
株式会社マレは12月26日、開発スタジオ「ダグドリア スタジオ」が手がけるAI搭載ゲーム『サーガ&シーカー』の第二回クローズドβテストを開始しました。
ゲームの特徴
『サーガ&シーカー』は、文章生成AIを活用した「物語錬成ゲーム」です。やりたいことをチャットに自由に書き込むだけで、キャラクターたちが生き生きと動き出し、唯一無二の物語が生み出されていくゲームです。
従来のアドベンチャーゲームのような選択式ではなく、完全にプレイヤーの自由な入力で物語が展開していきます。「なりきりチャット」や「TRPG」などのキャラクター遊びをデジタルゲーム化した、令和版”キャラ創作あそび”ゲームとなっています。
プレイヤーが操作するキャラクターだけでなく、パーティに編成するNPCもプレイヤーが自由に作成可能です。ステータスやスキルのカスタマイズはもちろん、性格や口調など細かい設定を自由入力で書き込むことができます。これらのテキストはAIによって実際にゲームプレイに反映されるため、生き生きと動き出すキャラクターたちとの会話も楽しめます。

第二回クローズドβテストの新要素
最新AIモデルの追加で「地の文」のスタイルが選べるように

第二回クローズドβテスト版では、「ChatGPT」および「Gemini」系列の最新モデルに対応しました。プレイヤーの文体の好みやプレイスタイルに合わせ、ゲームマスターとなるAIを自由に選べるようになっています。
選択可能なAIモデルは以下の通りです。
GPT-5.1
GPT系の新型モデルで、状況の整理が得意なモデルです。キャラクターの入り乱れる戦闘や、さまざまな思惑が絡む事件など、複雑な情報を処理し、適切な展開を描写してくれるとのことです。
Gemini 3 Pro
重厚な情景描写や、没入感のあるドラマチックな展開を作るのが得意なモデルです。キャラクターの感情変化や関係性による演出を積極的に行ってくれるとのことです。
Gemini 3 flash
Geminiの最新安価版モデルで、キャラクターの感情表現を重視したテンポの良い描写を行うとされています。
Claude Sonnet 4.5
キャラクターの設定を理解し、解釈するのが得意なモデルです。細かい設定も積極的に取り入れ、キャラクターならではの描写を行ってくれるそうです。
Claude Haiku 4.5
Claudeの安価版モデルで、設定の理解力の高さはそのままに、シンプルでテンポの良い描写を行うとされています。
なお、使用できるAIモデルについては、正式リリース後も継続してアップデートしていく予定とのことです。
「ダイスロールモード」の追加決定

第二回クローズドβテストでは「ダイスロールモード」の追加が決定しました。キャラクターが困難に遭遇した時、サイコロの出目による「判定」で行動の成否を決めるモードです。
行動が成功するかどうかは、キャラクターの能力と行動の内容の組み合わせ次第となっています。キャラクターのスキルやステータスに合致した行動であれば成功しやすく、無茶な行動は失敗してしまうとのことです。
判定に失敗すると、状況が悪化したり、最悪の場合はゲームオーバーになってしまう可能性もあります。一緒にいるキャラクターや周囲の状況から、状況を突破できそうな行動を考えていく、TRPGのようなゲーム性を楽しむことができるということです。
「ダイスロールモード」は開発の状況により、第二回クローズドβテストの実施期間中に追加される予定です。追加タイミングについては公式XアカウントやDiscordサーバーなどでお知らせされるとのことです。
タイトル公開トレーラー
『サーガ&シーカー』タイトル公開トレーラー
実施期間は12月26日(金)18時00分から1月8日(木)23時59分までです。年末年始のお休みシーズンでの開催となります。
第二回クローズドβテスト実施概要
対応プラットフォームはPC(Windows、Mac)で、参加にはSteamアカウントが必要です。募集人数は400人(応募者より抽選)です。
- 公式Discordサーバー:https://discord.gg/etMmNwyuxD
『サーガ&シーカー』製品概要

タイトルは『サーガ&シーカー』で、ジャンルは「物語錬成ゲーム / 文字だけRPG」です。対応プラットフォームはSteam(Windows)です。
リリース予定日は2025年1月末で、本体価格は1,500円(ゲーム内課金あり)です。
- Steamストアページ:https://store.steampowered.com/app/3522640/
- 公式X(旧Twitter):https://x.com/Saga_and_Seeker
- 公式Discord:https://discord.gg/etMmNwyuxD
開発スタジオについて

開発を手がけるダグドリア スタジオは、「粗削り、だから面白い」をコンセプトとするゲーム開発スタジオです。新しい題材のゲームを、面白さを削らず原石のまま、ユーザーに届けたいという想いから設立されました。
生成AIは生成物のコントロールがとても難しい一方で、想像を超えるものが生まれる面白い一面もあるとのことです。あえて無難にせず、このじゃじゃ馬をそのままお届けすることで、ユーザーの皆さんに「粗削り、だから面白い」の良さを体験してもらいたいと考えています。
なお、ゲーム内で使用しているイラスト、サウンド、その他アセット素材はすべて人間のクリエイターが作成したものを使用しており、AI生成素材は一切使用していないとのことです。
- ダグドリア スタジオ公式X(旧Twitter):https://x.com/Dagdoria_Studio
- Original:https://www.appbank.net/2025/12/31/game/2897132.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部
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