Woltが函館で「デリバリーなのに店頭価格」開始! 物価高対策で70店舗以上が参加



 デリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」は7月29日、同サービスにおいて、商品価格を店頭と同じに設定する「デリバリーなのに店頭価格」の取り組みを北海道函館エリアで開始したと発表しました。

 同社によると、一般的にデリバリーサービスの商品価格は店頭価格よりも高く設定されているとのことです。これは店舗がデリバリーサービスに付随するコストを店頭価格に上乗せする慣習があるためとされています。一方、海外ではデリバリー商品価格と店頭価格が同じであることが一般的で、日本特有の商慣習となっているとのことです。

物価高で家計圧迫、必要な層への配慮

 同社は、米や野菜などの生活必需品の価格上昇により家計への圧迫が強まる中、小さい子どもがいる家庭や免許を返納した高齢者など、買い物や外食が困難な消費者が多く存在すると説明しています。このような層がデリバリーを必要としながらも価格面で利用しにくいと感じている状況を受け、今回の取り組みを開始したとのことです。

 開始時点で函館エリア内のWolt加盟店から70店舗以上が参加し、今後も増える予定としています。配達受付時間は午前9時から午前1時まで(店舗により異なる)で、約30分で商品が届くとされています。対象店舗はアプリやウェブサイトで「店頭価格」の表示がされます。

飲食店から小売店まで幅広く対応

 参加店舗には「あげ太郎 昭和店」「ラーニキッチン 港町店」「とんき 五稜郭支店」「ラーメン響 北浜店」「月の雨」などが含まれています。利用者は飲食店の料理だけでなく、小売店の食料品や日用品も店頭と同じ価格で注文できるとのことです。

 ただし、別途配達料とサービス料が加算され、対象店舗であっても特売品など一部商品が対象外の場合があるとしています。




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