【MLB】これが「いつも通り」!! 大谷選手の猛打賞獲得に現地メディアの反応は?

日本時間12日、本拠地ロサンゼルスで行われたエンゼルス対マリナーズの試合。この試合でもエンゼルス所属大谷翔平選手のバッティングは絶好調でした！　大谷選手のこの試合での記録は5打数3安打。猛打賞を記録した大谷選手に対しアメリカメディアは「いつも通り」という評価をしています。チームのエースが「いつも通り」の活躍を見せたこの試合、結果はどうなったのでしょうか？

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そもそも猛打賞とは？

野球に詳しくない方にとっては聞き慣れない言葉、猛打賞。猛打賞とは一体どんなものなのでしょうか？　猛打賞とは、1試合で3安打(ヒット)以上を記録した選手に贈られる個人賞のことです。元来はその選手に対しスポンサーなどから贈呈される賞を指していました。現在では贈呈品等の有無にかかわらず、1試合に3本以上のヒットを打ったという記録そのものを猛打賞と呼ぶこともあります。

ちなみにこれは日本特有の制度であり、メジャーリーグに猛打賞という意味の言葉は存在しません。

エンゼルス対マリナーズの試合

大谷選手が猛打賞を記録したエンゼルス対マリナーズの試合。一体どのような試合だったのでしょうか？　行われたのは日本時間12日。エンゼルスの本拠地ロサンゼルスでの一戦となりました！　エンゼルスは現在ア・リーグ西地区3位。対するマリナーズは同じくア・リーグ西地区4位となっています。

この日はエンゼルスにとってマリナーズとの3連戦最終日。過去2試合の勝敗は1勝1敗と互角ながら、得失点差ではエンゼルスが3点のビハインドとなっています。このことから3連戦最終日となったこの日、エンゼルスにとっては大差での勝利が求められる一戦となったのです！

3回裏の時点で6点のリード！

エンゼルスは序盤から攻勢に出ます！　1回裏、1番ウォード選手がホームランを放ち1点を先制。更にその後、5番のタイス選手が2アウト2塁の状態でタイムリーヒットを放ち1点を加えます。2回裏2アウトの場面で、9番ネト選手がホームランを放ち追加点。エンゼルス3点リードの状態で3回を迎えます。

そして3回裏の先頭打者である、2番・指名打者の大谷選手がこの日初ヒットを放つとそこから打線が繋がり、1アウト1、3塁の状態で5番タイス選手がタイムリーツーベースヒットを放ち2点を追加。更に6番レンフロー選手も同じくタイムリーツーベースヒット放ち1点を加え、エンゼルスの6点リードで3回を終えます。

4回からマリナーズの反撃開始！

6-0で迎えた4回表、ここからマリナーズが反撃に出ます！　1アウト2塁の状態でマリナーズの5番ヘルナンデス選手にツーランホームランを浴び2点を献上。スコアを6-2として迎えた4回裏、ノーアウト1、2塁のチャンスに大谷選手が登場。初球をライト前へ運びこの日2ヒット目を記録します。続いてノーアウト満塁のチャンスに3番トラウト選手。ライトへの犠牲フライで1点を追加しますが、この回はこの1得点だけとなりました。

その後5回にマリナーズ8番フォード選手にホームランを打たれ1失点。続く6回にもマリナーズ7番スアレス選手の犠牲フライを許し、更に1点を失っています。

8回に更に2点を加えゲームセット！

7-4で迎えた7回はどちらも得点なく終了。8回裏、先頭打者の9番ネト選手がこの試合2本目のホームランを放ち1点追加すると、大谷選手は高めの球に反応しまたしてもライト前ヒット！　これが大谷選手にとってこの試合3本目のヒットとなります！　更にその後2アウト3塁の状態で、4番ドゥルーリー選手がタイムリーヒットを放ち1点を追加。9-4で迎えた9回表、エンゼルスはマリナーズに得点を許さずそのままゲームセットとなりました！

これによりマリナーズとの3連戦は2-1でエンゼルスの勝利。更に得失点の面でもエンゼルスに軍配が上がる結果となりました！

大谷選手は「いつも通り」の活躍！

9-4と大量得点での勝利を収めたエンゼルス。大谷選手個人としても、5打数3安打の猛打賞を記録しました！　大谷選手が獲得した猛打賞はこれで今季7度目。この試合での大谷選手についてアメリカメディアは「バッターボックスでは圧倒的な存在感」「いつも通り華々しい活躍」と評価し、この活躍が平常運転であるかのように報じています。

アメリカメディアがこう評価するのには理由があり、この試合で今季7度目の猛打賞獲得以外にも、連続試合安打が今季最長の8を記録。更に今季18度目のマルチ安打を記録したことも要因と考えられます。