AI時代の働き方! 業務でAI導入で7割以上が「仕事が変わった」と回答



AI時代の働き方を示すメインビジュアル

 株式会社NEXERと株式会社アイクラウドは12月5日、業務でのAI利用に関するアンケート調査結果を発表しました。

調査概要

 調査は2025年10月7日から10月13日にかけてインターネットで実施され、事前調査で「業務でAIを利用したことがある」と回答した全国の男女150名を対象としています。

 質問内容は、AIの利用用途、導入による仕事の変化、具体的な変化内容、メリット、課題などで構成されています。

65.3%が「文章作成・要約・翻訳」にAI利用

AIの業務利用用途に関するアンケート結果グラフ

 業務でAIをどのような用途に利用しているかを調査したところ、65.3%が「文章作成・要約・翻訳」と回答しました。

 次点として、33.3%が「企画・アイデア出し」、32.7%が「データ分析・レポート作成」、22.7%が「画像・デザイン生成」と回答しています。

 6割以上の方が文章に関連する業務にAIを利用していることが分かり、約3割の方がアイデア出しや解析作業にAIを活用していることが明らかになりました。

74%が「仕事の進め方や内容が変わった」と回答

AI導入による仕事の変化に関するアンケート結果円グラフ

 AIを導入したことで仕事の進め方や内容が変わったかどうかを聞いたところ、合計で74%の方が「変わったと感じている」と回答しました。

「AIを導入したことで仕事の進め方や内容がとても変わった」と回答した理由

 敬語の修正やビジネスメールの文章整形により、文章作成にかかる時間が大幅に削減されたとの声が聞かれました。

 また、メール返信に悩まなくなったことで、その分の時間を他の業務に充てられるようになったという回答もあります。

 複数の業務を並行して進められるようになったことや、仕事の精度を検証できるようになったという意見も挙げられています。

「AIを導入したことで仕事の進め方や内容がやや変わった」と回答した理由

 データ集計や分析作業の時間短縮により、より多くのデータから数字や要点を抽出することが可能になったとの報告があります。

 文書の要約やアイデア出しの効率化、海外メールの迅速な翻訳機能など、様々な場面でAIが活用されていることが分かりました。

 すぐにアドバイスを求めたり調べられる環境になったことで、業務の効率が向上したという声も寄せられています。

業務でAIを使う際に感じるメリット

 業務でAIを使う際に感じるメリットについて、複数の回答が寄せられました。

 作成した文章の正確性や敬語の適切さをチェックできることで、送信時の不安が軽減されたという意見があります。

 効率化が図れることや、結果が人に左右されないという点をメリットと感じている方もいます。

 また、人に聞きづらい質問でも恥ずかしがらずにAIに相談できることや、納得するまで追及できる点も利点として挙げられています。

 プログラム作成の速度向上も報告されており、様々な職種でAIの恩恵が受けられていることが分かります。

34%が「情報漏えいやセキュリティ面の不安」を課題と回答

AIの業務利用における課題に関するアンケート結果グラフ

 業務でAIを利用する上での課題として、もっとも大きいと感じるものを調査しました。

 34%が「情報漏えいやセキュリティ面の不安」、32.7%が「成果物の正確性・信頼性に不安がある」と回答しています。

「情報漏えいやセキュリティ面の不安」を課題と感じる理由

 個人情報や社外秘情報が外部に漏れることへの懸念が挙げられています。

 メール返信の内容作成にAIを使用する際に、内容が漏れた場合の影響を心配する声もあります。

 個人情報を提供することの危険性についての認識が高く、バックグラウンドでのセキュリティ防御に対する不安も報告されています。

 意図せず流出するリスクがあることへの懸念も寄せられています。

「成果物の正確性・信頼性に不安がある」を課題と感じる理由

 複雑なケースでは、AIの成果物が本当に正確かどうかの検証が難しいという指摘があります。

 情報の正確性に欠けることがあるという指摘や、AIが時に誤った情報を提供することへの懸念が挙げられています。

 ネット検索と同程度の信憑性しかないのではないかという見方もあります。

 成果物の正確性確認と検証は必須であるという意見が寄せられています。

まとめ

 業務でAIを利用している方の6割以上は「文章作成・要約・翻訳」に利用していることが明らかになりました。

 約3割の方が「企画・アイデア出し」や「データ分析・レポート作成」のためにもAIを活用しています。

 AIを導入したことで、仕事の進め方や内容が変わったと感じた方は74%に上りました。

 多くの方は「業務の効率化」や「時間の短縮」を実感しているとのことです。

 一方で、「情報漏えいやセキュリティ面の不安」や「成果物の正確性・信頼性に不安がある」という課題を感じている方が3割以上いることも分かりました。

 業務でAIを利用する際の不安を解消するため、AIに特化した研修サービスの受講が推奨されています。

 正しい方法でAIを利用することで、効率化を進めていくことが重要となります。

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