発火リスク低減! リン酸鉄採用モバイルバッテリー『STB-500A』11月25日販売開始



リン酸鉄モバイルバッテリー5000mAhのメインビジュアル。長寿命と安全性をアピール。

 株式会社EPは11月18日、安全性と耐久性に優れたリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したモバイルバッテリー『リン酸鉄モバイルバッテリー 5000mAh STB-500A』を11月25日より販売すると発表しました。

高まるモバイルバッテリーの安全性ニーズ

リン酸鉄モバイルバッテリーでスマートフォンを充電する様子

 スマートフォンやタブレットの普及により、モバイルバッテリーは日常生活に欠かせないアイテムとなっています。一方で、劣化や外部からの衝撃による「発火」や「爆発」はユーザーにとって大きな不安材料となっていました。

 同社は、この危険性を低減するため、電気自動車にも搭載されている高信頼のリン酸鉄リチウムイオン電池に着目。安全性が非常に高く、長寿命かつ高信頼のバッテリーセルを採用することで、日常使いから緊急時の備えまで、真の「安心」を提供する次世代型モバイルバッテリーを開発しました。

圧倒的な安全性を実現

 この製品に採用されたリン酸鉄リチウムイオン電池は、一般的なモバイルバッテリーに使用される三元系リチウムイオン電池と比較して、複数の化学的・構造的な特徴により高い安全性を実現しています。

 熱暴走の抑制として、LiFePO4の正極材は結晶構造が崩壊し始める温度が非常に高く、一般的なリチウムイオン電池と比べて熱的な安定性が非常に優れています。これにより、発火・爆発に至るリスクが大幅に低減されるということです。

 また、酸素不放出の構造として、一般的なリチウムイオン電池の正極材が高温で分解する際に燃焼を加速させる酸素ガスを内部から放出するのに対し、LiFePO4の結晶構造は熱分解時に酸素を放出しません。そのため、セル内部での燃焼や引火が断ち切られ、異常時における延焼や爆発のリスクが最小限に抑えられるとのことです。

 さらに、環境と人体への配慮として、LiFePO4は構成材料に人体や環境への負荷が少ない物質を使用しており、万が一の破損時や廃棄時においても有毒ガスの発生が抑制されるということです。

従来の約2倍! 約1,000回の充放電サイクルに対応

 この製品は約1,000回の充放電サイクルに対応しており、一般的なモバイルバッテリーの充放電サイクルが約300~500回であるのと比較して、約2倍の耐久性を実現しています。これにより、長期間にわたって安心して使用できるということです。

製品仕様

SplineTYO リン酸鉄モバイルバッテリーSTB-500Aの本体とパッケージ

 『リン酸鉄モバイルバッテリー 5000mAh STB-500A』の仕様は以下の通りです。

 サイズは約幅67mm×奥行108.5mm×高さ15mmで、重量は約121g。カラーはBlackとなっています。容量は5000mAhで、付属品としてUSB-TypeA/Cケーブル(30cm)と取扱説明書兼保証書が同梱されています。

リサイクル対応で安心

 株式会社EPは「一般社団法人JBRC」に加盟しており、この製品は回収対象商品として登録されているということです。不要になった際は、全国の協力店・協力自治体にて無料で回収されるということです。全国の家電量販店やリサイクル協力店に設置されている「リサイクルBOX」へお持ち込みいただくことで、環境に配慮した廃棄が可能となっています。

販売情報

 『リン酸鉄モバイルバッテリー 5000mAh STB-500A』は2025年11月25日より販売開始予定です。価格はオープン価格となっています。

©株式会社EP




Be the first to comment

Leave a comment

Your email address will not be published.




CAPTCHA