ニンテンドーは、革新的なゲーム機を生み出し続ける世界的な企業です。続けています。
任天堂が「Nintendo DS」以降に開発してきた製品について、海外YouTubeチャンネル「Flatlife」が解説していきます。
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「Nintendo DS」をヒットさせた任天堂は、その後どのような製品を開発したのか?
任天堂は、2004年に「Nintendo DS」を発売しました。
DSは「Developers’ System」と「Dual Screen」の略で、上部のディスプレイに加え、下部のタッチスクリーンを備えているのが特徴です。DSには、タッチスクリーンをより細かく操作できるタッチペン、音声録音や音声認識が可能な内蔵マイク、Wi-Fi機能が付属していました。
カートリッジは、「ゲームボーイアドバンス」のカートリッジに比べ、かなり小型化されました。また、アドバンス用カセットのスロットも備えていました。
ゲームをプレイするときは、1つの画面でメインのアクションを表示し、もう1つの画面でマップやアイテムの管理に利用されることが多いです。そのユニークな2画面アクションにより、「ninten dogs」や「脳トレ」など、任天堂から多くの新しいタイトルが発表されました。
DSの他の人気ゲームは「スーパーマリオ64DS」、ポケモンシリーズの「ダイヤモンド/パール」「Newスーパーマリオブラザーズ」などです。
そして2006年にはDSの改良版である「DS Lite」が発売されました。DS Liteは、よりスリムで軽量になりました。さらに、バッテリーが長持ちし、画面も明るくなったのです。
DSシリーズの中で最もスリムなモデルは、2008年に発売された「DSi」です。DSiは、よりスリムな作りで、より大きなスクリーンを備えていました。2つのカメラを導入しましたが、後方互換性はありませんでした。
その1年後、「DSi XL」は画面サイズをさらに大きくし、スペックも向上させました。また、スピーカーが改良され、バッテリーの寿命も長くなりました。
初代DSと同じ年に発売された「プレイステーション・ポータブル」(PSP)は、DSの主要な競争相手となりました。
PSPは、8,200万台を販売し、携帯型ゲーム機の中で3番目に多く売れたゲーム機になりました。しかし、DSは全世界で1億5400万台以上売れ、史上最も売れた携帯ゲーム機となりました。
2006年、任天堂はWiiを発売し、ゲームプランを大幅に変更させました。Wiiの操作は、モーションコントロールの使用を中心としたものでした。この技術は当時としては革新的でユニークなものでした。
Wiiは「ウィー」と発音し、すべての人のためのゲーム機であることを強調しました。つまり、ライバルに比べ、ターゲット層が非常に広かったということです。
Wiiは1億200万台という驚異的な販売台数を記録し、PS3の8,700万台、Xbox360の8,600万台を凌駕しました。
Wiiのプロセッサーやメモリー、そしてHDでもないグラフィックはライバルに比べればはるかに見劣りしました。当然Wiiのスペックはセールスポイントになりませんでした。ただ、任天堂は「楽しさ」を売ることに回帰していたのです。
Wiiのラインナップで人気のあるゲームは「ゼルダの伝説トワイライトプリンセス」「スーパーマリオギャラクシー」「Wii Sports」などです。
海外では、2009年に横置きのWiiファミリーエディションを発売しました。初代Wiiの249ドル(約33,000円)に対し、149ドル(約20,000円)で販売されました。
2012年、任天堂はカナダでWiiミニを78ドル(約10,000円)で発売しました。
Wiiリモコンは、Wiiの主要なコントローラです。Bluetoothを使用し、十字キー、複数のボタン、内蔵スピーカーを搭載しています。
ヌンチャクは、Wiiリモコンに接続できる追加コントローラで、アナログスティックと2つのトリガーボタンを備えています。
バランスボードのような、ゲーム機用の追加アクセサリーも人気がありました。このボードは、Wii Fitのようなエクササイズやスポーツゲームで使用するために設計されました。バランスボードだけで4,200万台も販売されました。
ちなみに、このボードは「最も売れた体重測定器」としてギネスに記録されています。
2011年に発売された「ニンテンドー3DS」は、まったく新しいゲーム機として注目されました。下画面は従来のDSと同じタッチパネルを搭載しています。ただ、上画面は幅広くなり、グラフィックが向上しました。
そして3D液晶を搭載しています。これにより、3Dメガネをかけなくても3D効果が得られるようになりました。
本体には複数のカメラが搭載され、従来の十字キーに加え、サークルパッドが搭載され、ゲームプレイがしやすくなりました。さらに、インターネットに接続することで得られるオンライン体験も充実しました。
3DSの人気ゲームは「マリオカート7」「ポケットモンスター X・Y」「New スーパーマリオブラザーズ 2」「とびだせ どうぶつの森」などです。
2012年には、画面が大きくなり、バッテリーの持ちが良くなった「3DS XL」が登場しました。
2013年には、3Dグラフィックはなくなりましたが、価格を落とした「2DS」が発売されました。
2014年には「Newニンテンドー3DS」が登場しました。この機種は、真正面から見ないと3D効果がぼやけてしまうという問題を解決しました。プロセッサーの性能が上がり、ショルダーボタンが追加されました。
同時に、より大きなバージョンである「Newニンテンドー3DS XL」も登場しました。
そして2017年に任天堂は、ハードウェアの機能を追加したものの、3D機能を搭載しない「Newニンテンドー2DS XL」を販売しました。
現在までの3DSと2DSの累計販売台数は、7580万台です。
ただ、全ての任天堂製品がヒットしたわけではありません。
- Original:https://www.appbank.net/2022/10/11/technology/2257480.php
- Source:AppBank
- Author:テクノロジー記事班
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