新型iPhoneのデザインは折りたたみ型か…それとも? 特許から予測される「まったく新しい形状」



将来のiPhoneのデザインというと、真っ先に浮かぶのが折りたたみ型のiPhoneです。しかしAppleの取得した特許では、それとは全く異なるiPhoneの姿が見えてきます。

*Category:テクノロジー Technology *Source:Patently Apple ,concept phones

Appleが「側面Touch Bar」搭載iPhoneの特許を取得


Appleは最近、端末の側面にディスプレイを搭載したiPhoneに関連する特許を取得しました。Appleは、このようなiPhoneに関する特許を2014年頃から8つも取得しています。

Appleの特許要旨は「デバイスの複数の表面にディスプレイを搭載するために、曲げられるフレキシブルディスプレイを含む電子デバイス」というもの。曲げられたフレキシブルディスプレイは、前面ディスプレイとエッジディスプレイを形成するように曲げられるとされています。

Appleが提示した図はこちら。物理ボタンがあった位置に、代わりに細長いディスプレイが搭載されていることが分かります。


このエッジディスプレイは、サムスンなどの端末とは違い、前面ディスプレイと繋がっていないものが想定されているようです。特許ではこのディスプレイについて「仮想ボタン、仮想スイッチ、または情報ディスプレイとして交互に機能してもよい」とされており、13インチMacBook Proに搭載されている「Touch Bar」に似た使い方が想定されていることが分かります。

このディスプレイに表示される仮想ボタンは、透明なボタン部材やレンズ、触覚フィードバックなどにより、ユーザーにフィードバックを与えるものです。

これはあくまで特許の段階であり、画像のiPhoneのデザインも古いものです。しかしAppleがこの研究を続け、8つ目の特許を取得したという事実は、このプロジェクトがまだ活発であることを示唆しています。


Appleは「iPhone 15 Pro」で物理ボタンを廃止し、仮想ボタンを搭載すると噂されています。そのため、長い目で見ればこの技術が将来iPhoneに搭載される可能性は十分ありえそうです。

AppleはiPhoneのデザイン変更には慎重で、iPhone 12以降もあまり大きな変更を加えていません。その点を考えると「折りたたみiPhone」よりも、このような「Touch Bar搭載iPhone」は将来のiPhoneの姿として現実的といえそうです。




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