
日本の大手IT企業「LINEヤフー株式会社」は8月4日、同社が運営する『Yahoo!ニュース』で戦争体験を次世代に継承する特集ページ「未来に残す 戦争の記憶」を新たに公開したと発表しました。戦後80年の節目を迎え、戦争体験者の高齢化により証言を伝える機会が減少する中、デジタルの力を活用して幅広い世代に戦争の記憶と記録を届けることを目的としています。
TBS系28局と連携した新プロジェクト「#きおくをつなごう」

新たな取り組みとして、株式会社TBSテレビおよびJNN28局と連携した「#きおくをつなごう」プロジェクトが1月から開始されました。同プロジェクトでは、戦争の記憶をつなぐ「人」や「もの」を発掘し、次世代へ記憶をつなぐことを目的としています。
『Yahoo!ニュース』が特設ページを制作し、TBS/JNNが持つ戦時中や終戦直後の写真や映像について情報提供を呼びかけています。寄せられた情報をもとにTBS/JNNが取材を行い、これまで詳細な記録がなかった写真や映像に秘められた戦争の記憶を番組や記事として公開するとされています。7月28日からはメディアプラットフォームnoteとの連携も開始しました。
俳優・水上恒司さんらが被爆者にインタビュー

被爆地の放送局であるTSSテレビ新広島およびKTNテレビ長崎と協力した「広島・長崎 被爆80年プロジェクト」も実施されています。同プロジェクトでは、若い世代への関心を高めるため、俳優の上白石萌音さんと水上恒司さんをインタビュアーとして迎え、被爆者が次世代に残したいメッセージを伝える全8回の構成で制作されたとのことです。
ショート動画で若年層への発信を強化
若者など幅広いユーザーに戦争証言に触れてもらうため、今年から「LINE VOOM」や「YouTube」でショート動画の公開も開始しました。同社によると、130万回以上再生された動画もあり、多くの反響が寄せられているとのことです。終戦の日の8月15日に向けて10本以上の動画付き記事を配信予定で、ショート動画についても「Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE YouTubeチャンネル」などでの配信を予定しているとされています。
- 「未来に残す 戦争の記憶」特集ページ:https://wararchive.yahoo.co.jp/
- 「#きおくをつなごう」特設ページ:https://wararchive.yahoo.co.jp/no-war-project/index.html
- Original:https://www.appbank.net/2025/08/05/iphone-application/2796050.php
- Source:AppBank
- Author:はねせがわ
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