『ユージェネ』がまもなくβ期間を終え本リリース!福重潤哉プロデューサーへインタビュー!!



コロプラが提供するスマホ向けゲームアプリである『ユージェネ』が、まもなくβ期間を終えて本リリースを迎える。今回は、そんな『ユージェネ』のプロデューサーである福重潤哉氏にインタビューを実施させていただいた。

大盛況のβ期間からついにキャラクター追加も予定した本リリースへ!

去る6月14日(月)、『ユージェネ』の総合プロデューサーである福重潤哉氏に、本リリースを迎えるにあたって今後の展開や現時点での所感や課題に関するインタビューをさせていただいた。

運用チームであるがゆえの濃いお話を伺うことができたので、今回はその模様をお届けしよう。

『ユージェネ』総合プロデューサー:福重潤哉(敬称略)

『ユージェネ』の総合プロデューサーを務めている。

コロプラへ入社される前は、映画のVFX製作などに携わっており、TVCMや実写映画などの映像作品を手掛けていたとのこと。

コロプラでは「東京カジノプロジェクト」「白猫テニス」「プロ野球バーサス」などを開発。

β期間でもユーザーには大好評!ストア評価も驚きの4.4点!!

――本日はお忙しいところお時間いただき、ありがとうございます。まず、未プレイの方に向けて『ユージェネ』の魅力をお教え願えますでしょうか。

福重潤哉氏(以下、福重氏):『ユージェネ』は「LIVEとGAMEの融合」をテーマにしたコンテンツになっておりまして、ゲーム内に登場するキャラクターがLIVE配信を行うというのがキーワードになっているタイトルです。

「今までのスマートフォンゲームとは異なる新しい作品を作りたい」という想いから生まれた作品なので、何か新しいコンテンツに触れてみたい・プレイしてみたいという方には特におすすめできる作品に仕上がっていると思いますね。

――確かに今までにはない全く新しいジャンルですよね

福重氏:ガチャやバトルがメインコンテンツとして存在して、それらに沿って進めていくというタイプの作品はたくさんありますが、既存のスマートフォンゲームとは一線を画すジャンルです。

そのため、ソーシャルゲームと表現すると違うような感じはしますが、むしろソーシャルゲームの一つだと思われないことが『ユージェネ』では大切かなと思っています。

――リリースからまもなく2ヶ月となりますが、現在までの所感はいかがでしょうか?

福重氏:今までに無いジャンルということもあり、「未知のゲームをどんな風に受け取ってもらえるんだろうか」とは思っていました(笑)。

ただ、もちろんリリース直後はさまざまな賛否両論がありましたが、すごく評判はよいですね。App Storeの評価も4.4点(インタビュー時点)と高いです。

――4.4点はとても高いですね!

福重氏:ユーザー様の反応も見る限り、LIVEパートにおいては質の高い新しい体験を提供できているという実感がありますね。

LIVE配信もゲームや歌唱配信などのさまざまなコンテンツがあり、毎配信内容がガラッと変わるので、いつの配信を見ても飽きない!

LIVE・GAMEのどちらもユーザーごとに楽しみ方が千差万別!

――現在プレイされているユーザーの方々の印象はいかがでしょうか?

福重氏:リリースした直後は、賛否コメントを多くいただきましたね……。

でも今は『ユージェネ』を好きなユーザー様が中心となりLIVE配信を楽しみ、ゲームをプレイし続けてくれている状態なので、好意的なコメントがほとんどです。

TwitterやLIVE配信ごとに取っているアンケートでも、「LIVE配信で元気をもらいました!」や「次も楽しみにしてます!」と言ってくださる方が多いですし、時には「こういう部分でバグが発生していましたよ」といった報告もしていただけて、運用チームとして非常に助かってます!

――確かにLIVE配信はとても元気もらえますね。個別で届く「Aメッセージ」も感動しました!

福重氏:アスタリスタから自分宛にメッセージが届く「Aメッセージ」は、ファンサービスの一つとして、LIVE配信と同じくらい大切な要素として運用しています。

もちろん、そのメッセージに対しても「驚いた!」や「すごく嬉しかった!」という声がとても多くて、運用チームとしても非常に嬉しいですし、導入して良かったなと思いましたね。

「#ライブ」に参加することで稀に届く「Aメッセージ」。完全に個別のメッセージであり、このメッセージ欲しさに配信を見ている方も多いだろう

――LIVEパートに対して、GAMEパートの盛り上がりはいかがでしょうか?

