モントレーベイ水族館研究所(MIBARI)の研究者らが、お気に入りの深海生物トップ10を動画で公開しています。
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水族館職員が選んだ深海生物トップ10
〝世界最高峰の水族館〟とも言われるモントレーベイ水族館。この水族館が面するモントレー湾は、地球上で最もよく研究された深海の一角です。そんな深海に詳しい研究者が選ぶ深海生物トップ10は以下の通り。
【10】トモプテリスワーム
ミミズはミミズでも、トモプテリスワームはとてもおもしろい生物です。彼らが泳ぎ回ったり餌を食べる様子は、まるでダンスをしているようです。そのダンスは体をうねって行うとても興味深い動きです。さらに脚の動きを止めて急停止し、体の向きを変えずに方向転換することもできます。これはロボットで再現できないくらい複雑な動きなのだそうです。
【9】クロッソタ・ミルセ
夜空に花火が上がっているような華やかな生物クロッソタ・ミルセ。この深海生物は、あらゆる方向に伸びる触手を持っています。少し邪魔をすると、すべての触手を引き寄せて、勢いよく違う方向に飛び出します。
【8】パシフィック・バイパーフィッシュ
長く鋭い歯をもつパシフィック・バイパーフィッシュは、一見凶暴に見えますが、歯が大きすぎるうえに口の外にあるため、なんと口を閉じることができません。しかしこの巨大な歯は、何かを突き刺すわけではありません。餌であるエビが、口から流れ出ないようにする牢屋の鉄格子のような役割を果たしています。
【7】イチゴイカ
横から見ると、小さな点がたくさんあって、まるでイチゴのように見えることから名付けられました。イチゴイカには大きな目と小さな目があります。大きな目は、上空の光に照らされた獲物の影やシルエットを確認します。もう1つの小さい目は、深海に潜む発光生物を見つけるために設計されています。私たちの世界での生存には不向きですが、深海では完璧に適応しているのです。
【6】フェザースター
フェザースターは海底に生息するヒトデの仲間です。まるで動くことのできない花のように見えますが、突然、暗闇の中に泳ぎ去っていきます。その泳ぎ方は、まるで水の中を歩いているようです。
- Original:https://www.appbank.net/2023/06/07/science-innovation/2482556.php
- Source:AppBank
- Author:記事班02テクノロジー
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