500万円稼いだ人も…Twitterがユーザーに〝巨額報酬〟バラ撒き



Twitterは現在、一部の認証ユーザーに対して広告収入の支払いを開始しています。対象となったユーザーの中には、500万円以上も報酬を受け取ったと報告しているユーザーもいます。

*Category:テクノロジー Technology *Source:Twitter, @elonmusk ,TechCrunch

Twitterが認証ユーザーに報酬支払いを開始


ユーザーにシェアされるのは、投稿へのリプライ欄に配信されている広告から得られる広告収入の一部です。このプログラムには、Twitter Blueに登録し、過去3ヶ月間、毎月500万以上のツイート・インプレッションを獲得したユーザーが参加できます。

イーロン・マスクによると、ユーザーへの報酬の第一弾は総額500万ドルで、2月以降からの累積分とのこと。支払いはStripe経由で行われます。

ユーザーがTwitterでシェアしている情報によると、この報酬額は相当なものです。約75万人のフォロワーを持つジャーナリストのブライアン・クラッセンシュタイン氏(@krassenstein)は、Twitterから24,305ドル(約340万円)を受け取ったと投稿しています。

約216万人のフォロワーを持つドージ・コイン開発者のビリー・マーカス氏(@BillyM2k)は37050ドル(約500万円)受け取ったとのこと。

その他にも、約23万人のフォロワーを持つ音楽クリエイターのSK氏(@raptalksk)は、Twitterから2,236ドル(約30万円)、170万人のフォロワーを持つ政治コメンテーターのベニー・ジョンソン氏(@bennyjohnson)は9,546ドル(約130万円)受け取ったと報告しています。

Twitterからの報酬は、ツイートのインプレッションによって決まるようです。7,153ドル(約100万円)を稼いだというアシュリー・セントクレア氏(@stclairashley)の計算によると、2月から7月までのインプレッション数は約8億4,000万。つまり、同氏は100万インプレッションあたり8.52ドル(約1100円)稼いだということになります。

このプログラムを通じて収益を得られるユーザーの種類には制限があります。ツイッターのコンテンツ収益化基準によると、性的なコンテンツは収益化できないとのこと。また、ユーザーが「マルチ商法や一攫千金商法」、暴力、犯罪行為、ギャンブル、薬物、アルコールに関するコンテンツを収益化することも許可しないそうです。

一方で、この収益化方法には課題もあるようです。テックメディア「TechCrunch」は、リプライの欄に広告が表示されることから、インフルエンサーが稼ぐには一般ユーザーに返信を促す必要があると指摘しています。しかし一般的に、このような「リプライが伸びる」投稿は、ツイートの内容が物議を醸していたり、ユーザーが言い争っているときに起きやすいものです。

また、Twitterはユーザーに巨額の報酬を払う一方で、買収で解雇された従業員への退職金5億ドルの未払いで最近訴えられています。その他にも、Twitterはオフィススペースの家賃も支払っていないとも報道されており、今後も認証ユーザーに安定した支払いが行われるかは不明瞭です。


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