福重氏:GAMEパートに関しては、まずは登場するキャラクターのことを知ってほしい・好きになってほしいという想いから、最初にストーリーを持ってきました。

ストーリー読破後はクエストをクリアしていくパートに移り、日本中を旅することができるようになるのですが、その旅に楽しみを見出している方もいれば、冒頭のストーリーで満足して一旦離れている方もいらっしゃいますね。

でも、ほとんどの方がクエストパートもしっかりと遊んでくれています。

――クエストでもエール(LIVE配信中にキャラクターへ贈るアイテム)などが手に入りますよね

福重氏:そうですね。クエストはエール集めがメインになっており、県ごとにご当地のエールが用意されているので、それを手に入れるために旅をしている方は多いです。

エールには図鑑システムもあるので、図鑑を埋めることに夢中になっている方もいらっしゃいますね。

また、自分が行ったことのない場所へ行ってみようとしている方、素材を集めてマイルームカスタムに勤しんでいる方、ロイドのパーツ集めにハマっている方など、それぞれ自分なりの楽しみ方を見つけているユーザー様も非常に多いです。

――「お部屋探訪」の配信などで見ると、とてもお洒落なマイルームの方もいますよね!

福重氏:配信ではせっかく紹介するので、特にこだわってカスタマイズされている方をメインにピックアップしていますが、マイルーム自体を楽しんでくれている方は結構多いですよ。

――カスタマイズ繋がりですが、自分の分身であるロイドも凝っている人はいらっしゃるんですか?

福重氏:めちゃくちゃ凝ってる方いますね(笑)

――やっぱりいらっしゃるんですね!

福重氏:ちなみに、僕もロイドのパーツ集めてカスタマイズすることをメインにプレイしています(笑)

――そうなんですね!(笑)

福重氏:クエストの報酬やユーザーランクの報酬で手に入るパーツも100種類以上用意しているので、好きなロイドの見た目にしたくて頑張っているユーザー様もたくさんいらっしゃいますね。

あと、先ほどお話しした「Aメッセージ」はロイドをカスタムしてアイコンに設定していれば、そのことに触れたメッセージを送ってくれることもあります。

頭や口部分など、パーツは種類だけでなく付けられる部位も多く、ロイドはカスタマイズしがいのある要素

――いろいろな楽しみ方をしている方がいらっしゃいますが、福重様の考える楽しみ方はどんなものがございますか?

福重氏:『ユージェネ』は本当に幅の広いゲームなので、さまざまな楽しみ方があるかなと思っています。

LIVE配信を見る前にちょっとGAMEパートを楽しんでもらって、エールやジェム集めたりしてからまたLIVEに来てもらうという感じで、双方を行き来しつつ遊んでもらえるのが一番ですね。

でも、どういった遊び方をするかはユーザー様の自由でいいかなとも思っていて、せっかくオープンワールドのような世界観で楽しめる作品なので、あてもなく日本を旅したり、都市部に存在するカジノをやってみたり、ゲーム内で実家に帰ったりみたいなことをしてもらっても楽しいと思います。

そこら中にクエストがありますので、日本中を冒険してもらえると嬉しいですね。

――楽しみ方はプレイヤー次第なんですね

福重氏:あと、エンドコンテンツとして踏破率を導入しておりまして、実は踏破率を100%にするのは不可能なんじゃないかと思ってしまうくらい大変になっているんですよ。

でも、踏破率をひたすら10%、20%、30%と増えていくたびにTwitterでツイートしているユーザー様もいらっしゃるようなので、そういった楽しみ方も面白いんじゃないかなと!

――踏破率はどれくらい大変なんですか?

福重氏:東京制覇しても1%程度しか到達しないですね(笑)

――果てしない道のりですね(笑)

福重氏:日本全国を通して100%になってるので、北海道が少し多めに%を持っている感じですね。

LIVE配信に毎回参加するのが難しいという方のために、こういったコンテンツも用意しているので、極力GAME部分だけでも面白いと思っていただけるように今後も運用していきたいと思っています。

どこに焦点を当ててGAMEパートを遊ぶかはプレイヤーの自由。筆者はクエストよりも駅の開放を優先し、ひたすら駅から駅まで歩くのをメインにプレイしている

新キャラクターの追加を軸に今後も幅広く展開予定!

――まもなく本リリースですが、現状の課題はどういった点があると感じておられますか?

福重氏:そもそもなぜβ運用を行っているかと言いますと、LIVE配信というものを我々が事業としてやったことがなかったので、「現在の体制で本当に大丈夫なのか」という検証も兼ねているんです。

また、機材トラブルやシステムトラブルが起こった際に、どうやって対処・解決していくのかをしっかりと確認していくというのが、このβ期間の動きでした。

提供しているLIVE配信はエンターテインメントとしてとても質が高く、ユーザー様からの反応も非常に良いので、このエンターテインメントを安定して続けていくための基盤を整えていくことが、本リリースを迎えるにあたっての課題であり、大切なことだと思っています。

――今後のアップデートも、整った基盤を元に新コンテンツの追加を行っていくのでしょうか?

