
LINEヤフー株式会社は10月1日、「Yahoo!ショッピング」において、生成AIによる商品検索サポート機能に、チャット形式で商品を提案する新機能(β版)の提供を開始したと発表しました。本機能は「Yahoo!ショッピング」アプリ(iOS版)の一部ユーザーが利用でき、今後Android版でもリリース予定とのことです。
対話型検索機能を実装
Yahoo!ショッピングでは、今年7月に生成AIを活用した検索サポート機能を提供開始しており、ユーザーが簡単な質問に答えることでAIが最適な商品を提案する仕組みを実現していました。
今回の新機能では、対話型の検索機能を実装し、より使いやすさを向上させています。ユーザーは商品検索時に、従来のキーワード入力にくわえて、「容量」「機能」「デザイン」「素材」など、どのような商品を探しているかといった条件や商品に関連した内容をチャット形式で会話することで、効率的に商品を絞り込めるようになります。
たとえば「強めの風量のドライヤー」のような条件での商品の絞り込みだけでなく、「髪に優しいドライヤーは?」「静かに使えるほうが嬉しい」などの質問や要望にも対応します。AIが最適な回答を導きだし、店頭で接客を受けているようなやり取りを通じて、該当商品を提示するとのことです。
AIマッチスコアと商品情報を表示

提示された商品を選択すると、ユーザーのニーズとどのくらいマッチしているかを「AIマッチスコア」とともに表示されます。商品の概要やおトクに買い物できる日、レビューの要約、他商品との比較情報も確認できます。
これにより、商品名やカテゴリに詳しくないユーザーでも、日常のニーズやシチュエーションを会話形式で伝えるだけで、希望に合致した商品にたどり着けるようになります。
今回追加された機能
商品検索サポート(β版)に今回追加された主な機能は以下の通りです。
ユーザーの発話内容をもとに、自動的に適切な「絞り込み条件」に変換されます(例:「3人用の炊飯器」→「3合炊き」)。絞り込み条件の意味や違いをAIが説明する機能も搭載されており(例:「観音開きとは」)、条件選びに迷った際は、AIが適切なフィルター候補を提案します。
条件に基づいた商品リストを即座に提示し、検索対象商品数を拡大することで、より多様な選択肢を表示可能になっています。
本機能はβ版のため、予告なく機能提供の停止や、仕様の変更を行う場合があるとのことです。現時点では「Yahoo!ショッピング」のiOS 18.7.0以上の一部ユーザーが対象で、段階的に提供されるため、ご利用の端末によっては表示されない場合があります。なお、本機能はOpenAIのAPIを使用しています。
- Yahoo!ショッピング:https://shopping.yahoo.co.jp/
- LINEヤフー共通利用規約:https://www.lycorp.co.jp/ja/company/terms/
- Original:https://www.appbank.net/2025/10/02/iphone-application/2837177.php
- Source:AppBank
- Author:Appbank編集部
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