生成AIで日記が英語教材に! 忘却曲線でフレーズが身につくAI英語日記アプリ『ノコス』が正式リリース



AI英語日記アプリ『ノコス』のロゴとキャッチフレーズ

 株式会社Panoryは10月10日、忘却曲線でフレーズが身につくAI英語日記アプリ『ノコス』を正式リリースしたと発表しました。

 同アプリは、自分の日記を英語学習の教材として活用できるサービスです。日本語から英語への翻訳機能、英語日記の添削機能にくわえて、忘却曲線に沿ってフレーズを振り返る機能を実装しています。

開発の背景

 近年インバウンドの増加などに伴い、日本国内でも英語を仕事で使う機会が増えています。定型的な英語表現だけでなく、密なコミュニケーションをとり信頼関係を築くための「雑談力」が重要になってきているとのことです。

 また、同社の独自調査では、複数の英語学習者に「自分の興味があるテーマで英語を学びたい」という共通の課題があることがわかりました。

 そこで同社は、昨今の生成AIの性能向上に伴い、一人一人の興味に最適化された英語学習が実現できるようになったと考え、『ノコス』の開発を決めました。

 『ノコス』では、自分の興味が一番現れやすい日記という形式を採用し、日本語日記の翻訳や英語日記の添削を通じて自分が使いたいフレーズを学び、さらに忘却曲線に沿った振り返りを行うことで「使える」英語フレーズを増やし、自然な「雑談力」強化を実現するということです。

主な機能

英語で書いた日記の添削機能

AI英語日記アプリ『ノコス』の英語日記添削機能の画面

 自身がアウトプットした英文を生成AIに添削してもらうことで、「書いて終わり」ではなく、より深い理解につなげることができます。

日本語で書いた日記の翻訳機能

AI英語日記アプリ『ノコス』の日本語日記翻訳機能の画面

 英文のアウトプットだけを行っていると、「覚えているフレーズだけを使い、新しいフレーズが学べない」という問題が出てきます。『ノコス』では日本語の日記を翻訳してもらえるので、使えるフレーズを増やすことができるということです。

フレーズの解説・ニュアンス、及び関連するフレーズの紹介

AI英語日記アプリ『ノコス』のフレーズ解説機能とニュアンス表示の画面

 翻訳や添削だけでなく、フレーズの解説を見ることもできます。さらに、「フォーマルな表現」「カジュアルな表現」など、異なるニュアンスの表現も一緒に教えてくれるため、TPOに適した表現の幅を広げることが可能です。

忘却曲線に則った振り返り機能

AI英語日記アプリ『ノコス』の忘却曲線に基づいた振り返り機能の画面

 どんな表現も、一度見ただけではなかなか覚えられません。「使えるようになりたい」と思ったフレーズはフレーズ集に追加することで、忘却曲線に沿って「1日後、3日後・・・」と最も記憶に定着しやすいタイミングで振り返り学習をすることができます。

 『ノコス』はiOSとAndroidに対応しており、サブスクリプション課金で提供されます。無料枠も用意されているということです。




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