福重氏:そうですね。何事も基盤が整っていないとただの無謀な挑戦になってしまい、それにはかなりのリスクが伴ってしまうので。

やはり本リリースは、プロモーションが本格的に稼働するタイミングにもなっているので、ある程度新しい流入も見込んでいます。

ただ、せっかく新しいユーザー様が来てくれたのに、こちらのトラブルが原因でLIVE配信を体験していただけなかったり、「全然楽しくない」と思われてしまったら大きなマイナスですので、極力トラブルなどが起こらない状態にして正式リリースを迎えられると思います。

――プロモーションはどういった内容のものを予定されていますか?

福重氏:TVCMを始めとして、WEB広告を多く打ち出していく予定です。

渋谷駅での広告展開もありますし、あとはテレビ番組とのコラボなるものもたくさん予定しています。

番組内でユージェネの宣伝をしていただいて、それをリアルタイムのLIVE配信でコラボに近い形で紹介していただくなど、ただの紹介ではない試みをしていく予定です。

以前放送されたTVCM

――そうなると、今後は普段ゲームをやらないような一般の方も入ってきそうですね

福重氏:そうですね。あとはYouTuberの方にLIVE配信を体験していただいて、それを生配信で紹介していただくような施策なども並行して行っていく予定です。

――今後のアップデートや展開については、どのようなものを予定していらっしゃいますか?

福重氏:まず1番大きな展開となるのは、6月25日(金)開始の「アスタリスタオーディション」ですね。加えて、そのオーディションに紐づいた新しいキャラクターの追加となります。

――オーディションはどのような感じで行われるのでしょうか?

福重氏:これは一般の方向けに「次世代アスタリスタ大募集!」と銘打ち行います。

世界観との兼ね合いもありますが、ポテンシャルの高いアクターの方に参加頂きたいので、しっかりとオーディションの告知なども行なっていく予定です。

実はさくらちゃん、コズミちゃん、アニャちゃんの3名のアクターさんも、以前のオーディションで集まってくださった方なんですよ。

高いクオリティの配信を行なっていくために欠かせないアクターさんは、やはり公募で広く募っていくことが近道なんじゃないかと思っています。

――キャラクターが増えると、1日の配信回数も増えていくんですか?

福重氏:もちろん、そうしたいですね!

正直、毎日のLIVE配信を他のソーシャルゲームで例えると、毎日違うイベントを行っているようなものなので、運用コストも非常に高いです。

ですが、このLIVE配信を毎日行いつつ、さらに回数を増やしていきながら新しいアスタリスタも増やしていくというのが、今後のアップデートや展開の目玉であり、僕らのやりたいことになっていますね。

――以前お昼配信を含めた、1日2回配信を行われていましたよね

福重氏:よくご存知ですね!

あれは試験的に行った配信でしたがすごく好評で、特にお昼の時間帯しか見ることができないユーザー様から「初めてリアルタイムで見れて嬉しかった!」っていう意見もありましたので、新しい時間帯でどんどん配信回数を増やしていければなと思ってます。

6月8日(火)に初のお昼配信を含めた「1日2回生配信!」が行われた

――VR版でも同様のアップデートが行われるのでしょうか?

福重氏:基本的にはスマホ版で味わえている体験が、「さらに没入感やゼロ距離が濃くなって味わえる」というのがVR版の特徴なので、VRにしかない独自進化などは今のところ考えていないですね。

何かしらやれることがあればいいなとは思っていますが、独自進化するとそれぞれの整合性を保つのが難しくなってしまいますので、それぞれのよさを活かしながら基本的にはスマホ版で運用している内容を、VR版でも体験できるようにするという運用をしばらく続けていくと思います。

――そのほかには、どんなアップデートや展開を予定されていますか?

福重氏:新しいキャラクターが出てくるタイミングで始めたユーザーは、一番そのキャラクターを推しやすいタイミングなので、そういった機会をより盛り上げるアプリ内外でのキャンペーンなど予定しています。

――ではキャラクター追加を軸にキャンペーンなども打ち込んでいく感じなんですね

福重氏:企画当初からの狙いですが、新しいキャラクターを追加する前提でUIなどを作っているので、キャラクター追加が全ての軸になっていくと思います。

自分のアスタランキングが確認できるプロフィール画面には、リリース時から「COMING SOON」の文字が!

――ちなみに、男性キャラクターは今後出ますか?

