこともあります。サーバーの管理画面にはファイアウォールの設定もあり、うっかり設定を間違えたときの怖さも味わえそうです。

Server Managerの上にFirewall画面が開いたゲーム内PC画面

ゲーム内でコードを書く

もうひとつの柱が、プログラミングです。ゲーム内の環境で、実際に動くコードを書いて実行できます。

学べるのはPython、Flask、HTML、CSS、JavaScript、SQL、Gitなどです。スクリプトやウェブアプリを作ったり、データベースを操作したり、シミュレーションされたネットワーク上で自作プロジェクトを動かしたりできます。

コーディングには、専用のエディタ「Pixel Code Studio」を使います。エディタにはファイル一覧やターミナルがあり、Flaskのインストールもゲーム内で行います。学習用のコースサイトでは、Flaskのルーティングなどの教材を読み進められます。コードを書いて、テストして、失敗して、直す流れを繰り返す作りです。

Pixel Code Studioでapp.pyとターミナルを表示した画面
Pixel Labのブラウザで表示されたPython Developer教材「Dynamic URLs」

なお、プログラミング関連のタスクは任意です。コードを書くのが苦手な人は、IT運用の仕事に集中して遊べます。

早期アクセスの現状とデモ版

本作は現在、早期アクセスで配信されています。早期アクセスの終了は2028年2月10日が予定されています。

プログラミングやサーバー関連の機能は、すでにアップデートで実装されています。アップデートでは、コースの進行状況がセーブデータに保存されるようになりました。ミニマップの表示オプションも追加されています。今後もコースの内容を広げていく方針とのことです。購入前に試したい人向けに、デモ版も用意されています。

価格と日本語対応

価格は1,600円です。現時点でセールは行われていません。

日本語はUIと字幕に対応しています。音声は日本語に対応していません。




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