核戦争シミュレーション:アメリカ対ロシア〝全面衝突〟の衝撃的結末




先行きが不安な世界情勢の中で、再び注目されつつある核の脅威。仮に、アメリカとロシアが全面衝突して核戦争に発展した場合、世界にはどのような被害が出るのでしょうか?

これについて、米プリンストン大学で核軍備などについての研究をしているアレックス・グレイザー准教授が、数時間の間に起こることをシュミレートした動画が注目されています。




*Category:テクノロジー Technology|*Source:Alex Glaser ,World War III(Wikipedia)

アメリカ対ロシアの核戦争シュミレーション「PLAN A」

シュミレーションは、ロシアと米国の紛争が、通常戦争から全面的な核戦争へとエスカレートする様子を描いたものです。内容や数値は実際の部隊の行動、目標、死亡率の推定値に基づいています。

ロシアの核攻撃とNATOの反撃


シミュレーションは、通常戦争から始まります。米国とNATOの進出を阻止するために、ロシアはカリーニングラード市近くの基地から核警告射撃を実行。これに対し、NATOは戦術核による単独空爆で報復します。

核戦争へのエスカレート


核のしきい値を超えると、ヨーロッパでの戦闘は戦術核戦争にエスカレートします。ロシアは300個の核弾頭を航空機と短距離ミサイルで送り込み、NATOの基地と進軍している軍隊を攻撃。NATOは航空機による約180発の核弾頭で応戦します。

核の応酬


欧州が壊滅したため、NATOは米国の陸上・潜水艦ミサイルからロシアの核戦力に向けて600発の核弾頭による戦略核攻撃を開始。ロシアは兵器システムを失う前に警告を発し、サイロ、道路走行車、潜水艦から発射されるミサイルで応戦します。

大都市への核攻撃


相手の回復を阻害する目的で、ロシアとNATOはそれぞれ相手の人口が多い30都市と経済の中心地を狙い、人口規模に応じて1都市あたり5~10発の弾頭を使用します。

最終的な被害:9,150万人


これは、一連の核兵器交換による死者(3,410万人)、負傷者(5,740万人)を含む直接的な犠牲者の数です。 核降下物による死亡やその他の長期的影響によって、この推定値は大幅に増加するでしょう。

「第3次世界大戦」後の世界はどうなるのか?

ロシアとアメリカの全面衝突が発生し、核戦争にまで発展するとなれば、これが第3次世界大戦と呼べるものとなることは間違いありません。

稀代の天才として名高いアインシュタインは、第3次世界大戦が起これば、人類は石器時代に逆戻りするほど悲惨な結果になると指摘しました。この言葉が真実になるかどうかは分かりませんが、少なくとも人類の歴史に致命的な痕を残すはずです。




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