福重氏:男性キャラクターは……需要があればって感じですね(笑)。

今のところ「男性キャラクターが欲しいです!」っていう意見やユーザー様の声には出会えていないので……。

――ユーザーさんの声次第で、ナシではないんですね(笑)

福重氏:僕自身は「男性キャラクターが必要ない」とは全く思っていませんが、基本的に『ユージェネ』はユーザー様と作り上げていくコンテンツだと思っているので、ユーザー様の意見を尊重したいと思ってます。

また、推しの女性キャラクターが男性キャラクターと交流することに嫌悪感を抱く方もいらっしゃるとも聞くので、そういった点も踏まえて慎重に検討していければなと思います。

――では、仮に中性的な女性だったらアリなんでしょうか?

福重氏:それは6月25日(金)開始のオーディションで応募してくれた方のポテンシャル次第になると思います。

最初の三人がどうしてあのようなビジュアルやキャラクター性にしているかというと、さまざまな特徴や魅力が被らないようにしているんですよね。

例えば、さくらちゃんは一番オーソドックスで柔らかい雰囲気の立ち位置ですが、コズミちゃんは天真爛漫な年下っぽいイメージ、アニャちゃんは包容力あるお姉さんのような存在になっています。

各アスタリスタたちの魅力が発揮されるようにキャラクター追加は行っていきますので、似たようなキャラクターばかりにしたくありませんし、そういった意味では中性的な女性キャラクターもあり得ますね(笑)。

ただ、応募してくださったアクターさんのポテンシャルがとても大切なので、それらを総合的に判断してキャラクターは決まっていくと思います。

――最初の3人もかなり特徴的なキャラクターなので、多くの方の心は掴んでいると思いますが、さらにバリエーションが増えていくんですね!

福重氏:ここからもっと広げていきたいですね。

『ユージェネ』の世界観を「#ワールド」というそれぞれ違う世界から、「さくらの世界」を救いに来たというストーリーにしたのも、いろいろな魅力のキャラクターが出てきても齟齬が生まれないようにしているんです。

そのため、『ユージェネ』の世界観ならキャラクターのデザインなど無限の可能性がありますし、実現可能だとも思っています。

実は4人目のキャラクターのビジュアルは決まっているんですが、「そうきたか!」と驚いていただけるような、今までと全く違うキャラクターになっていると思います(笑)。

――新しいキャラクターの追加タイミングで、ストーリーも追加されるんですか?

福重氏:ストーリーもあまり停滞させたくないので追加したいとは思っているんですが、やはり日々の運用が大変なので、LIVE配信も考慮しながら追加していきたいですね。

あとは新しいキャラクターが登場するとき、そのキャラクターにフォーカスしたお話を用意するか、本筋のお話の中で登場させるのかなど現在も検討しています。

でも、新規のユーザー様が新しいキャラクターとすぐに触れ合えるようにしていきたいと思っています。

ストーリーは冒頭に用意されているおかげで、チュートリアル感覚で見ることができ、お話の内容もスッと頭に入ってくる

目指すは「いつでもリアルタイムのLIVE配信が楽しめること」!

――『ユージェネ』は今後、どのようなゲームになっていきたいと考えていますか?

福重氏:まずはキャラクターであるアスタリスタたちを増やしていくことで、コンテンツそのものを広げていきたいと思ってます。

ストーリーと共に新しいアスタリスタたちは登場してくるので、早い段階で配信回数も増やし、LIVE配信というコンテンツの基盤をしっかりと作り上げていきたいと考えていますね。

そこから、IPコラボや社内外でのコラボなどもできればなと。

最終的に目指しているのは、いつ『ユージェネ』を始めても、LIVE配信がリアルタイムで楽しめるという環境を整えていきたいと思っています。

――既にコラボなども見据えているんですね! では、最後にユーザーへ向けて一言お願いいたします!

福重氏:『ユージェネ』は今までにないものを作ろうとして生まれたタイトルであり、かなり最先端の作品になっています。

実際リリースしてみてどうなるのか、たくさん不安もありましたが、今遊んでくださっているユーザー様からは、アスタリスタや運営を応援してくれるような暖かい声がたくさん届いているので、運用チームはそれを励みに日々開発などを頑張っております。

また、新キャラクターの追加もありますが、既存キャラクターもこれからドンドン新しいチャレンジをしていきます。

まだ遊んだことがない方は是非手にとって、次世代のエンタメを感じていただきたいと思っていますし、既存の方には引き続きGAMEパートもLIVEパートも楽しんでいただき、今後も応援していただければ嬉しいです!

――本日はお忙しいところ、ありがとうございました!

(C) COLOPL, Inc. STAR STUDIOS




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