次世代「Chat GPT 4」と合体したマイクロソフト「Bing」の画面がリーク、Googleの終わりが見えた…!



OpenAIに多額の投資を行っているマイクロソフトは、チャットAI「ChatGPT 4」を同社の検索エンジン「Bing」に統合すると報じられています。これがどのようなものなるのかについての最新のリークを、米大手テックメディア「The Verge」が共有しています。

*Category:テクノロジー Technology *Source:The Verge ,Owen Yin(Medium)

マイクロソフトのChatGPT搭載「Bing」がリーク


デザイナーの学生オーウェン・イェンさんはTwitterで、「新しいBing」を見たことを報告しました。彼が「The Verge」に語ったところによると、マイクロソフトのEdgeブラウザで「Bing」をホームページとして設定していたところ、新しいUIがロードされたとのこと。「数分後、それは動作しなくなった…自分が見ているものに気づいたとき、あごが外れたよ!」とイェン氏は話しています。

イェンさんは「Medium」のブログ投稿で、この「新しいBing」に関するさらなる詳細を共有しました。これによれば、「Bing」のチャットAIが質問に答えるだけでなく、会話形式で質問できるものだったそうです。


また「Bing」は、出典を引用することもできたとのこと。「ChatGPT」のような言語モデルは、情報のソースを説明できないために信頼性が低いという特徴があったため、これは重要な機能です。


今回、「新しいBing」に遭遇したという人は、イェンさんさんだけではありません。少なくとも他に2人のユーザーが、更新された検索エンジンに一時的にアクセスできたとTwitterで報告しています。

AIで拡張されたBingのスクリーンショットでは、メニューバーの「検索」の隣に、新たに「チャット」オプションが表示されています。それを選択すると、チャットのインターフェイスに移動し、「Welcome to the new Bing:AIを搭載したあなたの回答エンジンです」と表示されます。

その下には、「複雑な質問をする」「より良い答えを得る」「創造的なインスピレーションを得る」という3つの選択肢があります。そして免責事項として、「BingはAIを搭載しているため、驚きや間違いが起こる可能性があります。必ず事実を確認し、フィードバックを共有することで、私たちは学び、改善することができます」とあります。

これらはすべて「ChatGPT」自体のUIに似たものです。また、チャットAIの最適な使い方を提案したり、その回答が信頼できない可能性があるという警告も表示されます。なおこの統合には、「ChatGPT」より高速なOpenAIの「GPT-4」が採用される予定です。

「Medium」に投稿された内容によれば、2021年の情報で更新が止まっているオリジナルの「ChatGPT」とは違い、「Bing」のAIは最新の情報にアクセスすることが可能です。質問をすると、「ChatGPT」がそれを解釈し、リクエストに関連する検索をいくつか行います。そして、その結果をまとめ、要約を作成してくれるとのこと。

また、「Bing」のAIが稀に間違いを言うことも確認されています。


こうしたAIがある程度の頻度で「嘘をでっち上げる」ことはよくあり、専門家は、検索エンジンに組み込むとほぼ確実に誤った情報を提供することになると警告しています。問題は、その情報が危険かどうかです。「The Verge」は、適切な保護措置がないままこれらのシステムが稼動すれば、例えば有害な医療アドバイスや、人種差別や偏った歴史観が提供される可能性があると指摘しています。

潜在的な問題があるにも関わらず、「ChatGPT」の爆発的な人気は、マイクロソフトとGoogleのAI競争は激化しつつあるように見えます。特にOpenAIを味方につけたマイクロソフトの勢いは凄まじく、「Bing」の新バージョンは「今後数週間」で登場するとされています。

Googleの経営陣は「ChatGPT」のリリースに対し、「コード・レッド」を宣言しており、危機感を強めています。Googleの主要ビジネスである検索エンジンのシェアが「Bing」に奪われれば、巨大企業であるGoogleも一気に滅亡の危機へと陥るでしょう。そうならないためにも、Googleは自社の検索エンジンにもAI機能を搭載せざるを得ないのです。




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