睡眠の質を科学で改善! 特許技術搭載の『For me buds』が日本初上陸、8月中に販売開始



 株式会社ナカトミは8月21日、革新的な睡眠サポートイヤーバッド『For me buds(フォーミー・バッズ)』を8月中に日本で販売開始すると発表しました。LG社出身の技術者チームが開発した特許取得済みの「dbbeats技術」を搭載し、リアルタイムの生体センシングとバイノーラルビーツ音響でユーザーの睡眠をサポートするとのことです。

 同製品は、CES 2025での実証を経て、完全日本語対応版として本格展開されます。販売は公式オンラインストア「dbbeats.jp」で開始され、秋以降は主要ECサイトでの展開も予定されています。

生体データに合わせて自動調整するAI技術

 『For me buds』は、ユーザーの心拍や脳波をリアルタイムでセンシングし、個人の状態に最適化されたバイノーラル音響を自動生成する仕組みです。装着して専用アプリを起動するだけで、入眠時間の短縮や覚醒回数の減少などの効果が確認されているとされます。

 ワイヤレスイヤホンタイプの設計で、高性能アクティブノイズキャンセリング機能もくわえられており、外部ノイズを遮断して移動中やオフィスでも使用できます。

4つのモードで多彩な用途に対応

 完全日本語対応の専用スマートフォンアプリでは、4つのモードが用意されています。Deep Sleep(深い睡眠)モードではAIが生体データを解析してノンレム睡眠をサポートし、Power Nap(パワーナップ)モードでは10~20分の仮眠でリフレッシュ効果を提供するとのことです。

 とくにMeditation(瞑想)モードでは呼吸リズムに合わせたサウンドを配信し、Focus(集中)モードでは生産性向上をサポートします。

韓国の大学病院で効果を確認

 2025年に韓国・亜洲大学病院で実施された臨床試験では、参加者40名のうち18名に対する中間結果において、主要な睡眠関連指標の改善が確認されました。同社によると、入眠時間は約51%短縮され、総睡眠時間は約16%延長、睡眠効率は約13%改善し、覚醒回数は約24%減少したとされます。これらの効果は統計的に有意な差として示されており、製品の科学的有効性が裏付けられたと発表されています。

 販売セットには『For me buds』本体、専用シリコンイヤーチップ(3サイズ)、専用充電ケース、日本語マニュアルなどが含まれます。価格は未発表です。




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