
世界的な酒類メーカー「ブラウンフォーマンジャパン株式会社」は5月20日、テネシーウイスキー「Jack Daniel’s 10 Years Old」を2025年8月(予定)より日本で数量限定販売すると発表しました。同製品は1900年代初頭に販売されていた長期熟成ウイスキーを現代に再現したもので、100年以上ぶりの復刻となります。
『Jack Daniel’s 10 Years Old』は、2021年に一度アメリカ限定で復刻されていましたが、今回初めて日本市場に導入されることになりました。同社によると、高級ホテル併設のバーやウイスキー専門店など、選ばれたオーセンティックバーでの提供が予定されており、数量は約1,285本(Batch 04)とされています。
伝統の製法と新たな熟成技術の融合
この特別なテネシーウイスキーは、定番の『ジャックダニエル Old No.7』と同じ原料配合(コーン80%、モルト12%、ライ麦8%)を使用し、蒸溜所が誇るケーヴ・スプリングの天然湧き水で仕込まれています。ジャックダニエル独自の「チャコール・メローイング製法」によって、サトウカエデの木炭で原酒を濾過することで、長期熟成でもスムースな口当たりを実現したとのことです。
熟成過程では、トーストとチャーの2段階処理を施したホワイトオークの新樽を使用。くわえて、バレルハウスの上層階で熟成を進めた後、下層階へと移して追熟させるという工夫が施されています。この手法により、長期熟成ならではの奥行きのある香りと味わいが引き出されたとされています。
アルコール度数は48.5%と高めに設定されており、ボトルデザインは当時のラベルをモチーフにしています。
マスターディスティラーのこだわり
ジャックダニエルのマスターディスティラーであるクリス・フレッチャー氏は「ウイスキー造りにおいて、最も大切なのは、一貫した品質を守り続けること」と述べ、伝統を守りながらも常に進化を続けるジャックダニエルの哲学を語っています。
バーボンやアメリカンウイスキーの専門家によれば、テネシーウイスキーがこれほどの長期熟成を行うことは比較的珍しく、10年以上熟成されたものは特に希少価値が高いとされています。
- 公式情報:ブラウンフォーマン公式サイト
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- Original:https://www.appbank.net/2025/05/21/casual-food/2773337.php
- Source:AppBank
- Author:はねせがわ
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