スマホの時代を終わらせるApple「Reality Pro」



まもなく登場すると予測されているAppleのAR/VRヘッドセット「Reality Pro」。久々のAppleの新型デバイスとなるこの製品ですが、AppleはこれをiPhoneに代わる重要なものとして位置づけているようです。

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*Category:テクノロジー Technology *Source:wccftech ,MacRumors ,MacRumors

AppleのAR/VRヘッドセット「Reality Pro」は成功するのか


Appleの「Reality Pro」は、Appleにとって史上最も野心的な製品となるといわれています。「wccftech」が共有した経済紙記者マーク・ガーマン氏のレポートによれば、Apple幹部の一部は、このデバイスがiPhoneに代わるような製品になることを期待しているとのこと。

Apple社内で、新しい複合現実型ヘッドセットの発売を担当する幹部の中には、このカテゴリーが最終的にiPhoneに取って代わり、同社の代表的な製品になると考えている人もいます。

ガーマン氏によれば、Appleは最終的にこのデバイスがiPhoneのように「一日中、どこにでも装着できるようにするという」ビジョンを描いているそうです。しかし同氏はまた、メディア消費やFaceTime以外の多くのタスクにおいて、ARヘッドセットが機能的にiPhoneやiPadを上回ることはないだろうと考えています。

また、問題は価格です。Apple専門の米テックメディア「MacRumors」によれば、このデバイスの価格は3000ドル(約40万円)になるとのこと。いくらAppleのAR/VRヘッドセットが高性能でも、実用性がわからない製品にいきなり40万円を払うことは難しいでしょう。世界的な不景気を考えればなおさらのことです。

ヘッドセットを成功させるには、それで十分なのでしょうか?それは何とも言えません。ARとVRへの推進は、いつかiPhoneの後継機につながると信じているものの、この最初のヘッドセットがAppleがここ数年持っていなかったもの、つまり爆弾になる可能性も十分にあります。


とはいえ、2007年の初代iPhoneも600ドルと、当時の携帯電話の価格としてはかなりの高値でした。しかし、その後のiPhoneが大ヒットしたことを考えれば、AppleのAR/VRヘッドセットが同じように成功する可能性もゼロではありません。

AppleはAR/VR製品の発売を遅らせ続けてきており、価格や情勢などの不安要素もあります。とはいえ少なくとも、Appleが「イノベーション」と呼べるような製品を登場させるのは久々のことであり、その完成度に期待できることは間違いないでしょう。

Appleの初代ヘッドセットは、今後数年はスマートフォンの天下が続くか、それともヘッドセットが取って代わるのか、を決定づける1つの分岐点となりそうです。「wccftech」はこのデバイスについて、Appleの6月の開発者向けイベント「WWDC 2023」の開幕前に発表されると予想しています。




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