
デベロッパーのRocketBrush Gamesは8月22日、『錬金術の道』をPC(Steam)向けにリリースしました。価格は1,800円(税込)です。本作は中世を舞台にした錬金術師シミュレーション×カードゲームで、追放された若き錬金術師となって、探索・栽培・調合を通じて自らの道を切り開いていく作品となっています。
錬金術師として一から始める中世ファンタジー世界

本作の舞台は中世のファンタジー世界。プレイヤーは街から追放された若き錬金術師となり、すべてを失ったところから新たなスタートを切ることになります。真の錬金術とは鉛を黄金に変える神話なのか、それとも凡人を超越へと導く叡智なのか。プレイヤーは純粋なる道を歩むか、禁忌に触れるかを選択しながら、自分だけの錬金術師としての物語を紡いでいきます。
ゲームは資源管理、錬金システム、キャラクター育成が絡み合った深みのある戦略要素が特徴です。最初は一人で探索、栽培、調合を始めますが、やがて力をつけたプレイヤーは労働者を雇うことができるようになります。普通の人間から神秘の人造人間、不死者、そして魅了された下僕まで、さまざまな存在を仲間にできるのです。
カードシステムで展開される多彩なゲームプレイ

本作はカードゲーム形式でゲームプレイが展開されます。材料カードには「トカゲの皮」や「オオバコの粉」といった錬金術の素材が用意され、これらを組み合わせてポーションを調合していきます。レシピカードでは「火炎ポーション」などの作成方法を学び、「石のすり鉢」や「調合鍋」といった施設カードで実際の作業を行います。

探索要素も充実しており、「川向こうの丘」「森のはずれ」「歌う谷」といった場所カードで示される様々なロケーションを冒険できます。それぞれの場所では「空の財布」「三神の十字」「真鍮の仮面」といったユニークなアイテムが発見でき、探索の楽しさと収集要素を提供します。
工房拡張と研究による成長システム

プレイヤーは自分の錬金術工房を発展させることができます。「ガラス温室」「バラック小屋」といった施設を建設し、それぞれに異なる機能を持たせることで、より効率的な錬金術研究が可能になります。図書館や作業場、冒険者ギルドなど、さまざまな施設が用意されており、プレイヤーの戦略に応じたカスタマイズが楽しめます。
また、木の根のような形状で表現された巨大な研究ツリーシステムも実装されています。「薬師」をはじめとする様々な専門分野を究めることで、新たな能力や知識をアンロックできます。このツリーは錬金術の深遠な探求を視覚的に表現しており、プレイヤーの成長過程を分かりやすく示しています。
時間経過と戦略的な資源管理

ゲームには時間の概念が導入されており、日付や時刻の経過とともにゲームが進行します。自動化機能も用意されているため、プレイヤーは自分のペースでゲームを楽しむことができます。資源管理も重要な要素で、限られた行動回数や材料を効率的に活用する戦略性が求められます。
ポーション調合では「鋼の釜」などの専用設備を使用し、「動物の死骸」「死の気配」といった怪しげな材料も含めた多彩な素材から薬品を生み出します。危険と機会に満ちたこの世界で、プレイヤーは自らの昇天の道を切り開いていくことになります。
価格・日本語対応情報
『錬金術の道』はPC(Steam)向けに1,800円(税込)で販売中です。
残念ながら日本語には対応していませんが、カードゲーム形式のため直感的な操作が可能で、錬金術というテーマの普遍性から英語でも十分に楽しめる内容となっています。中世ファンタジーと錬金術に興味のあるプレイヤーにとって、言語の壁を越えて魅力的な体験を提供する作品といえるでしょう。
- Original:https://www.appbank.net/2025/09/21/game/2828349.php
- Source:AppBank
- Author:AppBankゲーム編集部
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