大麻合法化で〝3兆円市場〟創出、マリファナ解禁で一攫千金を狙うビジネスの最新状況



マリファナ(大麻)は米国一部の州やヨーロッパのいくつかの国では医療用としてだけでなく、娯楽用(嗜好品)としての使用が合法化されています。そして、こうした流れは大きなビジネス・チャンスとなっています。



ゴールドラッシュになぞらえて〝グリーンラッシュ〟という言葉が生まれるなど、一攫千金のビジネスチャンスともみられているマリファナの解禁。一説には3兆円規模の市場になっているとの情報もありもあります。そんな大麻合法化で一攫千金をねらうビジネスの可能性、そして難しさをこの記事でレポートしていきます。

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マリファナ(大麻)合法化のメリット・デメリット

各国の政府は大麻が完全に合法化されれば、莫大な税収を得ることができると考えています。同時にマリファナ(大麻)を合法化して正規のルートで販売できるようにすることで犯罪者の収益源となる〝ブラックマーケット〟を駆逐するのに役立つとも考えられています。

この記事では興味深い現在進行形の事例としてタイにおける状況をみてみることにしましょう。

マリファナ(大麻)を〝解禁〟後のタイの状況


タイは東南アジア諸国の先陣を切って「違法麻薬リスト」からマリファナ(大麻)を削除し、事実上の〝解禁〟を行ないました。しかし、規制にはまだ不明瞭な部分がのこっています。そのため、このブームがいつまで続くのか、心配する人も少なくありません。

この店のオーナーはタイが6月に大麻栽培を合法化し、マリファナ(大麻)規制が緩和した直後開店したのですが状況は流動的だと言います。



あいまいなタイのマリファナ(大麻)規制

タイでは大麻を医療目的に使用することは可能ですが「公共の場での使用(喫煙)」は厳密には合法ではありません

参考:タイが大麻合法化、ただし吸引は禁止 観光客に警告|CNN.co.jp

大麻の将来に賭けている企業経営者は「もっと規制や法律を明確にしてほしいのです。 ある日にはOKでも、その次の日には『もうできない』とお達しがある。それではビジネスはできません」と苦言をていしています。

こうした不確実性は問題であり、政府は5年と10年を見据えた計画にもとづき、法律を制定し周知させる必要があるでしょう。



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