『ルナルナ』アプリから電子お薬手帳サービスが利用可能に! 8月19日より



記事画像1: お薬手帳アプリの処方履歴画面

 株式会社エムティーアイは8月19日、ウィメンズヘルスケアサービス『ルナルナ』でお薬手帳機能の提供を開始したと発表しました。以前に別アプリとして提供していた「ルナルナ お薬手帳」の機能を『ルナルナ』アプリへ統合することで、生理日管理をはじめとした日々の体調に加え、服薬情報までまとめて記録・管理できるようになります。

電子お薬手帳の普及を目指す背景

 厚生労働省は、医療・健康データの電子的な利活用を通じて「データヘルス改革」を推進しており、この一環で電子版お薬手帳の導入が進められています。同社が子育て中のユーザーを対象に行ったアンケート調査では、「電子版お薬手帳を利用していない」と回答した人が8割以上にのぼった一方で、スマートフォンでのお薬手帳管理については約7割が利用に前向きな回答をしたとのことです。

 今回の機能統合により、累計2,100万ダウンロードを超える『ルナルナ』のユーザー基盤を活かし、電子版お薬手帳の普及とデータヘルスのさらなる推進に貢献するとしています。

アプリ内でシームレスに利用可能

 新しいお薬手帳機能は、『ルナルナ』アプリ内の「受診タブ」からお薬手帳ボタンをタップするだけでシームレスに利用できます。利用者や利用者の家族に処方された薬を個別に記録・管理でき、薬の記録は調剤明細書のQRコード読み取りや写真撮影によって簡単に行えるため、手入力の手間が省けるということです。

 これにより利用者は、日々の体調記録とあわせて服薬情報も一元的に管理できるようになり、子どもなど家族の薬の記録・管理も可能となります。また、薬局側は『ルナルナ』のユーザー基盤を活用することで、新たな利用者との接点創出が見込めるとのことです。

今後の展開について

 同社は今後、連携薬局を拡充していくとともに、調剤予約や処方せん送信などを通じて利便性向上を図るとしています。薬局や医療機関にとっても、患者の調剤履歴や指導履歴をリアルタイムに把握できるツールとしての活用を目指し、業務の効率化だけでなく対面での服薬指導の質向上にもつなげていく計画です。

 さらに疾患啓発への活用も視野に入れ、『ルナルナ』で記録・管理している健康データをもとにした新たな医療体験の提供を目指すということです。なお、お薬手帳機能の利用にはルナルナIDでのログインが必要で、利用はアプリ版のみとなっています。




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