動作速度大幅向上！ VTuber用アプリ「nizima LIVE」が新機能追加で大型アップデート

　株式会社Live2Dは9月29日、VTuber向けトラッキングアプリ『nizima LIVE』の最新版「nizima LIVE 2.4」をリリースしたと発表しました。

　今回のアップデートでは、動作速度の大幅向上をはじめ、アートメッシュ編集機能やプラグイン機能の強化、録画機能の追加など、VTuber活動をより快適に行えるよう多数の新機能が追加されています。

動作速度が大幅に向上

　最も注目すべきアップデートは、アプリの内部表示システムを全面的に見直したことによる動作速度の大幅向上です。モデルの読み込み速度が向上し、アプリの起動時間も短縮されています。

　また、CPU使用率とメモリ消費量の削減により、より軽快な操作感を実現しています。fpsの向上により滑らかな表示が可能となり、モデル表示時のマスク品質も改善されました。

　新機能として「アートメッシュ編集機能」が追加されました。この機能により、モデルの一部を非表示にすることができ、衣装アイテムを着せる際にモデルのはみ出る部分を消すなどの使い方が可能です。

　同機能は、nizima LIVEメインウィンドウのアイテム操作から、編集したいモデルを選択してアートメッシュ編集メニューから使用できます。なお、機能使用時にはモデル制作者の許可が必要とされています。

　プラグイン機能では、新たに「トラッキング値ブレンドプラグイン」と「エフェクト連携プラグイン」が追加されました。これらの機能はWindows版のみの対応となっています。

　トラッキング値ブレンドプラグインでは、複数のトラッキングデータを計算し、その結果をモデルパラメータに紐づけることができます。エフェクト連携プラグインでは、トラッキングデータをエフェクトパラメータに連携し、表情変化に合わせてエフェクトの見た目も変化させられます。

　さらに、プラグインおよびスクリプトをnizima LIVE上で直接ダウンロードできるようになり、外部サイトを経由することなくアプリ内から入手・使用が可能になりました。

　新機能として、nizima LIVE上で画面を直接録画できる録画機能が追加されました。入力デバイスを設定して音声と一緒に録画したり、ショートカットキーを設定することも可能です。

　録画機能はWindows版のみの対応で、nizima LIVEメインウィンドウの設定・その他メニューから利用できます。

　このほか、Live2Dアイテムにモデルを挟み込む機能や、光っている部分を強調する新エフェクト「レンズブラー」が追加されています。

　また、言語設定を英語にした際のモデル・アイテム名や詳細文の英語表示対応、プラグインAPI追加、表情・モーションのショートカット機能強化なども実施されています。