Uber Taxi、予約機能を全エリアで提供開始 90日前から15分前まで予約可能に



Uber Taxiの予約機能を表すイラスト。カレンダー上の日付にピンが刺さったタクシー。

 Uber Japan株式会社は10月14日、スマートフォンアプリ「Uber」で簡単にタクシーを配車できる「Uber Taxi」の予約機能を、Uber Taxiを展開している38都道府県の全エリアで提供開始したと発表しました。

全国展開に至った背景

 この機能は今年4月に東京・大阪で提供を開始し、7月には札幌、横浜、名古屋、京都、神戸、広島、福岡、沖縄本島エリアへと拡大していました。とくに国内の利用者から好評で、Uber Taxiの予約機能の利用状況は2025年4月時点と比較して約13倍増加しています。

 この利用状況の拡大を受けて、今回38都道府県のUber Taxi展開エリア全域に拡大されることになりました。

新規展開エリア

 今回予約機能が新たに利用可能となるエリアは以下の通りです。

 北海道・東北エリアでは、函館、旭川、青森、秋田(10月中に提供開始)、山形、仙台(10月20日より提供開始)、郡山で利用できます。

 関東エリアでは、つくば、水戸、日立、宇都宮、前橋、高崎、富士、甲府、長野、松本が対象です。

 中部エリアでは、静岡、浜松、富山、金沢、福井、岐阜、四日市、津で展開されます。

 近畿エリアでは、大津、奈良、和歌山、姫路、淡路島が対象となっています。

 中国・四国エリアでは、岡山、松江、福山、高松、高知で利用可能です。

 九州エリアでは、北九州、久留米(10月20日より提供開始)、熊本、大分、長崎、佐世保、鹿児島(10月20日より提供開始)で展開されます。

予約機能の詳細

 Uber Taxiの予約機能は、乗車予定日の90日前から15分前まで、アプリ上で簡単に配車予約ができます。予約確定時点でドライバーを手配することで、計画的かつ安心な移動を実現します。

 予約手数料は一律700円で、乗車料金は通常の「Uber Taxi」と同様にメーター料金に基づきます。ただし、乗車料金にくわえて、迎車料金(タクシー会社により異なる)とアプリ手配料(東京23区のみ)が発生します。

 ドライバーは乗車予定日の前日から7日前に事前確定されます。ただし、乗車予定日時の直前に予約された場合、対応可能なドライバーとリアルタイムでマッチングされる場合があります。

予約機能の使い方

 予約機能の利用方法は以下の通りです。

 まず、Uberアプリのトップ画面で「予約」ボタンをタップし、乗車場所と目的地を入力します。次に、希望する車両到着時刻をセットし、事前確定料金を確認後、予約を確定します。

 予約の前日から7日前に、当日担当するドライバーが確定し、事前に設定した予約時刻の少し前に、車両の到着予定時刻がアプリ上で表示されます。

利用シーンと今後の展開

 予約機能は、移動時間に制約のあるシーンと相性が良く、国内の利用者には空港や駅への移動手段としての利用が多く見られます。また、訪日外国人の利用者においては、駅や空港へのアクセスにくわえ、ホテルから観光地への移動などにも幅広く活用されています。

 Uber Japanは、2025年内に全47都道府県での「Uber Taxi」サービス展開を目指しており、今年に入ってから展開エリアが急速に拡大しています。利用件数も全国的に増加しており、2024年には前年同月比で利用件数が2倍以上の成長を記録しました。

 同社は今後も、「Go Anywhere(どこへでも行ける)」というビジョンの実現に向けて、サービスエリアのさらなる拡大および利便性の高い移動体験の提供に取り組むとしています。




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