『Mobile VOCALOID Editor』サブスクリプション版が提供開始! 新ボイスバンク「asa」搭載で月額660円



Mobile VOCALOID Editorのロゴとアプリ画面、使用イメージ

 ヤマハ株式会社は10月20日、iPhone/iPadでボーカロイド楽曲が制作できる『Mobile VOCALOID Editor』のサブスクリプション版の提供を開始しました。App Storeにて月額660円(税込み)で利用できます。

 『Mobile VOCALOID Editor』は、2015年に発売されたiPhone/iPad用のアプリケーションで、指先で画面をタップして音符と歌詞を入力する制作スタイルが特長です。今回のサブスクリプション版の提供により、これまで以上に手軽に「VOCALOID」を体験できるようになります。

新合成エンジン「VOCALOID:AI」を搭載

新ボイスバンク「asa」のキャラクタービジュアル

 今回のアップデートでは、PC/Mac版VOCALOID6と同様にAI技術を活用した新合成エンジン「VOCALOID:AI」が搭載されました。これにより、より自然で表現力豊かな歌声の合成が可能になっています。

 サブスクリプション版には、儚く透明感のある歌声が特長の新ボイスバンク「asa(あさ)」が標準搭載されています。VOCALOID:AIならではのナチュラルで表現力豊かな歌声を楽しめるということです。

40種類以上のボイスバンクを追加購入可能

 アプリ内のストア画面から「初音ミク」「Megpoid」「音街ウナ」「IA」などの40種類以上のキャラクターの追加ボイスバンクをダウンロード購入できます。従来からのボイスバンクだけでなく、「AI Megpoid」「AI 音街ウナ」などVOCALOID:AI対応のボイスバンクも利用可能となり、選択肢が広がりました。

 追加ボイスバンクの価格は、VY1が1,500円(税込み)、それ以外が3,000円(税込み)からとなっています。ボイスバンクは今後も順次リリース予定です。

いつでもどこでも本格的な歌声制作が可能

Mobile VOCALOID Editorのピアノロール画面でのメロディ・歌詞入力

 『Mobile VOCALOID Editor』は、スマートフォン・タブレット画面上のピアノロールにメロディを入力し、ひらがなやカタカナで歌詞をくわえるだけで、いつでもどこでも本格的なボーカル制作を楽しめます。

 iOS対応の外部MIDI機器との接続による入力にも対応しており、外部機器・アプリとの連携でより自由度の高い楽曲制作が可能です。また、公式サイトでは替え歌やSNS投稿で自由に使えるメロディフレーズが用意されています。

発売記念イベント「ボカロなんでも相談会」を開催

 新バージョンの発売を記念して、「ボカロなんでも相談会」イベントが10月25日(土)、26日(日)にYamaha Sound Crossing Shibuyaで開催されます。

 イベントでは、新バージョンの『Mobile VOCALOID Editor』をはじめ、VOCALOID6、VOCALO CHANGER PLUGINやVX-BetaなどのVOCALOID製品が展示され、開発メンバーが使い方から導入の仕方まで、あらゆる質問に応えるということです。参加費は無料で、開催時間は12時から18時までです。

ボイスバンクプレゼントキャンペーンを実施

 発売日より11月9日(日)まで、サブスクリプション版の提供開始を記念して「お好きなボイスバンク1つプレゼントキャンペーン」が実施されます。作成された楽曲を指定のハッシュタグを付けてSNSに投稿した方が対象となります。

製品仕様

 対応OSはiOS17以上で、対応機器はiPhone/iPadです。付属ボイスバンクは2個(asa/VY1_Lite)で、有償ボイスバンクは40種類以上が用意されています。トラック数は32トラックで、読み込みできるVOCALOIDシーケンスファイルはVSQX、VPR(VOCALOID6)形式となっています。

 なお、サブスクリプション版の提供により、買い切り版の提供は廃止されます。すでに買い切り版を購入したユーザーは追加費用なしでサブスクリプション版の機能を使用でき、購入済みの追加ボイスバンクもそのまま利用できます。




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