
株式会社ファーストイノベーションは9月17日、運営メディア「SES Plus」にて実施したアンケート調査「AIサービス利用実態2025」の結果を発表しました。生成AIや音声アシスタント、画像生成AIなど、AIサービスに対する生活者の利用実態や意識の違いが明らかになっています。
同調査は2025年8月下旬にSNSユーザーを対象に実施され、146件の有効回答を得ました。回答者の男女比は女性約57%、男性約40%、その他・無記名約3%で、年代は10代から60代以上まで幅広く参加しています。
利用頻度ランキング1位は「ほぼ毎日使っている」が40%
調査結果によると、「ほぼ毎日使っている」と回答した人が約40%と最も多く、特に30〜40代の女性や30〜50代の男性で利用率が高い傾向が見られました。
具体的な活用例として「文章作成や調べ物に欠かせない」「画像生成を趣味で活用」といった声が挙がっており、仕事や学習、趣味などにAIを取り入れている実態が浮き彫りになっています。
「週に数回使う」が27%で2位、「様子見」層も22%
2位となったのは「週に数回使う」で27%を占め、20〜30代女性や20代男性が中心となっています。学業支援やSNS投稿、プレゼン資料の作成などに使われており、「困ったときの補助ツール」として位置付けられているそうです。
注目すべきは3位の「興味はあるがまだ様子見」が22%存在することです。特に50〜60代女性と20代男性で目立ち、AIに対する「難しそう」「情報漏洩が心配」といった不安の声も見受けられました。一方で「今後は使ってみたい」という前向きな意見も少なくないとのことです。
「月に数回使う」が7%、「まったく使っていない」が4%という結果も出ており、特に50代男性や10代女性には「従来の方法で十分」とする声も多く、AIサービスの必要性に対する価値観の違いが顕著になっています。
世代・性別で異なる利用傾向が明確に
調査結果から、世代と性別によって明確な利用傾向の違いが見えてきました。
20代女性はSNSや学習用途での積極利用と、様子見派の二極化が特徴となっています。30代女性は家庭・仕事・趣味と多用途での活用が進み、日常生活に定着している状況です。
30代男性は週数回〜毎日利用のバランス型で、副業や効率化の一環として利用している傾向があります。50代男性は「毎日活用」派と「まったく使わない」派に明確に分かれる特徴が見られました。
60代以上では、特に女性でAIを日常の相談相手として活用する姿も確認されています。
AI活用の二極化が浮き彫りに
今回のアンケートからは、AIサービスが日常に定着しつつある一方で、導入に対して慎重な姿勢を持つ層も依然として存在することが明らかになりました。
「効率化ツール」として日常生活や仕事に組み込む人々が増える中、「セキュリティへの不安」や「使い方が難しい」という懸念から利用を避ける人もいるそうです。
AIサービスの利用は、単なるテクノロジー導入の可否だけでなく、「生活スタイル」や「価値観」によっても大きく左右される現象であることが浮き彫りになりました。今後、教育・啓発・サポート体制の充実によって、より多くの層にとって身近な存在となることが期待されます。
企業向けAIサービス『Lumina』も展開

同社では、調査で明らかになった社会背景を踏まえ、「御社専属のAI人材を創り出す」という発想から生まれたAIパートナーサービス『Lumina(ルミナ)』を展開しています。
『Lumina』は、企業ごとに最適化されたAI秘書・AI顧問・AIコンサルの3つの機能を軸に、業務を支援する共創パートナーとして設計されているということです。プレスリリース作成やSNS運用、契約書ドラフト作成、補助金申請などをAIが自動化し、生産性を最大90%削減、業務速度は最大20倍向上するという導入効果も実証されているとのことです。
初期費用なし・月額5万円から導入可能で、最短3営業日で実務投入が可能な点も特長となっています。
- AIサービス『Lumina』詳細:https://www.f-innovations.co.jp/
- 「SES Plus」詳細:https://x.com/ses_plus
- 株式会社ファーストイノベーション公式サイト:https://www.f-innovations.co.jp/
- Original:https://www.appbank.net/2025/09/18/iphone-news/2824810.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部
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