1年間で30%以上下落! iPhoneの売り時を調査 古い機種ほど早く売るべき



iPhoneシリーズの平均買取価格推移を示すグラフ

 株式会社ブループリントは11月4日、スマートフォン買取業者のiPhone買取価格の推移を調査した結果を発表しました。調査から、iPhoneは発売直後から継続的に価格が下落し、古い機種ほど価格低下が急速であることが明らかになったとのことです。

調査の概要

 この調査では、複数のスマートフォン買取業者のウェブサイトに掲載されているiPhone15・iPhone14・iPhone13・iPhone12シリーズの買取価格を対象とし、調査機種はiPhone15、iPhone15 Pro、iPhone15 Pro Max、iPhone14、iPhone14 Pro、iPhone14 Pro Max、iPhone13、iPhone13 Pro、iPhone12、iPhone12 Pro、iPhone12 Pro Maxのすべて256GBモデルです。

調査結果:売るなら早ければ早いほどよい

 調査結果によると、iPhoneシリーズの平均買取価格は毎月継続的に下落していることが分かりました。とくに2024年9月から10月にかけての値下がりが顕著で、これはiPhoneシリーズが毎年9月に販売開始されることと関連しているとのことです。

 また2025年4月から5月にかけても大幅な下落がみられましたが、その後の3ヶ月間(5月・6月・7月)は価格が下がりつつも横ばい傾向を示しています。

 この結果から、新シリーズ発売の2ヶ月前~4ヶ月前は価格が下がりづらい傾向にあるものの、総合的には売るなら早ければ早いほどよいということが判明したとのことです。

直前のシリーズは新シリーズ販売時に値上がる傾向

iPhone15とiPhone14の平均買取価格推移を示すグラフ

 2024年9月にiPhone16シリーズの販売が開始された際、直前のシリーズであるiPhone15は2024年9月から11月にかけて買取価格が微増していました。その後は下落傾向に転じています。

 このため直前のシリーズの場合は、新シリーズ発売後の2ヶ月間程度が売り時であることが分かります。

 一方、さらに前の機種であるiPhone14シリーズは、iPhone16シリーズの発売後に買取価格がすぐに値下がってしまいました。しかし2024年12月~2025年1月にかけて価格が上昇しています。この上昇の背景には年末年始商戦の影響で、不要なiPhoneを売りたいというニーズに応えるためかもしれないとのことです。

古いシリーズほど価格下落率が高い

iPhone15, 14, 13, 12シリーズの1年間買取価格下落率を示すグラフ

 買取価格の下落率を比較すると、iPhone15シリーズは2024年9月から2025年9月にかけて下落率が13%だったのに対し、iPhone13シリーズは27%、iPhone12シリーズは1年間で30%以上の買取価格下落が発生していることが分かりました。

 古いシリーズほど価格の下落が大きいため、なるべく早く買取業者に査定依頼をすることが推奨されています。

調査結果の総括

 この調査結果から、スマートフォン(iPhone)を売るなら、古い機種ほど「早ければ早いほうが良い」ということが判明しました。機種によっては買取価格が上がるタイミングも存在しますが、買取価格は市況によって変化するため、一概に「新シリーズ発売時」「年末年始」に必ず値上がりするとは言い切れません。

 またこの調査では複数の買取業者各社の買取価格の平均を集計しています。買取業者ごとに値付けの基準が異なるため、買取業者によっては本調査でみられた傾向とは異なる査定結果になることもあるとのことです。




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