10.5インチサイズのAndroidタブレット『Blackview Tab 15』のサンプルをメーカーから頂いたのでレビューしました。
エントリークラスのAndroidタブレット『Blackview Tab 15』
『Blackview Tab 15』は、SoCにUnisoc T610を搭載したエントリークラスのAndroidタブレットです。
特徴はAndroid端末で映像系サブスクリプションサービスを楽しむために必要なセキュリティ技術「Widevine L1(L1が最高。L3が最低)」に対応している点。
このセキュリティレベルが低いと低画質の映像しか表示できないため、動画目的で購入した人が「せっかく高画質の映像を楽しむために泥タブを買ったのに画質が悪すぎる!」という悲しい目に合うことに。
それをクリアしているのが『Blackview Tab 15』です。
AnTuTuベンチマークの実機スコアは「223,301」点!
まずは実機テストによるAnTuTuベンチマークのスコアです。
結果は「223,301」点で、下位2%に属します。
つまりはエントリークラスであり、高い性能が求められる重い3Dグラフィックのゲームやなどには向きません。
では使っていて動作がもっさりしているのかと言うとそんなことはなく、ブラウジングや動画・音楽鑑賞は快適に楽しめます。
動画配信サービスの高画質再生に対応!ただし『Netflix』以外
とくに動画鑑賞の用途で言えば文句なし、満足の一言に尽きます。
まず、「Widevine L1」対応のため『Amazon Prime Video』を始めとしたほとんどのサブスク系動画配信サービスを高画質で楽しめます(※『Netflix』のみ非対応)。
また、画質だけではなく音質も高いです。と言うのも『Blackview Tab 15』はデュアルボックススピーカーではなくクアッドボックススピーカーを搭載しています。
左右2つずつのスピーカーからかなり大きな音が出るため、部屋のなかなら離れて試聴していてもよく聞こえます。
そのほかイヤホンジャックも搭載しているため、静かに動画を楽しむこともできます。
「PCモード」を使えば動画試聴&作業を同時にこなせるように
さらに面白いのは「PCモード」です。
『Blackview Tab 15』はAndroid端末ですが、マウスとキーボードを接続するとまるでパソコンのように使うことができます。
対応しているアプリがそれぞれパソコンと同じくウインドウ表示されるため、1つ目のウインドウで動画を再生しつつ、2つ目のウインドウでブラウジング、さらには3つ目のウインドウでメモなど、様々な作業を『Blackview Tab 15』ひとつで同時にこなすことができます。
この機能はちょっと面白いと思いました。
『Blackview Tab 15』には標準で手帳カバーがついており、これがスタンドの役割も果たすため必要なのはマウスとキーボードだけですみます(マウスなどを接続しなくてもPCモードは使用できます)。
ノートパソコンを買うほどじゃないけど、作業できる端末が欲しい。といったユーザーも対象になりそうです。
総評:『YouTube』や『Amazon Prime Video』再生端末におすすめ
『Blackview Tab 15』は以前レビューした『Blackview Tab 11』と同じく、『YouTube』や『Amazon Prime Video』などの動画再生用端末としておすすめです。
『Blackview Tab 15』では、ただ動画を楽しむだけではなくそこから作業もできるようになりましたが、『Blackview Tab 15』を買うか、Chromebookを買うかは人によって分かれそうでもあります。
OSがAndroidベースのため、Androidスマホに慣れているユーザーは『Blackview Tab 15』の方が良いでしょう。
一方でマウスやキーボードをわざわざ用意するのが手間に感じる人は、Chromebookが選択肢に入ってきそうです。
いずれにせよメインで使う端末と言うよりは、ベッドサイドやリビングなどで使うサブ端末としての用途になるでしょう。
メーカーによると、Amazonブラックフライデーでセールも予定されているとのこと。興味のある人はブラックフライデーでのセール価格をチェックしてみてください。
Blackview Tab15 Android12 タブレット
『Blackview Tab 15』のスペック表
OS | Android 12.0 |
---|---|
カラー | ブルー、グレー、シルバー |
本体サイズ | 246.4×161.5×7.3mm |
重さ | 525g |
液晶サイズ | 10.5インチ |
解像度 | 1200*1920 |
液晶タイプ | IPS |
CPU | Unisoc T610 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
カメラ | フロント8MP/リア13MP |
micro SDカード | 対応(最大1TB) |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | v5.0 |
USB | TYPE-C |
バッテリー容量 | 8,280mAh |
対応バンド
LTEバンド | 周波数 | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天 |
---|---|---|---|---|---|
Band 1 | 2.1GHz | ○ | ○ | ○ | – |
Band 3 | 1.7/1.8GHz | ○ | – | ○ | ○ |
Band 7 | 2.6GHz | – | – | – | – |
Band 8 | 900MHz | – | – | ○ | – |
Band 20 | 800MHz | – | – | – | – |
- Original:https://www.appbank.net/2022/11/24/technology/2337997.php
- Source:AppBank
- Author:KiDD
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