2月25日12:00にNCJapanの新作MMORPG『リネージュ2M』のオンライン発表会が行われた。2人の開発者によるさまざまな魅力紹介やリリース日の発表があり、今後の動きにも目が離せなくなる内容だ。
大規模戦闘の戦闘ムービーも放送!
2021年2月25日(木)12:00よりスタートした、『リネージュ2M(以下、リネ2M)』のオンライン発表会。
発表会には韓国NCSOFTから『リネ2M』の開発室長を務める「白承旭(ペク・スンウク)」氏と、開発プロデューサーを務める「金男俊(キム・ナムジュン)」氏が登壇し、本作の魅力や今後の展開を語った。
この発表会は報道関係者に限らず一般の方も視聴でき、平日の昼間ながらリアルタイムでは1,000人近い視聴者が『リネ2M』の最新情報を求めて訪れていた。
発表会自体は10分ほどの短いものではあったが、その内容を筆者の簡単な感想も交えてご紹介していこう。
日本版でも奥深いゲーム体験を可能にする3つの基準
『リネ2M』は既に韓国でリリースされており、大人気のMMORPGとなっている作品だが、日本版および台湾版をリリースするにあたり、新たな3つの基準を用意していると白承旭氏は語る。
今後は以下3つをNCSOFTのグローバル・サービスにおける標準として、各国におけるゲームのサービス運用を進めていくようだ。
韓国版と同スペック、かつ日本向けのカルチャライズも追求
日本版および台湾版は、韓国リリース時のものと同じスペックでのリリースとなるとのこと。
加えて、グラフィックやコンテンツだけでなく、インターフェースやキャラクターのボイスの細部まで現地に合わせた物を提供するようだ。
他国で既にリリースされている人気ゲームなどは、日本に来る際にボイスが一部に限定されていたり、コンテンツが一部変更されていたりと、魅力が少しだけ損なわれていることも多い。
言語の壁などがある以上、魅力を全てを保ったままというのは難しいのだが、『リネ2M』はその難題を乗り越えてフルスペックでのリリースとなるそうだ。
NCのダイレクトマネジメント
韓国版の『リネ2M』開発室が日本版・台湾版の開発を担当することで、それぞれの国でのサービス運用を韓国版と同じプライオリティで務めるとのこと。
つまり、新機能などのアップデートは本国を優先して、後々日本版などに追加して行くという流れではなく、韓国版・日本版・台湾版すべて同じ優先度での運用を目指しているようだ。
バグなどが起きた際、いち早く直して欲しいのはどんなユーザーでも思うこと。しかし、グローバル展開している作品は「本国での修正が行われてから」と後回しにされてしまうことも多い。
『リネ2M』ではそういった国ごとの優先度を無くし、各国のユーザーとダイレクトにコミュニケーションを測っていく模様。運営にユーザーの声が届きやすいというのは、一プレイヤーとして非常に有り難い要素だ。
トリプルクロス・プラットフォーム
『リネ2M』は、韓国ではモバイル・PC・PURPLEアプリの3つのプラットフォームで運用されている。
日本版・台湾版も同様に、リリース時からこの3つのプラットフォームで遊ぶことができるようになっているとのこと。
1人のキャラクターを3つのプラットフォームで使い分けたり、プラットフォームごとに違うキャラクターで遊んだりできるらしく、自分にあったプラットフォーム・遊び方で楽しめそうだ。
「リネージュ」らしさも感じられる多くの魅力
続いて登壇してきた金男俊氏が、『リネ2M』の魅力となるいくつかの要素を紹介した。
あらゆる場面でプレイヤーに「選択」が委ねられる
自由度の高さをウリにもしている本作は、プレイヤー自身が選択を委ねられる場面が多く、選んだ事柄によってプレイヤーごとの異なる体験が得られるようだ。
6種類の武器と150種類を超えるクラスを組み合わせて作る自身の役割や、オープンワールドの世界でどこを目的地にするかなど、選択した内容によってプレイヤーごとの物語が紡がれていく。
ひたすらに強さを求めて強敵と戦い続けたり、広大な大陸を気ままに旅したりもでき、自分だけの楽しみ方で遊べるMMORPGになりそうだ。
明確かつ分かりやすい効果のスキルで戦う戦闘システム
『リネ2M』の戦闘を一言で説明すると、「直感的なスキルのぶつかり合い」と金男俊氏は語る。
すべてのスキルが分かりやすい効果になっており、それらをどう相手との戦闘で生かしていくか、という部分が戦略性を生み出しているようだ。
スキルの効果が分かりやすいのは、MMORPGを普段やらない人にもありがたい部分。その分どのタイミングでどのスキルを使うかといった、判断能力が求められそうだ。
味方との連携・集中攻撃をしやすくする機能が存在
複数人が入り乱れている戦場でも、味方との連携や同じ相手を狙う集中攻撃をしやすいようにするための「ターゲットリスト」「ターゲットスキャン」という機能が存在する模様。
詳細は不明だが、ターゲットリストはある程度のカスタマイズも可能であり、ボイスチャットでモンスターの名前を伝えれば、味方との集中攻撃が可能となるそうだ。
筆者は特定のモンスターの名前だけを表示するような機能を想像したが、それだけでは集中攻撃可能になるとも言い難い。しかし便利なシステムの可能性も高いので、この機能に関しては続報に期待だ。
20種類以上のボスレイドが登場
MMORPGでは協力要素としてもお馴染みの、強大なボスモンスターに立ち向かうコンテンツも存在。
『リネ2M』では20種類以上のモンスターが登場する「ボスレイド」と呼ばれているそうだ。
どのボスも強力だが、弱点部位の破壊を狙うことや攻撃のパターンを覚えたりすることが大事になるらしく、こちらも戦略性の深いバトルが楽しめそうだ。
リリース日は3月24日!
さまざまな魅力や今後の展開が紹介された『リネ2M』は、3月24日にローンチを予定しているとの発表。
また、韓国で既に1年以上運用されている本作は、多くのインターフェース改善などがユーザーのために行われてきた。設定のカスタマイズ項目なども、韓国版リリース時点より大きく増えているようだ。
それらの改善点は、日本版・台湾版ではリリース時点から搭載済みとなっているらしく、ストレスフリーで快適なゲームプレイが期待できる。
加えて、『リネ2M』の韓国版では、既に新地域やワールドダンジョンの実装などをするアップデートが、かなり早いスパンで幾度も行われている。
日本版・台湾版も同じ順番で追加していくようだが、そのアップデートのスパンは韓国版より早くなると金男俊氏は語る。
既に月に1回の大型アップデートを予定しているらしく、なんと1年後には韓国版と同じビルドにすることを目指しているとのこと。
かなりハイスピードでのコンテンツ追加となることが予想され、少なくともリリースから1年間はコンテンツ追加によって、簡単には遊び尽くせないような作品になりそうだ。
12:30からキャラクターの事前作成が開始
そんな多くの魅力が紹介された『リネ2M』だが、発表会終了後の同日12:30分より公式サイトにて、事前キャラクター作成がスタート。
好きなサーバー・種族・クラス・キャラクター名の予約をすることができるので、本作品に興味を持った方は早めに自分のキャラクター予約を済ませておこう。
友達とやる場合は、一緒にプレイできるようにサーバーも揃えておくことを忘れずに!
(C)NCSOFT Corporation. Certain rights granted to NC Japan K.K. All Rights Reserved.
- Original:https://games.app-liv.jp/archives/484368
- Source:Appliv Games
- Author:Appliv Games
Be the first to comment