家計簿アプリ初! 『ワンバンク』でスクショをAIが読み取り、QRコード決済の一括記録も可能に



 AI家計簿アプリ『ワンバンク』は6月11日、同アプリにおいて、家計簿アプリ初となる「AIスクショ読み取り」機能を同日より提供開始すると発表しました。

 この機能は、他アプリやスマートフォン版ウェブサイトの取引履歴一覧のスクリーンショットをアップロードするだけで、複数の支出を一括で自動記録できるものです。同社によると、これまで連携が難しかったQRコード決済などの支払い手段にも対応し、支出記録にかかる時間は従来の家計簿への手書きと比べて約85%削減を実現したとのことです。

QRコード決済の連携課題を解決

 近年のキャッシュレス決済の普及や銀行のDX化により、支払い手段が多様化している一方で、全国的に普及しているQRコード決済など一部決済手段は家計簿アプリへのデータ連携が難しく、手入力の手間が課題となっていました。同社は、このキャッシュレス時代のユーザー課題を解決するため、AI技術を活用した本機能の開発に至ったと説明しています。

 実際に同社が社員10名を対象に実施した調査では、30件分の支出を記録するためにかかる時間は、紙の家計簿への手書きと比べて「AIスクショ読み取り」では約85%の時間削減効果があったとされています。

重複登録を自動判別する高精度AI

 「AIスクショ読み取り」機能では、クレジットカード・QR決済サービスの各アプリやWebサイトにある取引履歴一覧のスクリーンショットを『ワンバンク』にアップロードするだけで、AIが画像内の支出情報を自動で抽出し、複数の支出を一括で記録します。

 さらに、スマートフォン画面をスクロールしながら連続撮影する際に発生しがちな、1枚目の写真の最後と2枚目の写真の最初が重複する問題についても、AIが自動で判別するため、同じ明細を重複登録することなく利用できるとのことです。

無料プランでも月20枚まで利用可能

 無料アカウントでは、すでに提供されている「AIレシート読み取り」とくわえて、今回公開された「AIスクショ読み取り」をそれぞれ月に20枚まで無料で利用できます。月額480円の有料プラン「ワンバンクプラス」では、両機能を合わせて月300枚分まで読み取りが可能となります。




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