2009年にデザイナーのピエールパオロ・ラッツァリーニ氏が都市をまるごと収容できる海ガメ型ヨット「Pangeos(パンゲオス)」の構造を考案しました。Pangeosがどのようなコンセプトなのかを解説します。
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「Pangeos」の全貌とは?
かつて地球に存在した超大陸であるパンゲアに由来する浮遊都市「Pangeos」は、長さ550メートル、幅610メートルと巨大です。
そして、その中に複数のホテルやショッピングセンター、公園、マリーナ、空港が内蔵されており、6万人の乗客を楽しませることができます。まるで、海の中を旅する都市です。もし実現すれば、浮体構造物としては世界最大級となります。
また、造船所はサウジアラビアを拠点にすると想定されています。とはいえこれは勝手に決めたことで、サウジアラビアはPangeosを製造するとは一言も言っていません。
Pangeosのイメージは動画で公開されています。
Pangeosは、浮遊するために約3万個のセルに細分化されています。
そして、9基のHTSエンジンを搭載する構想です。これらのエンジンは全てソーラーパネルで発電し16,800馬力の出力が可能です。この馬力があれば、Pangeosを時速9.2キロメートルで動かすことができます。
このPangeosを製造するには80億ドル(約1兆円)の予算と、約8年の歳月が必要とされる予定です。
Pangeosプロジェクトを実現するための第一歩として、メタバースにPangeosを再現するクラウドファンディングが開催されています。このクラウドファンディングでは、メタバース上のPangeosのスペースを購入することができます。
購入したスペースは、仮想空間の中で、専用のアクセスキーを持つプライベートルームとして利用することができるとのこと。メタバースに実現したら、私はここに住みます!
- Original:https://www.appbank.net/2023/01/08/technology/2365767.php
- Source:AppBank
- Author:テクノロジー記事班
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